【遺留捜査 season4】第1話 感想

遺留捜査
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第1話 あの風変わりな刑事が帰ってきた!! 神戸港クルーズ爆破事件!! 海上の密室に100人の人質!? 燃えかすの和紙が語る3分の涙!!

ゲスト:伊東四朗、財前直見、南沢奈央、升毅、野村宏伸、東根作寿英、新納敏正、金剛地武志、堀内正美

脚本:大石哲也
監督:兼崎涼介

今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!
S1からがトップ。糸村さんガチ勢が多いのか、私が訊けた範囲では刑事ドラマ好きが多いからなのか……
S2からも多い感じ。意外にS3~SP、今期からも多いな。結構バランス良く分かれたような気もする。
まあどこから入ろうが糸村さんは糸村さんで変わらないぬるっとした存在感があるので、きっと視聴者も変わらず楽しめるんじゃないか、と思います!
なんだこの無難な締めは……

放送当日の番宣。『グッド!モーニング』『羽鳥慎一モーニングショー』『ワイド!スクランブル』の3つに上川さんが糸村さんルックで生出演。
これに限らないけど、番宣系における『ワイド!スクランブル』の信頼度は異常。一番、番組の雰囲気が落ち着いてるからかな。
今回だと、『グッド!モーニング』は甲本さんとの絆をインタビューしてくれたのは良かったけど上川さんの話をあまり聞かないでなんかゴリ押しで番宣進めちゃうし(私にはそう見えた)、『モーニングショー』は、上川さんの台本の覚え方とかは面白かったけど、いくらなんでも高木美保が朝からキモかったw
『ワイド!スクランブル』はきちんとドラマの宣伝もしつつ、上川さんの愛犬のことも取り上げたりして、ドラマのファン・上川さんのファンどちらも満足できたんではなかろうか。大下容子アナが落ち着いてたのがいいのかな。きちんと「糸村刑事が好きです」って魅力も挙げてくれるような進行が好き。

はい長くなった。今回!


◆冒頭から罪のないパンダが爆弾によって犠牲に。
許されることではないよぉー!

◆ぬるっと神戸港に現れる糸村さん。
で、持ち前(?)の運(長部議員がええかっこしようとしたのにタダ乗りできたから)でチケットの提示なく船に乗れちゃった糸村さんですが、結局糸村さんはちゃんとチケット持ってたんだろうか。

◆村木「京都の科捜研って、現場に出るんですねぇ……」
どう考えても、科捜研が現場に出るのはただひとりの科捜研の女のせいなのですが、それは……
ここと「SRI」の春夏用黒ベストのシーンは、試写会でも笑いが起きてたシーン。私も笑った、やられたw
今回の監督は『科捜研』でもお馴染み兼崎監督なんですけど、兼崎監督は割と昔の橋本監督みたいな変わった演出とかお遊び演出多いよな。これもそのひとつと捉えていいのかなw ガチでコラボされてもそれはそれでちょっとなんかこっちは反応に困るし。

◆佐倉さんと神崎さんの「人生の潤いについての議論」。
不毛だ……

◆木ミス枠では何かと事件に巻き込まれがちな神戸港。京都じゃないのに。可哀想に。

◆船上パーティーで、長部議員本人に話しかけず、秘書の方に話しかける糸村さん。
久しぶりだからか誤解してたんだが、糸村さんも、遺留品が絡まなければ一応「遠慮して人の話に割って入らない」というぐらいのデリカシーはあるんだな、みたいな……

◆あの非常事態の中、ひとりで船内をぬるぬる動ける糸村さん。最初の揺れで迷いなくエンジンルームに向かったり(そうでなければ大事な遺留品を拾えなかったし)、OP後もひとりで船内をうろつきデッキで写真を撮影しまくったり、爆弾を見てもうろたえなかったりなんだり……
刑事だから、を越えたハイパースペックぶり。この謎のハイパースペックぶりとぬるっとした存在感で、「糸村さんが帰ってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と強く思いました。私の中の糸村さん像はなんか間違ってるかもしれないw

