【科捜研の女12】第6話 感想

科捜研の女
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File.6 謎の転落死体! 不可解な落下地点!! 疑惑の花嫁、偽りの家族愛

ゲスト:遠藤久美子、倉貫匡弘、藤田瞳子

脚本:丸茂周
監督:森本浩史

最近特に絶好調な相馬さんこと長田成哉さんのブログ。

内藤さんスキーとしては「ふぉぉぉぉぉ! 内藤さんカッコいいなー!」と言いたいんだが、まず何よりこのネーサンの破壊力。
アレか、空気読めない・ウザい・へこたれないと三重苦の相馬さんにツッコミ続けて、とうとう壊れちゃったか……
とかいう冗談はともかく、楽しそうな現場でこちらも気分は暖かくなります。出演者の皆さんは、どんどん現場のレポ書いてくださっていいのよ。いや、是非書いてください! お願いします。

今週。


宇佐見ぃぃぃぃぃ貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

えっ、ちょっと意味わかんない。
何? どういうこと? 公式で泰乃ちゃん宇佐見さん確定ってこと?
いや前から確定してたけど「もしかしたらほら勘違いかも」的な淡い期待を抱いていた私のようなファンの気持ちを木っ端微塵に打ち砕いた上にぐりぐりと踏みにじる感じのアレですかわかりません。少なくとも、私の心は放送中に「パリン」って音を立ててたよ。
いや、違うんだ。泰乃ちゃんの切ない片思いを応援したいのは、勿論やまやまなんだ。
しかしだな、相手があの行灯デートに他の女2人も呼んだ宇佐見さんだよ? あの時の泰乃ちゃんの顔を見てたら、「やめとけやめとけ! そいつはやめとけ!」って言いたくなるんだよ!
どこかで「宇佐見さんは泰乃ちゃんからの想いには当然気づいてて、でも優しくてハッキリ断れないから、遠回しに諦めさせるようにあの場にマリコさんたちを呼んだんだ」説とか見ちゃって、余計に「やめとけやめとけ! そんなヤツやめとけ!」って勝手に思い込んでいる。
泰乃ちゃんの片思いする様が、もう本当にめっちゃ可愛いからこそ思う。そいつはやめとけ。絶対実らないから。保証してもいい。カシオミニ賭けてもいいぞ!
あわよくば、私の元へおいで! とか。ええまぁ、本音としてはそれですね。最低だ。

※ここまで真面目に読んでくださった方へ。大変申し訳ありませんでした。

その他の小ネタとか。今回は小ネタ回。

◆木島修平26歳、採用されたて☆フレッシュ刑事。
アレですかね、俗にいう「イケボ」的な感じの声と喋り方っていうべきですかね。上手く言えないけど、「カッコつけてる」……というほどには作為的に感じないんだけども、「あ、イマドキのモテる男の人の喋り方だな、周囲にかわいがられるような」って思う感じの。これで言いたいことが伝わってくれたら嬉しい。
典型的なわんこ型部下。元気よく「やる気だけは誰にも負けません! 僕に出来ることがあったらなんでも言ってください!」とか言ってたね。マリコさんにはするっとスルーされてますけど、アンタ着任早々そんなこと言ってたら、間違いなく捜査のためにこき使われる羽目になるで。
そろそろ、「京都府警捜査一課の新人刑事は科捜研の榊さんにこき使われて初めて一人前」とか、そういうジンクスが出来ている頃だと妄想。
それはともかく、「(それって)どういうことですか?」って聞いてくれたり、足使って捜査してくれたり、新人刑事としてやるべきことはやってくれてて好印象。ついでに言うと、マリコさんを「榊さん」って呼ぶのも個人的にポイント高いです。

