【女たちの特捜最前線】第5話 感想

女たちの特捜最前線
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第5話 完全犯罪

ゲスト:音無美紀子、芦川よしみ、赤座美代子、深水三章

脚本:山本むつみ
監督:濱龍也

女たちの“特報”最前線(4)宮崎美子、京都・夏の風物詩、貴船の川床は「別世界」

弥生さん役の宮崎美子さんへのインタビュー!
いいなー私も川床行きたいわー。あそこ涼しそうだったし綺麗だったし料理おいしそうだったし。たとえ宮崎美子の希望でロケ行ったんだとしても、夏にぴったりの場所で本当に行きたくなった。あそこで(作中の)トラブルさえ起きなければ、すっごくいい宣伝になったのに。
「この年代特有の話が多い。切実な話とか」って。割とマジで洒落になってないわ。みんないい年だもんなぁ。
この分で行くと、来週最終回はたぶん主役の高島礼子へのインタビューだと思うのだが、今回こんな状況でインタビュー動画やらせてくれるんだろうか。別に本人そのもののスキャンダルじゃないし、真っ先に無関係なことは発表したんだから、ドラマ宣伝ぐらい……と思うんだけど、どこにでもうるさい人はいそうだよね。本当にタイミング悪いよなぁ。

今回!


◆貴船神社行きたい。縁結びはともかく、ロケーションが綺麗すぎる。
川床の料理も美味しそう……やっぱ縁より食べ物だろ。
という、欲望に忠実な京子さんと弥生さん。
それで事件引き当ててくるんだから、運がいいのか悪いのか。いやいや京子さんが言ってたとおり、「縁」ってことなのか。だとしたら縁結びの神様、なんかこの2人の願いを履き違えてないか。
いや、縁に対して特に欲がなさそうな京子さんがお参りに行ったから、神様もイタズラしたのか。だとしたら大体京子さんのせい(おかげ)。

◆最後に美鈴さんが「運悪く」って表現してたとおり、あそこでおせっかいな京子さんが口出さなければあの3人に関わらずに済んだんだよな。そうしたらもう少し事件解決は遅れてたのか。繊維片から割り出せそうではあるけど、3人グルってところまで辿りつくには時間かかったかも。
ってことは、今回京子さんと弥生さんをあそこに居合わせた神様マジGJ。お天道様は大体知ってるってことやね。
しかし、最初は野次馬決め込んでニヤニヤして料理食ってる京子さんは酷いなw 若干ながらも「関わり合いたくないな」オーラ出してる弥生さんのがまだ理解できるレベル。モノが飛び始めたら止める辺り、加減はわかってるっぽいところがまた……何回でも言うけど、京子さん厄介だわー。

◆京子「京都中央署の者です」
嘘は言ってない。そこがまさしく厄介なんだけど。
これ前にも言ったけど、「警察の方(ほう)」だともうみんな信じないのに、「警察の方(かた)」なら大体信じる。警察っていっても色々あるしね。それこそ京子さんたちみたいな裏方さんも当然いらっしゃるわけで。
今回はトラブル仲裁のために肩書使ったわけなので、まあセーフ。

「事件のにおいがしない?」とかいって好奇心だけで事件以前の状態にクビ突っ込む京子さんひっどいわーw 人の話も聞いてないし、すーっと店を覗きこみに行くところとか、酷すぎると思うんだよな。
いざ本人たちに見つかったら「捜索願について、ご説明が不十分だったかなーと、気になりまして……」と取り繕える辺りがまた更に……いやもういいやw

◆京子さんが、いや高島礼子がドラマ内で料理してるシーンとか、結構なレアじゃないすかね。あんまり見ない気がする。バリキャリウーマンみたいなキャラ多いもんな。
あと高島礼子が、ってわけじゃなく、京子さんにはあまり料理上手なイメージはないな。なんか土ワイ版でお菓子(クッキーだっけ?)作ってったら、土ワイ版の刑事課上司には「変な形」とか言われ、ラストで弥生さん・美鈴さんには「オバサンくさい」とかボロクソ言われてた記憶。なんだろ、大輔さんの方が料理は上手そうだよな。

◆どういう経緯で美鈴さんに貴船神社の件がバレたのか。いや、お土産持参ってことは、最初から気まずくて自らバラしちゃった系か。
京子「レイケンあるある」
弥生「いやいや、それを言うなら“霊験あらたか”」
京子さんってバカだったのか。他の弥生さんうんちくはともかく、「霊験あらたか」はさすがに……最初、何言ってんのかわかんなかったわ。

◆弥生さんが神にすがりに来てんのに、実際に神が味方するのは京子さんの方。現実は非情である。
恋愛は「来れどもおそし」だけど、願望は「思いのままならず」だからな……弥生さんのアレは、恋愛っつーよりかは願望だと思うので、まあ、結果は……うん……

◆美鈴さんがキレたのは大体京子さんのせい。京子さんが言い出さなければ弥生さんが変に同調することもなかったし、美鈴さんが売り言葉に買い言葉することもなかったよな、アレ。後に千晶ちゃんに対して「私から謝ることじゃないし」と開き直ってたけど、いやアレは京子さんが謝らなきゃダメなヤツ。
人の結婚願望を笑っちゃダメだよな。結婚したい・したくないは本当、いくら親しくても他人が口挟んでいいことじゃないもんなぁ。