◆OP。
今までのシリーズ(遺留品と糸村さんしか映らなかった)のものとは違い、街中にいるレギュラーメンバーが順々に映っていく仕様。
あまり『遺留捜査』っぽくないOPだなぁ、と思ったんだけど、あの走っていく光とか場面が夜なのとか含めて、京都の送り火のイメージなんだろうか。今期は夏だし、糸村さんが所属するのは通称「火消し」チームだし……
って、あんまり関係ないか。じゃあこれ、なしで。

◆捜査一課3係の係長、八重樫さんは野村宏伸。
味方の時の野村宏伸の、「あ、コイツ頼りにならんな」具合は異常。いや、それもきちんと役を演じきってらっしゃるからだとわかってますけども。
そして今回、八重樫さんにはいいところなし。可哀想に。

◆糸村さんの手旗信号シーンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
手旗信号まで体得済みの糸村さん。上川さんご本人も仰ってたが、糸村さんってどうしてこんなことできるんだろうな……
そんな糸村さんもすごいが、スマホありとはいえ、ぶっつけ本番で手旗信号を解読できる神崎さんもなかなか有能なのでは。さすが「火消し」。
と思ったんだけど、その後に不審車両に近づく際にパトランプ点けたまま近づいて逃げられて、ナンバーも控えられてなかったんでプラマイゼロ。せめてパトランプは外そうぜ。

◆高瀬「確かに。捜査に役立つ遺留品とは思えませんねー」
普段はともかく、こと今回に限ってはあの焼け焦げた栞の紙片がなければ、本当の真実には辿り着けていなかったという話。犯人逮捕はできても、動機の解明やら黒幕までには辿り着けなかっただろうなぁ。
それもあって、今回は糸村さんがかなり事件解決そのものに貢献してた印象。久々のシリーズの初回だから、ってことだろうか。

◆これは私の耳の問題も大いに関係しているんだと思うが、桧山室長が何言ってんのか、字幕をつけないと正直良くわからん。他の皆さんが滑舌悪くない感じなのに、なんで桧山室長だけあんなもごもごと話してるんだろう。
かといって、声を張ったりすると普通に聞き取れるので、あれはキャラ作りの一環なのではないかと思うんだが……うーん……

◆神崎「糸村さんは、ちょっと……」
そう言われてドアを見たらちょうどよくバタンと閉まっちゃったので、「じゃあ仕方ないよねー」と言わんばかりにそのまま捜査本部内に居座る糸村さんが好き。
そして平気な顔して捜査会議に口を挟む図太い神経も好き。
これは前にもどこかで言った気がするが、糸村さんって、普段のあの飄々とした雰囲気が素じゃない感じがすごく好き。演技してるって程ではないんだろうけど、やっぱり素ではないんだろうな……みたいな、ちょっと信用ならん感じが好きなんだよな。

◆はんなりドリームランド。すっごい潰れそうな遊園地の名前……(偏見)

◆滝沢「こんなもの調べるなんて、変わった人がいますよねー」
何気ない一言で村木さんのトラウマを呼び起こす綾子ちゃんは鬼。科捜研の女は鬼ばっかかよw
村木「いやいや……ここは京都だぞ。いるわけないぞっ」
しかし現実は非情である。
科捜研セットがどう見ても『科捜研』。その他の小道具等もどう見ても『科捜研』。東映京都……
さっきも書いたけど、コラボ要素っつーかこういうお遊び要素はこういうところだけにしてほしい派です。マジで『科捜研』とコラボ! とかやられたら、たぶんめっちゃ戸惑うと思うw

◆初回現在、「火消し」班員の中で一番目立っている佐倉さん。聞き込みのプロ、大胆なことして証拠を(違法)採取してくるってだけじゃなく、所々でのリアクションがきちんと取れてて、初回だけでどんなキャラかがきちんとわかったからかな。次が曲者の桧山室長、他は神崎さん含めてちょっと厳しい、って感じか。
まあ、まだ初回なので。クールが終わる頃には、皆さんのお名前もきちんと覚えられてる……と思うんだけど。

◆あの桧山室長と顔なじみっぽい議員先生(副幹事長らしい)、また出てくるんだろうか。そんな雰囲気あったよな。

◆試写会で爆笑が起きた、村木さんが糸村さんの画像を発見した時のリアクション。
神崎「もしかして……2人、知り合いだったんですか?」
糸村「いや……知り合いというか、村木さんとは、何故か縁が切れないんですよね」
村木「はぁ……切れるものなら、チョキチョキ切りたいです
縁切りで有名な鉄輪の井戸ですら切れなさそうなこの2人の腐れ縁。京都ですら続く悪夢、村木さんの明日はどっちだ。