「もしかしたらドラキュラの……ドラキュラの仕業……!」
いつも通りにバカ言い出した相馬さんに、泰乃ちゃんは思いっきり「何言ってんだコイツ」という視線しか向けてないのに、マリコさんは律儀にツッコんでくれてたね。久々に耳をぎゅってしてた。
その時のマリコさんの表情とか声のトーンが、なんつーかモロに女王様のそれ。その後の相馬さんの「ごめんなさい……」の言い方含めて。女王様とそれに従うやんちゃな大型犬的な。
その様子を指してたわけじゃないんだろけど、新人の木島くんが「あれが科捜研の榊マリコさんですか? いや、すっごい人だって聞いてます!」ってはしゃいでたね。
そういやマリコさん、京都府警の名物研究員なんだっけ。っていうか、いつぞやかの話で他県にまでその名声を轟かせてたからなぁ……

◆(作中時間じゃようやく年越して1月20日前後、ということでまだだけど)バレンタインが権藤さんの悲劇で終わったからって、今更風丘先生からの差し入れがチョコレートって遅いんだよ!
風丘先生が2本の楊枝?で刺したチョコレートを泰乃ちゃんの口に押しこむ様子にきゅんってしたのは私だけでいい。
あと、相馬さんが口の周りをめっちゃ汚してチョコレートを食ってる様は「さすがブレないな」って感じでした。

◆土門さんが権藤さんのことを回想するところがね……もうね……アカン……いい上司を持てて、権藤さんは本当に幸せだ。
これ見てたら、最終回で今度は木島くんが命の危険に→土門さんが「もう二度と部下を傷つけさせるかー!」とか言い出す 的な展開を思いついたんだが、そこまでベタなことはやらない……よな。

◆俺の泰乃ちゃんが宇佐見さんとデート……もとい、捜査というか聞きこみを。
くっそ! くっそ! うわぁぁぁぁぁぁ壁! 壁寄越せ! ぶん殴るから壁寄越せ!

◆ブライダル会社がくれる式の申し込み記念のかんざしをもらい、「きっとお似合いです」と言われて戸惑う榊マリコさん(離婚経験者)。ここはただ単に笑いどころかなって思ってたら、一連の描写が伏線だったとは。
あの時、TwitterのTL(の一部)が「土門さんが買ってあげればいいのに!」で埋められててワロタ。いや、その発想は……おか……しくないな。少なくとも私にとってはおかしくない。別にこのかんざし、売り物じゃないけど。

◆木島くんの携帯電話の着信音が意外すぎた。なんだ、アレ。

◆今回の相馬さん
・某ガリレオさん(ドラマ版)みたいに数式書きまくってた。原作の湯川さんはあんなことしませんから!

・新人の木島くん相手に、思い切り先輩風を吹かせる相馬さん。アンタ、本当にウザいなw
そうか、やっと後輩が入ってきたんだもんな……そりゃあ、はしゃぐよな……
言うなればアレだ、今まで末っ子だったのが下に弟出来たよ! 的な感じだもんな。はしゃぐ理由もなんかわかる。

・黄色いマネキン人形と拳を交わし友好を図ろうとした相馬さん。が、マネキンは反乱を起こす。フラれたワケか。

・木島くんが「科学捜査、すごいです!」って言ってたところににゅっと現れて、我が事のように嬉しそうに「でしょ!?」
君、楽しそうだね。

・平和になった科捜研に、さらっと泰乃ちゃんへの爆弾を落としていくんじゃないよ!
っていうか、泰乃ちゃんから宇佐見さんへの気持ちに今更気づいたの、相馬さん。

◆今回の話とは全く関係なくて申し訳ないんだが、内藤さんとエンクミの並びでずーっと言いたかったことがある。
『人気者で行こう!』、またやろうぜ。ああいう体張った企画はもう無理かもしれんが。「芸能人常識チェック」とか好きだったぜ。
お正月の名物になった「芸能人格付けチェック」は、伊東四朗さんも悪くないんだがやっぱり内藤さん派です。ううー。

一応今回の話のテーマは結婚式なんだから、もうちょっと色気というかなんというか、女性陣(つーても泰乃ちゃんと風丘先生ぐらいか、マリコさんは……うん……)による「結婚っていいよねー!」的な女子トークがあるかと思いきや、特になかった。まぁ、風丘先生、結婚経験者だしな……
風丘先生(夫との死別経験あり)とマリコさん(離婚経験者)が、結婚生活の厳しさを笑い混じりに話して、恋愛に純粋な泰乃ちゃんの結婚願望を意図せず壊すサイドストーリーはまだですか。

