File.13 耳撃者
ゲスト:永島敏行、根本りつ子、野村佑香、岩永洋昭、ヨシダ朝、竹内都子、長村航希、大野瑞生
脚本:吉本昌弘
監督:匂坂力祥
み……『耳撃者』。
いや実際、このサブタイはなんと読めばいいんだ。『耳撃者(じげきしゃ)』?
そんなこんなで、今回は土門さん回!
……だったかしらん? どっちかっていうと、なんというか……
何はともかく、今回の感想へ!
◆被害者・大文字先生が大の字。……いやみんな思ったよね?
マリコさんが小説家(の名前だけだけど)を知っている。進歩(と書いてアップデートと読む)したのかな。
亜美「これって、『菊の埋葬』かもしれません。『大京都朱雀堂』の3作目に登場する、裏切者への儀式です」
日本語でおk。もっと詳しい状況説明あるかと思ったらねーし。何、小説買って読めってか?
◆知らなかった人と知ってた人。
亜美「『薫』って誰です?」
相馬「土門さんの下の名前だよ」
亜美ちゃん、土門さんの下の名前知らなかったのか!
逆に相馬さんは知ってたのか!
まあ確かに、土門さんは『薫』って顔じゃ(メモはここで途切れている)
◆今回はちょこちょこ昔の音楽使ってたのがよかったです。
◆亜美「ファンなら涎モノですよー」
よ……垂涎モノ。
◆風丘「それでは、大文字先生。開いてみましょうね」
大文字に?(違)
◆宇佐見さんの「蛍光X線分析」の時のアレって、もしかして犯罪係数測るアレ?(違います)
ジャキッ! って構えててカッコよかったね。ああいうのいいな。ほしいな。何に使うのかって言われたら困るけど。
◆亜美ちゃんが「ALSによる付着物分析」の時に、最新作のラスト読んでる……! 日野所長にもツッコまれてたよね。慌てて目を逸らしてぶんむくれる亜美ちゃん可愛いです。ラストにショック受けてる辺りも。
っていうか亜美ちゃん、小説読むんだ……と、すげぇ失礼なことを。いやごめん、なんかPCの部品に囲まれてたらそれで幸せなタイプかと勘違いしてた。そうですよね、年頃の乙女ですものね。流行りものぐらい、知ってますよね。
◆『大京都朱雀堂』って13巻もあるのか! すげーな。
そしてそのファンいすぎ。亜美ちゃんでしょ、風丘先生でしょ、そして藤倉刑事部長まで。
ラスト知りたいって、アンタそれ職権乱用……
マリコさんがラストを教えようとしたら「言うな! やっぱり、言わんでいい」と耳をふさぐ。
そりゃあ日野所長も呆然と「ファンなんだ……」って呟く。今までの言動から全く想像できない一面……と思ったが、そういえばこの人、前に木島っちに謎の看板ぶらさげて府警内引き回しの刑とかやってたな(参考:第13シリーズ5話)。
謎のおちゃめでミーハーな面が明らかになった藤倉刑事部長。佐久間刑事部長の霊(死んでません)でも乗り移ってんのか? コロコロでも持つ?
◆日野所長が! 現場での音のサンプル作りに! 臨場してる!
ひとりだけ黒のニット帽着用。ああ、確かに頭髪が……いやコレ以上は禁則事項です。
亜美ちゃんとマリコさんが様々なものに乗せられて引きずられてる画が、この上なくシュールでした。あと宇佐見さんのサムズアップも見られたし。貴重。
◆遺体遺棄に使われたのは人力車。
相馬「まさかの人力車。ノリでやっといてよかった」
ノリだったのかよ! マリコさんに叩かれてますけど、相馬さん。
◆いくら好きな作家でも、ドキュメンタリー番組まで録画するって相当ですよ風丘先生。しかもそれを残しておくってのも相当ですよ。コアなファンの間で囁かれてる噂まで知ってるし。
これがなかったら今回の事件は解決しなかったし、っていうか今回の差し入れはお菓子っていうよりこのビデオだったな。
で、あの小説の挿絵? キャラの画? 描いてるのは誰だったんだべかな。スタッフさんの努力に完敗。
◆あんまり関係ないけど、自分自身をモデルにしたミステリ小説で主人公を「美人探偵」とかしちゃってヒットを生み出す大文字先生パねぇっす。
◆夜8時のドラマに男のシャワーシーンとか需要皆無ですから! ないから!