◆糸村さんが自転車を漕ぐ姿と、京都の町並みの調和具合。この景色、いいなぁー。今回は2回しかなかったから残念。正直、1話ずっと自転車漕いでていいよ糸村さん。そしたらさすがの糸村さんもへばるどころじゃ済まなさそうだが。
かつては『科捜研』のマリコさんが元気いっぱい自転車を漕いでたわけだし、「京都で自転車を漕ぐドラマ枠」は大事にしないとな、やっぱり。何の話だ。

◆糸村さんに似合うものその2。木々の背景。今回は竹林でしたけど、それにしても糸村さんはこういう緑の景色が似合う。
以前からドラマのイメージビジュアルは緑系(森のイメージ)だし、だからかな。

◆糸村さんって、やっぱり基本的にパーソナルスペース狭すぎるよな。近い! 近い!
よく恒之助さんは露骨に嫌な顔しなかったなw

◆おっ! マリコさんが京都に出張ぅー……
いや、なんか違うなこれはw でも出張としか言いようがないしw

◆ビリヤードの玉からだけでは、爆発物との指紋照合はできるだろうけど、どれが誰の指紋かなんてわかるはずがないと思うが、科捜研からの鑑定結果ではそれもきちんとわかっててさすが京都府警科捜研は半端ねーなと思いました(棒)

◆神崎「よくそこまで調べましたね。ホント物好き……」
この台詞、間違ってはないんだけど、これを言うにはまだ神崎さんと糸村さんの付き合いが浅すぎるというか、台詞のニュアンスと糸村さんとの距離感が「糸村さんのことをある程度知ってる」みたいな台詞で、なんかちょっと違和感あったな。
だって事件現場のひとつであるエンジンルームで見つかった遺留品であることには違いないわけで、クルーズ爆破事件の犯人グループが捕まったとはいえまだ事件の完全解決には至っていない状況下、何が解決の鍵になるかはわからないじゃないか、と。
もうちょっと付き合いが深くなった、2~3話頃に言うならまだわかるんだけどなぁ、みたいな台詞だよな、コレ。
それはともかく、ちゃんと糸村さんからのお土産の短冊を持って走ってくる神崎さんに萌え。かわいい。

◆机に書かれた相関図、あれはおそらく油性ペンだが、油性ペンは水性ペンで溶かすと消えるってその昔、『伊東家の食卓』でやってた。はず。だから案外そこまで厄介じゃない。大丈夫。
それにしても、糸村さん字も綺麗なのかよ。糸村さん、っていうか上川さんが直筆らしい暑中見舞いが読売新聞に折り込まれてた地域もあったらしいし、やっぱ字が綺麗な人はいいなぁ。羨ましい。もっと字は練習しとけばよかったよ。

◆糸村さんのヘッドホンが役に立ってる!
その傍で話す桧山室長と神崎さん。感情的になる神崎さんに「お前らしくない」という桧山室長。
……神崎さんも、オリジン回で父親との確執でもやるのけ?(『捜査一課長』S2の最終回を思い出した顔)

◆糸村さんの超記憶力。あの角度からじゃ写真は見えないんじゃなかろかと思ったが、それはともかくマジで今回は糸村さんがいなかったら、ほぼ詰みだったっていう話。
工学部出身は相変わらず爆弾製造マシーンみたいに言われる。そんな濡れ衣を着せるのはやめてください!

