第4話 京都ミステリースポット連続殺人! 落ちても死なない断崖絶壁
ゲスト:石野真子、桜田通、瀬奈じゅん
脚本:深沢正樹
監督:伊藤寿浩
女たちの“特報”最前線(3)高島礼子の「Sな感じ」に刺激を受ける後輩女優
今回は怜香さん役の杉浦琴乃さんと、千晶ちゃん役の泉川実穂さんのインタビュー! 2人同時かぁ……最終回も近いのかな。
前半は泉川さん。こうして普通に喋ってると、確かに高校生だわ……
ポロッとネタバレしてたり、茶目っ気あってかわいいな。
テレ朝夏祭りで売上上位になるほどには人気らしい『オバ3の愛情大盛りカレー』。すごいな。
そこで「食べに来てくださいね!」という宣伝ではなく、「食べに行きたいです」なところが高校生っぽくてかわいいわ。いいなぁ。
後半は杉浦さん。
禁断の百合園への扉開いとるがな。先輩へのお世辞にしても、「Sな感じ」とか「怒られたい」とか出てこないよw
でもその気持ち、非常によくわかる。高島礼子に低く声を落として耳元で静かになじられたい願望はある。私、杉浦さんとお友達になれるわ!
……そんなことでこんなこと言われても、ご本人は全く嬉しくないどころか困るだろうし嫌だろうな。わかってます。
今回!
◆冒頭崖。
ナルシー加藤さんが膝付く前に、膝の下にハンカチ敷いてるところが好きなんだけど、あれだと足首の方とかは結局汚れそうだ。あのキャラなら、スーツ用ブラシとかも普通に持ってそうだけどな。
◆そんな連続転落死をネタにしながらメイクアップするオバサマ方。被害者も浮かばれないよなぁ、こんな形でネタにされたら。
美鈴さんの大盛り創作怪談話にビビる弥生さん、白けてる京子さん。京子さんって、結構根本的なところが酷いと思ってるw 前も言ったな、これ。
京子さんが前髪以外は、あんな濃いメイクでも割ときちんと消化できてるところで、「ああ、やっぱりこの人は美人なんだなぁ」と思う。髪型って、人の印象の7割ぐらいを決定づけるとかどこかで見たことあるぞ。
弥生さんのあのチークは、ネタとしてもさすがに扱い可哀想だわ。美鈴さんのツッコミはシュシュじゃなく、チークに入れてほしかった。どんなズボラやメイク初心者でもやらんだろ、あの塗り方は。
◆20年前の飛び降り自殺で、両親が崖下に背を向けて落ちていったのがなんか新鮮。飛び降り自殺はやっぱり怖いものだから、背を向けてやることが多いって前に別のドラマで言ってた。
◆「美しすぎるライフスタイルスーパーアドバイザー」……早口言葉かな? 噛まずに言えるかな?
今回のその早口言葉な自称の肩書持ちさんこと篠塚さんと、レギュラーのナルシー加藤さん。発言の方向性は似てるけど、素が違うとこうも印象変わるのか。いや前々から言ってるけど、ナルシー加藤さんはいい人だと思ってる。
◆篠塚さんへの態度でわかる、トラブル対処のレベル。
弥生さんはぼそっと皮肉を言うに留める。レベル1。
美鈴さんは露骨に関わるのを嫌がり、陰口も言うけどハッキリ言う時も言う。レベル2。
京子さんは建前も皮肉もお世辞も使い分け、ビシっと言う時は言う。レベル3。
総務ってクレーマー対処とかもやるんだろか。そうだとしたら、大変だなぁ。
◆千晶「ああいうオバサン的には、若い子みんな“ゆとり”ですから」
とか言いつつ、美鈴さんの「ゆとりー! お茶ー!」にも素直に応えてる辺り、千晶ちゃんいい子だな。単に「今は暇だし、言うこと聞いておいた方が面倒じゃないし」とかかもしれんが。
でも美鈴さんとの仲、別に悪くないよな。それに京子さんの「ゆとりちゃん」にも素直に応じる辺り、この子も結構コミュ力高い。
◆ちゃっかりイケメン王子の横をポジショニングできる美鈴さんの押しの強さに憧れる。美人すぎる、じゃない、無礼すぎる篠塚さんにキレてくれる辺り、ただのいい人だー!
