【科捜研の女15】第10話 感想

科捜研の女
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File.10 悪の枝

ゲスト:田村亮、鈴木裕樹、大塚千弘、内野謙太、高間智子、花戸祐介

脚本:岩下悠子
監督:田崎竜太

今回は真面目話。そして(現時点で)サブタイカッコいい度ナンバーワン話。
笑いどころも少なかったなぁ。


◆マリコさん、正義感持って暴力行為に立ち向かうのはいいんだけど、マリコさんは某鉄道捜査官と違って非力だからなぁ……あそこで亜美ちゃんの機転(「京都府警です! あなたの行為は、暴行罪ですよ!」)がなかったら、逆上した後藤に殺されてたかもよ。しかも後藤を追いかけようとしてたし。
こういうときも無鉄砲なマリコさん、本当になんというか……知ってた。
いやしかし、全然関係ないけど亜美ちゃんのあの真っ黄色のレザージャケットは一体どこに売ってんだべかね。真っ黄色、というのが私のファッションセンスの中にないからか、着こなせるだけすげーなと思っちゃうんだけど。

◆肺とか心臓とかの図に生々しいSEつけるのやめてください……

◆色鉛筆を広げるカッコいい日野所長の図。

◆亜美「被害者は富士山に行っていた!」
に対する
相馬「結論を急がないの」
という台詞を受けての亜美ちゃんの視線。

◆相馬「間違いおまへん、そうですけど、何か?」
そんな相馬さんに対して、宇佐見さんがタメ口使ってた。いや年齢とかそういうの考慮すれば当たり前の話なんだけど、なんか宇佐見さんにタメ口のイメージがないからビックリした。

◆今回の風丘先生の差し入れはバームクーヘン。スタンダードですな。
バームクーヘンの穴からのぞき見してたり、なんか遊んでたけど>風丘先生

◆亜美「まだこだわってたんだ、盆栽」
そのツッコミの仕方が亜美ちゃんっぽかった。

◆最後の川べりのシーンで、発見者集団と思われるウォーキング集団出てきて笑ったw

水橋「私がどれだけ怖かったか……好きだった会社もやめて……友達も失くして……薬を飲まないと寝れなくなって……毎日毎日殺されるんじゃないかって怯えて……あんたのせいで、私はボロボロになったの……あんたのせいで織田くんは犯罪者に! 不幸な生い立ち? だから何? そんな人いくらだっている! だけどみんな踏ん張ってるのよ……! 道を踏み外さないようにって、人を傷つけないようにって必死で! 本当に苦しかったのは、あんたなんかじゃない……!」
こんな言葉を吐き出した彼女もまた犯罪者になってしまったという悲劇。
それに対する土門さんの言葉が、辛いなぁ。
土門「人は簡単には変われない。後藤はきっと、最期までケダモノのままだった」
こう言うしかない、この言葉しか彼女を(ほんの少ししか)救えないってのが辛いよなぁ。
水橋「ありがとう。この世からいなくなってくれて。それだけは、本当にありがとう」

なんつか、科学的根拠もないのに最初から妙に盆栽にこだわってたり、心がどーとか言い出したり、最後の取調室でなんか水橋さんに盆栽見せて後藤の真意語っちゃったりして、「どうしたマリコさん」って感じではあった。
どっちかっていうと、『京都地検』が続いてたらそっちでやってそうな話。
ただ、マーちゃんと鶴丸さんだと、最後の取調室での対応は変わってきそうだなあとは思うけど。
なんかマーちゃんのあれは、「改心した(しようとした)んだからお前も罪を悔いろ」的な、押し付けがましさを感じちゃったよ。どっか感受性というか共感性が欠落してるっていうかさ。
だからこそ土門さんの言葉が活きるんだろうけども、盆栽叩き割られて本気でびっくりしてるマーちゃん見て、「え? 正気?」とか思ったよこっちは。びっくりしたのはこっちですよ。あれ以外のどういう反応を予測していたのか。最初、盆栽見せたのは水橋さんに心の中を吐き出してもらってスッキリしてもらうためかと思ってたぐらいですよ。
「人は成長する生き物」と無難にまとめてましたが、マーちゃんのあれはすっごく残酷な行為だったと思うなぁ、私は。あなたそこまで欠落してないでしょ、ってのは買いかぶり過ぎだったのかしら。とかなんとか。
まあ最後のまとめからしても、マリコさんが性善説で行動してるのは分かるんだけども、もうちょっとなんかこう、違った行動はなかったんですかねと引っかかる。
私は最後なんのつもりでマリコさんがあの行動に走ったか、そっちの方が知りたかったですね>川べりでのまとめ

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