◆実際は違うとはいえ、あの状況下では「不審者が病院に不法侵入した」としか受け取れないわけだが、お医者さんたちが妙に呑気だったなw いいのかよw
で、超身体能力も持つ糸村さんが犯人に追いつけないとなると、ああいう運絡みにするしかないという話。

◆神崎さんを巧みに誘導し、自分は気になる証拠品をしれっと採取していくスタイルの糸村さん。いや、あの行動は間違ってないと思うんだけどさw

◆糸村さんは「京都で自転車を漕ぐドラマ」枠をゲットした!
いやホント、糸村さんがずっと街中で自転車漕いでるだけの回とかないかな。ないか。そうか。

◆最もエグい形で最悪の過去をバラされる長部議員。インガオホーである。

◆個人的に『遺留捜査』の取調室シーンって、season1の突然キレたりするような、ワケわかんないやべー人たちのが大好きだったんですけど、今回の森野さんの机突っ伏しとかはその片鱗がちょっと垣間見えたようで懐かしかった。でも、森野さんには自己中犯人じゃないんでseason1のともまた違うんだけどね。

◆ベッド云々で森野さんの話が嘘だとすぐさま見破る名探偵ぶりを見せつける糸村さん。あそこは「おお、うまいなぁ」と思った。視覚的にわかるようにできてる謎解きは好きだ。ドラマならではで。
桧山「何故、そこまで遺留品にこだわる? これ以上、何が知りたい?」
糸村「遺留品には、持ち主の心が宿っているように思うんです。その人が何を思っていたのか。何を願っていたのか。それを知っているような気がするんです」
たぶん、ここで桧山室長は糸村さんのことを「面白いやつだな」と思ってるんだろうな、と思わせる今回の異動オチである。曲者だなぁw

◆糸村「僕は京都府警の人間じゃありませんよ」
(まだ)。
そして、絶対に3分で終わらない3分間タイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 2年ぶりにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
そこから明かされる真実。恒之助さんが今回の事件の首謀者。実行犯ではないとはいえ、伊東四朗が犯人側というのはめっちゃレアでは。近年では特に。

◆焼け焦げた栞から明かされる、恒之助さんの思い。
早坂さんの疑惑はおそらくあのエグい告発によりマスコミが騒ぎ立て、まあ一応は晴れたんだろうけど、疑惑が晴れることと、のぞみさんの境遇が改善されるか否かはまた別の話な気がする。疑惑が晴れても、あの地域ぐるみっぽいイジメは終わらなさそうだよなぁ……むしろ腫れ物に触るような扱いになりそうな気もする。
あそこでのぞみさんが父や恒之助さんを許し、和解へ踏み出すこともどうなのだろうか。
ってところで、泣いていいのかなんなのか、自分にはちょっと話的にはわからなかった。
が、理屈を飛び越えて涙腺を直接ぶん殴ってくる小田和正の主題歌が、そして(突然の)回想映像が全ての疑問を打ち消してしまう。過去映像+小田和正は卑怯だよ! 卑怯だって!

◆糸村さんの京都府警異動オチ。実際にありえるかどうかはどうでもいい派。「糸村さんはどこにでも来るよ」って思っとけばいい。あなたの地域にも来るかもしれないよ。
桧山室長と高瀬さんは知ってたオチ。これから桧山室長と糸村さんに振り回されそうな「火消し」チーム、頑張ってほしいわホントw

再度言うけど、理屈を飛び越えて涙腺をぶん殴ってくる小田和正の主題歌。そして京都の町並みや雰囲気と予想以上に調和している糸村さん。流浪のドラマだけど、木ミス枠も悪くないなあと思う。
そしてやはり、season4は初回だけ観るとS1と月島時代のミックス感がある。なんだろう、やはり上川さんと仰ってたとおり、神崎さんと組んでるのがseason1っぽくて、今回は正真正銘の「余所者」だったけど、だからこそ逆に何処か尊重された扱いをされてて生き生きと動いてたところが月島時代っぽかったのかな。
あと、割と事件解決に直接関係しちゃってるところはseason1っぽかったと思う。S2~S3の頃って、糸村さんはそこまで事件解決そのものには関係してなかった記憶。間違ってるかもしれないけど。
『遺留捜査』は、2サス発の連ドラとは違う意味で2時間向きというか、事件そのものと遺留品に込められた思いと、2つを描かないといけない二重構造なのが大変だなぁと連ドラ時代はいつも思ってたので、次回からがとても気になります。どうなるんだべか。連ドラ版でも前後編だったS3最終章とかは好きだったし面白かったから、毎回前後編とかでも私は構わんのだけど。

次回!

逃げた放火殺人犯!
鍵は謎の「銀」の裏が「角」の将棋の駒?
ゲストは寺田心くん! 鍵を握ってるのもこの子?

ってな感じで、次回以降も期待! しておりますよ!

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