◆ナルシー加藤さんの「(スタイルがいい男って)私みたいな感じかなぁ……」とかに目を見開く京子さん。
「何言ってやがんだお前」とでも言いたげだが、ナルシー加藤さんって別に見た目は悪くないよね? だっていっけいだよ? 問題は言動のナルシー加減なんだろ?
あと、何かと勘のいい京子さんを見張っていれば、何かしらの手がかりは得られると学習し始めているナルシー加藤さん。その期待に応えるかのごとく、いつも通り目ざとい京子さん。食堂に来た登志子さんと亮平くんの様子のおかしさに勘付いたりする辺りは、そこらの有名な名探偵顔負け。どんだけいつも人を見てるんだ。友達になると怖いだろうなぁw
◆思惑とか言動がどうであれ、あんな高そうなスイーツを奢ってくれるんだもんな。ナルシー加藤さん、いい人すぎない?
京子さんと弥生さん、ナルシー加藤さんの好意踏みにじり過ぎじゃない? 曲がりなりにも奢ってもらってるんだぞw というか、なんだかんだで途中離席しちゃって、ナルシー加藤さんがお金出さざるを得なくなってるというか。
◆さっとマカロンをがめて、ナルシー加藤さんから逃げた後に食ってる弥生さんに笑う。
そして弥生さんから没収した手鏡で自分はサッと身だしなみ整えてる辺り、京子さんはやっぱり酷いw でもそういうところが好きだ。これは本気。
◆疑うことが仕事である刑事さんたちより厄介なオバサンたちの詮索好き。
っていうか、ちょっとビックリしたんだけど京子さんってさらっと大事な資料とかガメすぎじゃないか? ナルシー加藤さんに渡された似顔絵をそのまましれーっと自分のポケットに入れてたのかよ。確かに立ち去る時、よく見たら紙持ったままだったけど。
◆作中、何度も都合で崖から落とされる被害者。
刑事さんたちが内容的に大事な捜査状況報告をしてるのに、画面的に目立ってるのは話の外野の京子さん、っていうのが面白いよなぁって思ってます。ちょこちょこ話の中に入っていくのも面白い。
◆京子さんの挙動不審さに気づいたり、京子さんの話を捜査に取り入れることを躊躇わなかったり、20年前の話は捜査に関係してるとアタリをつけたり、ナルシー加藤さん普通に有能。いい人の上に有能なのに、あんな扱いは可哀想だ。すべては人望がないせい。では、何故人望がないのか。
たぶんナルシー言動がなければもっと人望があって、人望があればコロコロ捜査方針を変えることも許容されそう。
人間って、何事も物事の言い方ひとつなんですね。勉強になります。
◆コレ言っちゃアカンのかもしれんけど、あの女子会がちゃんとイベント完遂してるの初めて見た。いつも事件が起こって中止か中断だもんなぁ。
ドラマ作中で堂々とテレ朝夏祭りのメニューのステマ。いやいやここまでいけばダイマだよな。いいなー、こういう売り出し方。夏ドラはこういうところがお得だな。
◆上司たちの中で一番ダメなのはデンスケ課長だよな、と思ってるんだけど、相手がお客という立場なら子どもたちにも媚びる姿勢を崩さない辺りは好きだ。そこでちょっとだけ好感度上がった。ちょっとだけ、だけど。
デンスケ課長、毎回出る割にはひとりだけ好感度上がるイベントもポイントも少ないよなー。そこは可哀想だと思う。たぶんもう半分は終わってるはずの作中で、唯一個人的好感度がマイナスに近いのがデンスケ課長だ。
梅垣広報課長は、出番の少なさで救われてるのかな。あと弥生さんの方が厄介だと私は思ってるのでw
梅垣広報課長の出番が少ないのは、もちろん演じてらっしゃる方がお忙しいとか色々事情はあろうけど、一番デカいのは話に必要とされてないことだと思うな。
弥生さんって、実はひとりだけ自分に対応する部下がいないので、必然的にあまり職場(職務ではない)を描かれないんだよな。京子さんといつも一緒なので出番は多いんだけど、広報課でどんな立ち位置なのか、とかは作中ではほぼ描写がない。描写がないので出しようがない。だから梅垣広報課長の出番は更に少なくなる、と。スパイラル。
◆あーつまり、美鈴さんはナルシー加藤さんに(刑事としての)四十八手教えちゃった感じか。付き合ってたかは知らん。京子さんと弥生さんが「触れたくない、触れちゃダメなヤバいヤツ」みたいな態度を隠そうともしないのが酷すぎるw
いやあの、「刑事としての四十八手」は土ワイ版のネタですからね。美鈴さん本人が言ってましたからね(相手は違ったけど)。さすがに夜8時だと「四十八手」とかはアウトなのかな。基準は知らん。
◆子どもたちだって大人たちに期待されてるように大人しくあのイベントに興じているのに、大輔さんすげーな。あそこで自分の妻のアダ名を連呼できるって並大抵の神経じゃないわ。あの太い神経があるなら、デパート外回りの営業でもちゃんと成績上げられそうだけどな。
無駄に着ぐるみを脱がせる手際の良い大輔さん。……京子さんがコスプレでもするんですか? よいではないかごっことかすんの?