事件は。
かぶれの原因が漆ってのはありきたりで察しはついてたから、その理由もなんとなくわかった。弟がダメ男に見えて実は姉思いで、残された側が死んだ人の想いを知って泣く……という、ベタベタなお話でしたな。
タイヤ痕が1回目で発見できてなかったのは百歩譲ってまぁよしとして、防犯カメラは最初っからチェックしてなきゃダメだろ。
何気ない悪意もない「あんたも……早くいい男、見つけろよ」という一言でキレたところまでは理解できるんだが、そこでかんざしで相手の首刺してやる! になる理由は全く理解できない。京子さんの顔が重なって見えた、激情の末の犯行だろって言われても、さすがにアレは退くレベル。いきなりかんざしで首を突き刺すとか、どこの必殺仕事人だよ。普通に突き飛ばす、或いはその後に抵抗されたからかんざしを刺した、ぐらいなら全然理解できるんですが。かんざしを使った理由が、犯行の決め手になる物証が必要だったからという物語を作る上での都合程度にしか見えなかったのが残念。
ただ、菅原というシェフの男も呉服屋の田端さんも、悪意ゼロの京子さんに盗られてあまつさえ自分の仕事場に結婚式の申し込みをしてくるとか、そりゃあもう悔しいだろうなぁ、どうしようもないだろうなぁってのはわかる。だからって脅迫、その末に(衝動的であるとはいえ)殺人なんてダメ、絶対ってのは当然なんですが。
まぁ、犯人の葉山さんは「私だって結婚したかった!(中略)誰もが羨むような……幸せな結婚式を……!」とか泣きながら言う様がもうなんていうかあからさまにメンヘラさんなので、犯人が思い切り情緒不安定なのはそういうことだと納得するしかないかね。
ああ、あと細かいけど、葉山さんがわざわざ欠けた定規を使い続けた理由はなんだべや。もしアレが田端さん辺りにプレゼントされたもの、とかだったら、葉山さんの結婚式への執着的なものが垣間見えてよかったような気がしないでもなく。そこまで振り切った話でもなく、常識的な範囲内で終わっちゃったよな。
それからもっと細かいけど、結局殺された雄二さんは、どうやって式場の場所を突き止めたんだべ。京子さん、教えてないよね? なんか言ってたっけ?
菅原とかいうシェフへの暴行のフォローは最後に一言無理やり入れるぐらいなら別にいらんから、私はそこを知りたかった。だって、それこそが今回の話のオチなワケだし。どうやって式場の場所を知ったのか、そこも工夫すればひとつのドラマになると思うけどなぁ。ダメですかね。
小ネタは冴えてたから嫌いじゃないけど、もうちょっと描写を詰めてくれてたらな、的なのが今回の感想でしょうか。

次回!

東映公式にある、スタッフの無駄な情熱に頭が下がりますん。いつぞやかのコスプレ殺人の時もそうだが、本当に小道具班は無駄に情熱あるよね(褒め言葉)。前フリしてたっていうけど、絶対それ前フリって言わなきゃ誰も気づかないよね。そういう無駄に熱い努力、嫌いじゃないぜ。
しかも劇中で使われる歌の作曲は、なんとこのシリーズの劇伴担当の川井憲次さん書きおろしとのことで、よぉし、その書きおろしの歌含めて、サントラ第二弾発売フラグだな! 了解した! 出せよ! 絶対出せよ!!
そしてなんと、新たな鑑識&警察犬コンビ出動! ハリーは引退したからもう出られないとして、香坂さんじゃダメなのか……と思ったけど、よく考えなくても香坂さんは既にハリーとのコンビで初出演で科学捜査と対立、和解・和解した科捜研とのコンビネーション&ハリーとの深い絆・ハリーの退場劇とかなり深く描かれてたキャラだったな……ううう……
勿論、新たな鑑識&警察犬コンビにも期待! 超期待!

ってなワケで、次週以降も期待してるんだぜ!

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