どうせならマーちゃんのシャワーシーン(メモはここで途切れている)
◆拙者菊丸、大文字先生の熱狂的なファンでござるwwwwwデュフフコポォwwwオウフドプフォwwwフォカヌポウwww
……『科捜研』スタッフはオタクに何か恨みでもあんの?
菊丸「最新作が出版されないかもとネットで知り、その原稿を守らねば! と思ったのでーす」
蒲原「忍び込んで、智美さんを殺したのもお前じゃないのか」
菊丸「んぶるぶるぶるぶる! 殺したのはアイツなり。(中略)んぶるぶるぶるぶる! 葵もどきではないと思われ……水道局のコスプレ」
今日日、こんなキモヲタは池袋の乙女ロード行っても出会えねーわ! やばいぞ、コイツは天然記念物として保護すべき。
◆マリコ「正面から向き合えないなんてらしくない! 土門さんらしくしてよ!」
おおう、胸熱な台詞。これがもっと有効活用できる状況だったらね。
◆土門さんと片岡さんの会話に、ちょうどいいタイミングまで割り込まなかったマリコさんが空気読めてる。
◆盗聴したデータから犯行シーンを再現、というか想像させるところの恐怖感は異常。カット割りとか合成とか駆使してて、演出の勝利だ、これは。
殺人の瞬間の生々しい音聞いたら、さすがのマリコさんも驚くのか。亜美ちゃんが耳塞いでるのが最年少っぽくてよかったです。
◆「タイプ音データベース作成」の時、何時間かかったのかなコレ。あのマリコさんが疲れてるしお茶飲んでるし、相馬さんなんか日野所長に緑のタオルで目のマッサージしてもらってたぞ。日野所長、「ぐりぐりぐり」っておちゃめか!
そしてデータベースができあがった後のマリコさんと相馬さんの声がめっちゃ疲れてるところから見るに、もうマリコさん若くないっていう(コレ以上は禁則事項です)。まあ、この前の年末スペシャルからするに、40歳半ばは確実に過ぎてるしなー
あれ、こんな時間に誰か来t
◆復元されたラストがモニターに再現されていく中、ひとり身を乗り出す亜美ちゃんが可愛いです。そうだよね、ファンだから本当のラスト知りたいよね。
◆まーたファンデーションかっ
今期の『科捜研』、ファンデーションが証拠になること多くね? っていうか、そんなものがあるなら別にわざわざ小説再現する必要なかったんじゃ……いや、なんでもない。
◆取調室での土門さんがまさしくこれだったので、AA貼っておきますね(なんか前にもこんなことあった)。
∧_∧
(`・ω・´) バチーン!!
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今期の『科捜研』におけるクレイジーメンヘラ犯人のノルマ達成。小説のラストが気に食わないし自分が捨てられるのが嫌だから殺した、っていうのは十分クレイジーメンヘラです。
刑事ドラマでは、こういう動機を1クールに1回はやっておかないといけないルールでもあるんですか?
◆刑事部長室に呼び出される日野所長とマリコさん。
というか、わざわざ呼び出してまで『大京都朱雀堂』のラストを読みたかったらしい藤倉刑事部長。おちゃめか! っつーかそれ、職権乱用……
マリコさんがまるで藤倉刑事部長の言動を読んでいたかのようにサッと真のラストが書かれた紙を取り出したのに噴いた。おちゃめか!
そりゃあ一連のやり取り見てた日野所長も呆れて、「もう戻っていいですか?」って呟く。
これに付き合ってあげられるマリコさんって、やっぱり神経図太いというかなんというか。
◆そしてラストは走れメロス。あんなベタなシチュエーション見せられて、どう反応しろってんだ。
マリコさんは「男の人って、よくわからない」そうですけど、そこはなんというか全国の男性のために「土門さんって、よくわからない」に訂正しておいてあげてほしいな、と思ったりしたのでした。
土門さん回だと思った? 残念! 亜美ちゃんと藤倉刑事部長萌えの回でした!
事件? オマケです! 土門さんの過去も事件とは関係してなくて、オマケだったしな。
まあツッコミどころは多くて助かった。それぐらい。
次回! センテンススプリング!(違)
ということで「最終『章』」です。全15話か……正月スペシャルがあった時点で嫌な予感はしてた。
vs最凶のゲス男! 京都府警の大失態! マリコさんは勝てるか!?
ってなわけで、最終『章』は櫻井脚本・森本監督の黄金コンビだ! 期待大!
そんなこんなで、最終章も期待! してるんだぜ!