◆陰から覗き見る京子さんの立ち姿がひとりカッコよすぎてむしろ笑う。
あの立ち方、50超えてる人の立ち方じゃないよなぁ。レースクイーン……
◆篠塚さんへの煽り方からしてイカしてるわ、ナルシー加藤さん。肩書を省かず噛まないところがむしろイラつくw いい意味で。ズルいわー。ナルシー加藤さんズルいわー。
犯人の逆ギレクズっぷりへの「こんな人間には何を言っても無駄です。ご退場願おう」とか、素で惚れるレベル。作中で過小評価され過ぎじゃないか、ナルシー加藤さん。
◆本日の『今日の一言』は『今を生きる』。
◆一応、ナルシー加藤さんは京子さんが既婚者なのは認識してんだな。
ますます謎だ。なんで京子さんに執拗に絡んでるんだ。京子さんがどうこうっていうか、普通既婚者に、あんな態度で絡まないでしょ。
アレか。事件解決のためには京子さんを泳がせておけば話が早いともう理解しちゃってる感じか。京子さんは呆れたように「惚れた? 言ったか、そんなこと……」とか言いつつアメを噛み砕いてましたけど、ごめん、私はナルシー加藤さんに惚れました。
事件解決は刑事課の皆さん、アフターケアは主役のオバサンたち、というのがすごく好きだ。今までの中では、今回が一番好きです。
今回、ナルシー加藤さんたち刑事課が京子さんたちより早く真相に辿り着いてたのはきちんと刑事としての立場を使ってたから、というのは上手い着地点だなーと思いました。京子さんたちは(現段階では)鑑識方向にツテがないので、今回の真相には辿りつけないもんな。佳奈ちゃんみたいなチョロインばっかりだと「大丈夫かここ」ってなるし。
いやでも、本当に今回は冗談抜きでナルシー加藤さんに惚れる回だった。アレはズルい。演じてるのがいっけいっていうのも含めて、美味しすぎるキャラだよなぁ。
これは今回だけじゃないけど、話が女子会関係者に帰結するのは、オバサンたちが興味を持って捜査に積極的にクビ突っ込む動機として描きやすい、受け入れやすいのが大きいのかな。京子さんたちは事件に関わってはいても、職務としてその事件に向き合っているわけではないので、積極的にクビ突っ込むからには好奇心以上の動機がある方が受け入れやすい。
で、その動機は「何かのため」の方が描きやすく、「何か」は半径10メートル以内だともっと描きやすい。だって極端な話、猟奇殺人に興味持つ京子さんたちとか観たくないもん、少なくとも私は。
イベントごとを開催する警察の女子会、というのも、話の取っ掛かりとしては使いやすいんだろうなぁ。
次回!
あの3人も喧嘩とかするのか。
老舗呉服店を舞台に3人のオバサンたちが罪のなすりつけ合い、って、なんかミステリパズル的な感じはあるな。「証言を突き合わせていくと誰が嘘をついてるかわかる」みたいな。
個人的に一番興味を惹かれたのは、序盤しか出てきそうにない貴船の川床。もあるんだけど、実は初めて外部の女子会関係者が事件に関わってこないっぽいところ。
ってな感じで! 次回以降も期待! しておりますよっ。