【京都地検の女8】第1話 感想

京都地検の女
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第1話 99.9%の有罪率と不倫の代償!! 冤罪が生み出す悲劇の連鎖!! おみやさんと“主婦の勘”の夢の競演再び!!

ゲスト:渡瀬恒彦、石黒賢、相島一之、正名僕蔵、宮本真希、デビット伊東

脚本:西岡琢也
監督:石川一郎

うわぁ。

どっかでこのドラマのことを「ハートフルな物語」って言ってたけど、この回を「ハートフル」って言うなら世の中の大抵の物語は「ハートフル」になると思う。
いや、鶴丸さんのキャラは「ハートフル」ではあるかもしれんけど(それだけじゃないけどね)、物語の重さがハートフルとか笑っちゃうレベルでマジヤバイ。

今回、事務官が太田さんから井森さんに代わったのは、この話がやりたかったがゆえなんじゃないかと思った。おちゃめな面を色々見せながらも、なんだかんだで物静かで思慮深くて屈折も知ってる、と。ちょっとこれは既存の太田さんでは出し切れない味だったんじゃないかな。
たぶん、太田さんでやったらちょっと煩すぎたと思うw それがいいんだよ、というか話が重いからバランス取る意味でもいっけいの方が良かったよな人もいるかもしれないけども。
ついでに平林とかいう人は重要な情報源になりそうですね。
川喜多さんは……いい味は出してるけど、目立たないダシみたいな感じ?

で、本編。
答えを出そうとする人には「うーん」かもしれないけど、答えを考え続けようとする人には「うん!」となる話だと思った。
大切なのは答えを出すことではなく、答えを考え続けること。架された十字架を背負い続けること。私は、この話のテーマはそれじゃないかなぁと思いました。
架された十字架は「責任」かもしれない。「理想」かもしれない。「現実」、はたまた違うものかもしれない。それでも背負い続けることが大切なのだとラストは告げているんじゃなかろかと。
だからこそ木内さんが、奥さんの荷物を持ってあげるシーンや鶴丸さんが過ちを許すシーンがあるんじゃないかな。=十字架を一緒に背負うことも必要なのではないかなぁと。背負い続けることは重くて苦しい。だから背負うものを一緒に持ってあげることも大切。鶴丸さんは奥さんを抱き寄せた時、木内さんはこれから、彼女を支え一緒に十字架を背負うことにした。だから最後、木内さん、いやあの一家は再生して一緒になれた。
そんな風に感じられたんですが、私の気のせいかもしれない。
また木内さん出ないかなぁと思う反面、こっきりのキャラだから重たいって面もあるよねと思わないでもない。
と、そんな感想を抱いたけど、的外れだったらすげぇ恥ずかしい。
柱である「何やっても上手く行かねぇ男の再生物語」といい、今回の話好きか嫌いかで言われたら間違いなく「大好き!」って答えるけど、上手く読解できている自信はない。
あーあ、もっと話を読解できるようにならないかなぁ。
そうだ、コラボ部分はさすがだなーと思いました。さすが前回『京都地検の女』+『京都迷宮案内』を書かれただけあって、コラボが何たるかをよくご存知の西岡さん。
さすがにちはるちゃんを出すのは難しかったみたいだけど、村井副署長を出してくれたのはサプライズでしたw いやぁ、よくわかってらっしゃるなーと。ちはるちゃんはお休み期間だったということで納得しておくしか無いですね。

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