「俺、ご主人に同情するわー。あの3人にギャンギャン言われたら、家出したくもなるよ」
デンスケ課長、初めて京子さんと視聴者の同意を得る。
京子さん、「ウド」も知らない。ええ……(困惑)。「鈴木ですかね?」と言わなかっただけマシなのか。「ウドの大木」とか知らんのかな。
今回の話、京子さんが本当に「ウドの大木」だったらもう少し事件解決は遅れてたか、もしかしたら証拠隠滅が完了してて逃げきれるワンチャンあったかもなので、京子さんはマジでカンと運持ちすぎ。今回はあまりカンの方は働いてなかったけど、運が作用しすぎてたよな。

◆弥生「ああ、嫌だ……私、また事件に関わってしまった!」
いやでも、今までは楽しそうだったじゃん。ケンカするまでは。京子さんたちと一緒だったからよかったってこと? 「赤信号皆で渡れば怖くない」的な。

◆怜香さん出番は少なかったけど、京子さんと弥生さんの異変には気づく辺りが好きだ。あと戒名を京子さんに押し付けてる辺りがブレてなくて好き。
もっと好きなのは千晶ちゃん。仕事もきちんとこなし、京子さんたちの仲を取り持とうと忠告してくれるとか、超いい子じゃんか。
「意地はらないで折れてくださいよ! 大人なんですから。美鈴さんの気分は、京都中央署職員全員の胃袋に関わるんです」って、あくまで仕事上で迷惑してるからというスタンスを崩さないところも好感度高い。一番若いけど、千晶ちゃんが一番大人じゃないか。私のお嫁さんになってほしい。千晶ちゃんは俺の嫁。

◆ナルシー加藤さんの「三婆にもってところの反応で京子さんたちの悪名高さがわかる。怜香さんなんか即座に反応して、京子さん本人の肩叩いて笑ってるじゃん。
佳奈ちゃんひとりだけが咳払いで空気入れ替えてくれるところで、京子さんリスペクトっぷりがわかる。京子さん一番の味方って、実は佳奈ちゃんだよなぁ。チョロインで捜査情報ペラペラ漏らすし(今回はなかったけど)。

◆京子「ああー! 喋りたい話したい! こんなとっておきのネタ、自分ひとりだけの胸に収めておくなんて……うわー、辛いわー」
前から言ってるけど、京子さんって本当に酷いと思ってる。でもそういう酷いところが私は好きなんですけど。パーペキヒロインより、性格に難ありぐらいの方が面白いです。ツッコミやすいし、私が難ありまくりなのもあるな。

◆署長がそのまま読んだのが悪い。事前に下読みしないからダメなんだと思うな。
あと、梅垣広報課長が人格攻撃したのは悪手。だから結婚だの夫婦生活だの、デリケートなところに突っ込んじゃダメだってばっちゃも知ってる。
弥生さんの字、かわいいんだ。歳の割に……とかいうと、京子さんにはエイハラ扱いされんのかな。
弥生さん庇うために的確な援護射撃をする美鈴△

◆弥生「何、何? 元刑事のカン?」
このときの弥生さんの仕草からして、この世界は某「主婦のカン!」さんと繋がってる説。
いやでも実際、頭の傍でピンと人差し指たててカンを示すっていうの、何が発祥なんだろ。『京都地検』の印象強すぎて、それ以前からあったのかどうか……ポスターでも、基本的に鶴丸さんはあのポーズだった印象が強い。

◆京子「よく言えば、パグ。犬よ。ブサカワで人気の……」
よく言って「ブサカワ」。その後、「サンショウウオ」だの「鬼瓦」だの言われて……こんな風にネタにされたら、被害者も本当浮かばれないよなぁ。っていうか、深水三章さんが可哀想になるわ。なんでそんなこと言われなアカンねや。しかも作中での立ち位置、極悪被害者だもんなー。

◆ナルシー加藤さんが暖簾かきわけずに首曲げてぬぅっと入ってくるシーンが何故かツボに入って笑ってた。狙ってるであろうところできちんとツボに入れてくるの、本当にズルい。
千晶ちゃんの真似して腕組みする美鈴さんのところもなんかツボ。食堂の2人、かわいくて好きだなー。千晶ちゃんは本当、予想もしてないところからのクリーンヒットキャラで困る。

◆ナルシー加藤さん(が持ってた雑誌)に学ぶ「部下の心を操る魔法の言葉」。
「いつもありがとう」
「責任は僕が取る」
「よくわかるよ」
あと、ナルシー加藤さん(の思惑通りでもないけど)に学ぶ「理想の上司」像。
・きちんと部下の暴走を諌める(糾弾ではない)
・他愛ないおしゃべりも有益と判断できれば活かす
・人からの評判を適度に気にする
思惑はどうあれ、弥生さんと京子さんの考えをきちんと引き出し、それを捜査に取り入れることには躊躇いないし、繊維片が決め手と気づいたのはナルシー加藤さん本人だし、前回も言ったけどちゃんと有能だよなぁ。
『部下の心を操る魔法の言葉』とかいう胡散臭い雑誌の切り抜きを信じて実行してる辺り、根も素直だし……作中では評価下げられまくってて可哀想になってきた。あの切り抜きの裏側の見出しが『こんな上司はお断り 嫌われるナルシスト上司』なところがもう……

