Last case 殺人カーテン
ゲスト:七瀬なつみ、不破万作、藤田瞳子、稲荷卓央
脚本:真部千晶
監督:杉村六郎
放送当日の『徹子の部屋』。
渡瀬さんの優しいところ、愛情深いところがよくわかるエピソードが満載でした。
それを語るイノッチの顔もまた、穏やかで優しくて、でも悲しみなんかをこらえてる顔でな。
やはり、渡瀬さんの存在は大きかったんだと、何度も何度も改めて思うこの3ヶ月間でした。
#9係
あなたが好きなのは— そらいろ (@akanegarnet) 2017年6月3日
今期最後の『9係』アンケート。投票してくださった皆様、ありがとうございました!
結果云々ではなく、このアンケートは最後にやろうと今期の最初から決めてました。
なんのこっちゃ、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、4つ全てに票が入って良かったです。
イニシャルだったらまた結果が違ったのかもしれないなぁ、とか。
今回、最終回! いってみよう!
◆捜査のためといえど、「(あなたが私を殴らないなら)誰か他の人にやってもらいます」と言える小宮山主任は漢。そんなお願いを聞いてくれる男性、世の中に何人いるんだろうな……
それで実際殴らざるを得なくなってしまい、泣いてしまった村瀬さんは……どんまい。でも、裏を返せばそれだけ小宮山さんに信頼されてるってことだから……
◆場所は変わって矢沢さんの女装姿。
まさかシーズンも12になった最終回に、こんなパワーワードを吐くことになるとは。というか、こんなの、いや失礼、こういうものを拝めることになろうとは。「よし、完璧だ」じゃねーよw
……でも正直に言う。ヒゲさえもっとなんとかすればこういう女性は結構いるだろうし、きっと私より、矢沢さんのこの女装姿の方が可愛いと思う。とりあえず、生足じゃなくてストッキング履こう。矢沢さん、結構足細いのね……
◆そして時間は巻き戻るッ!
そんなこんなで遺体発見現場。8回も刺された上に燃やされかけた遺体。エグい。
スプリンクラー作動の様子が……
◆「たまたま」を唱えたら「たまたま」濡れる村瀬さん。
大変だな。
◆縛られたダンボールを気にかける浅輪さんを気にかける小宮山さん。
小宮山「どうした?」
浅輪 「……ううん!」
この二人は姉弟みたいだよな。かわいい。
◆若い女性にはやっぱりちょっとぶりっ子っぽい喋り方の青ちゃん。
いや、これは青ちゃんなりに「若い女性」に丁寧に対応しているんだろうか。なんかそこらへんがやっぱりJKにモテそうみたいな、そんな偏見(しつこい)。
◆被害者の妻の乃梨子さんのネタを青柳さんからぶん捕ることが出来て満足そうな村瀬さん。本当、何笑ってんだよw
◆青柳・矢沢さんが警察手帳を提示する場面は、だいたいがギャグになってしまっているな。なんでだべな。遊びやすいのかな。
男子禁制の場所に入るには、女装だ! なんてひらめく青ちゃん。やはり天才か……いや、冗談ですよ。
矢沢「……どうします? 別の人が来るのを待ちますか?」
青柳「(両手を合わせて)なりません。女性におなりなさい」
矢沢「それは、どういうことでしょうか……」
そこで自分じゃなく、矢沢さんを女装させる青ちゃんは鬼。いや、わかってる。青ちゃん(吹越さんじゃない)はたぶん、女装は全く似合わないと思うw
◆小宮山さんと村瀬さんの修羅場(違うけど)に遭遇してしまう浅輪さん。しかも大の男である村瀬さんが泣き崩れる場面にも遭遇するオチつき。浅輪さんも浅輪さんで災難だな、このシチュエーション……
浅輪「何やってんのー!」
村瀬「この手で……小宮山くんを……殴った……」
浅輪「どうしたの……?」
村瀬「なぐ……殴った……!」
もはやこれはケンカして後悔して泣いてる小学生と学校の先生である。浅輪さんのしっかり者スキルがどんどん上がっていく……
◆なんで矢沢さん、小宮山主任を発見して車に戻ろうとしたときに自分のおっぱい(ブラパッド)揉んでるの? たぶん、ブラパッドがズレたのそのせいじゃないか? そのせいで走ったからズレたんじゃないか?
青柳「何やってるんだよ? お前」
矢沢「あなたがやらせてるんでしょ!」
このやり取りを見るのは、視聴者は2回目なのに、1回目と同様に笑えるのがすごい。っていうか、1回目の時点で「ああこれ、経緯はどうあれ、青柳さんにやらされてるんだな」ってのがわかる辺りがさすが。さすが『9係』だし、さすが青ちゃん。
◆小宮山さんを心配して張り込みしようとしてくれてる村瀬さん。本当に村瀬さんは報われないな。グラタンまで取られるし。
っていうか、ああいうコンビニグラタンとか牛丼って、1回温めないと美味しくないっていうか食べられないよね。ってことはコンビニで温めてもらってたはずで、それが冷めると本当に美味しくなくなっちゃうよね。
それを翌日、小宮山さんにあげようとしてた村瀬さんは……うんまあ、拒否されても仕方ないね。うん。
◆スマホのロック画面までDV夫にさせられるほどのマインドコントロール。なにそれ怖い……
暴力に対しての感情が麻痺してる、私が悪いという自罰的思考も怖い。
でも「自分への愛情はない」と自覚したことは何より辛かったのか……
典型的なDV被害者の思考じゃないですかー!