◆京子「口は出すなと言われたけど、手を出すなとは言われてないでしょ!」
京子さん、それを人は“屁理屈”と言うんだよ。何をもって「声かけるぐらい平気」という結論になるのか。ポジティブにも程がないか。

◆弥生さんのうんちくがきちんと事件解決に貢献するところが好きだ。というか、今回は3人の事件解決貢献度が割と平等なところがよかったと思います。話を引っ張ってたのはポジティブ好奇心旺盛おせっかいだった京子さんなんだけど、今回は京子さんが結構ポンコツ(いや、本来ならこれぐらいが普通)だったので。
なんでもいいけど、京子さんは「京都中央署の者ですけど」って名乗る責任の重さと威圧感をもうちょっと自覚した方がいい。外の人から見れば、その看板背負ってたら本人の所属する部署なんて関係ないよな。一番目立つ看板が、そのままその人の名札になるんだから。
重要物証を隠滅しようとしたら、その矢先に前々から関わってきてた『警察』の看板を背負った人たちが来るんだもんなー。今回、京子さんたちに天が味方しすぎ。そこはあの犯人3人に同情するレベルで間が悪すぎ。しかも今回、京子さんたちは真相に近づいてる自覚が殆ど無かったし。

◆生前に旦那がどういう人物だったにせよ、女3人に一斉に掴みかかられるとか地獄絵図以外の何物でもないな。もうマジであの場面、3人がかりで旦那を地獄へ引きずりこんでるようにしか見えなかったもんな。実際は突き落としたんだけど。
「男の体って重いんですね」って台詞が一番ゾッとした。自覚のない悪意が一番怖い。遺体に手を合わせてから落っことす辺りもポイント高い。夏のホラー回。
佳奈ちゃんが犯人3人に共感して泣いてるのはちょっと……

◆怜香さんが、きちんと京子さんたちのお手柄に気づいてる辺りがまた。

◆美鈴さんの「運悪く」が、マジで素直に頷くしかないよな。何回でも言うけど、今回京子さんたちが事件に関わらなければ、たぶん逃亡ワンチャンあったよな。
京子さんは遺体遺棄の動機をロマンチックな方向に解釈してましたけど、あれはいわば“契約”だったんだと思う。3人で共同作業するから、誰ひとりとして自分たちを裏切るなという“契約”。呪いと言ってもいい。やっぱり今回、夏のホラー回だよ。

◆思惑がどうあれ、なかなか買えないぐらいの人気スイーツを対価として差し入れしてくれてるんだから、ナルシー加藤さんも悪い人じゃないどころかいい人だと思うけどなぁ。
思ってても実際にそうであっても、口に出しちゃいけないことはあるんだよねという教訓を体現してくれたところも好感度高いです。
動機がどうあれ、立場的に遺体遺棄庇ったらどうかと思うんで、ナルシー加藤さんの言動はともかく、スタンスは支持する。京子さんたちがギリギリ許されてるのは、捜査に直接関わらない立場だからだよな。

◆主題歌CDプレゼント告知担当はまさかの佳奈ちゃん単独。
そこは……佳奈ちゃん・千晶ちゃん・怜香さんの若手トリオじゃアカンのか。

京子さんが今までより鈍かったのが逆に怖いw いつもならズバズバ指摘しそうなところを、はてなマーク浮かべて笑顔で突っ込んでいくんだもんなー。カンだけじゃなく、運まで味方につける京子さん怖い。今回冒頭で貴船神社にお参り行ってたからかな。マジ霊験あらたか。
このシリーズって、捜査に関係しないところをドタバタやってる方が楽しい。「結果的に事件解決しちゃいました」が出来るのが長所だよなーと。来週で終わりが(失礼にも)意外に悲しい。

次回! 本当、早いもんで最終回です。

殺されるエンクミ。被害者のエンクミって珍しい気がする。
ナルシー加藤さんの彼女疑惑に捜査情報漏えい疑惑、盗聴器に女子会解散。詰め込んだな。
最終回目前にして言うことでもないですけど、俺の嫁は千晶ちゃん、私の婿はナルシー加藤さんです。

スペシャルも短縮2話連結もなしで、最初から全6話予定だったっぽいのが寂しい。五輪だったけど、休止があったわけでもないし。今までで一番話数的に少ない? 悲しいなぁ。

いつもなら最終回一週前には次期ドラマの予告があるもんですけど、さすがに今回は早すぎたし公式発表もないのでなかったな。でもさすがに来週最終回にはあると思うので、発表はそれまでにはあるかな。次が何かは検討つくけど。

ってなわけで! 次回最終回にも期待! しておりますよっ。

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