◆アイリス様は、演じてらっしゃる七瀬なつみさんの演技力もあって、底の見えづらい、終盤まで本音のわからないキャラで、薄気味悪くてよかったなぁ。褒めてます。
◆今期の早瀬川先生は、あんまり「それを調べるのはそっちの仕事」っていうテンプレ台詞言わなかったね。割と積極的に捜査に対して自分の考えを言ってくれてたというか。
◆小宮山主任のデスクはやはり魔境。なんで村瀬さんに辞書の場所聞いてんだよ、自己管理と整理整頓は自分でやりましょう! せめて職場のデスクぐらいは。
んで、今の時代はスマホの音声検索。
……そうか、音声検索か……私はスマホで検索止まりだな……村瀬さん、ハイテクだな……そうか……
◆あんな酷いDV夫に対して「愛してた頃もあるんでしょ? その男が殺されたことはどうでもいいの?」とか言っちゃう青ちゃんが、なんか青ちゃんっぽくないな。いや、私の中にある青ちゃん像に合わないという話なだけなんですけど。青ちゃんって確かに警察官としてあるまじきことは言うけど、こんな風に人を追い詰めるような台詞を言うかなぁ? と。
でもコート云々で形勢が苦しくなって、「裸になってコート着た……」は青ちゃんじゃないとなぁって思うw
◆矢沢さんが実験さんになっての青ちゃん・矢沢さんの実験タイムを「そんなことより」で流して小宮山主任をひとり呼び出す浅輪さんは鬼。っていうか冷たいw やっぱり「オセロ」だコイツー!
矢沢さんの「うにゃにゃにゃにゃ!」がかわいすぎ問題。
◆つまり今回の事件もまた、鑑識さんが頑張っていればすぐに解決していた可能性が大。
猪狩さん以外の鑑識は概ね無能な『9係』ワールド。猪狩さんはまだまだ引退できそうにもないな……
◆殺したのはビルのオーナー。
でも遺体に火をつけようとしたのはアイリス様、いや、あやめさん。
その苦しみの吐露を受けて頭を下げるのが、小宮山主任でよかったなぁと思う。
小宮山「あなたのような人を出さないためにも、私たちは、全ての事件の犯人検挙に、全力を尽くしていきたい。そう、お約束します」
小宮山主任△
◆浅輪「ところでさ、倫子ちゃん。パリは今、何時?」
倫子ちゃんがパリいってからここまででどれぐらい経過してるのかは知らないけど、未だに恋人がいる(と思ってる)ところとの時差を覚えられない、そういうところだぞ浅輪ぁ!
で、視聴者の予想通り倫子ちゃんが戻ってきましたオチ。
やっと指輪が左手の薬指にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
12年かかった……12年かかったぞ浅輪ぁ!
浅輪「えっ、なんで?」
倫子「『なんで』って……ここが、私の帰る場所だもん」
うわーーーーーよかったねぇーーーーーーーーー
なんかちょっと涙出てきた……
◆神田川警視総監のお呼び出し。サングラスは結局外す青柳さんワロタw
神田川「私は言ったよな? 『私にできることがあれば、なんでも言ってくるように』と。しかしこの3ヶ月……君たちはなんにも言ってこなかった! 上に頼らなくても、問題は自分たちで解決できるか。まあ、それも評価に値するかな。しかしね……ちょっと寂しかったぜ」
要するに神田川警視総監、9係チームのこと大好きだなってことで。「ぜ」にツッコむ青ちゃんと矢沢さんワロタw 陰で閉じるドアに頭ぶつけてた村瀬さんにもw
◆女性2人によるまとめ。
小宮山「これから、何があるかわからないけど……とりあえず、今のところこのメンバーで」
早瀬川「やってくのね」
◆他人のプレゼントの封を勝手に開けて、係長に怒られると周りから言われた後に事件が起きれば「なんだ事件か」って言っちゃうのが青ちゃんですよ。さりげなく、浅輪さんの「『なんだ』ってことないでしょ」に「すいません!」って(若干ふざけつつも)謝ってる辺りが青ちゃん。
◆あの電話は……
いったい、「彼」と浅輪さんはどんな話をしたんだろうな。あの笑みが、もう親が帰ってきたときの子どもだよなぁ。
◆だからなんで提供画面の音楽があれなんだ……バッドエンドみたいだからやめようぜ……テーマ曲で良くない?
事件の本筋は、不満点は特にない(細かいところはある)が、意外性とかも特にないので、「そうだろうな……」という感じでした。するーっと流れるように進行していった。細かい不満点は、青ちゃんが乃梨子さんにかけた言葉とかかな。それぐらい。
対して他の、シーズンやシリーズとしてのケリはきちんとつけたなぁ、という感じだ。これで本当の最終回、でもすとんと納得がいくし、もし続けるのであったとしても、いけるんだろうなと。
残りは、まとめに。
というわけで、3ヶ月間ありがとうございました!