【科捜研の女14】第6話 感想

科捜研の女
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File.6 天才科学者に挑戦

ゲスト:忍成修吾、井上高志、大家由祐子、や乃えいじ

脚本:戸田山雅司
監督:森本浩史

相馬涼、お前マリコさんの愛弟子だったんかワレェ!
そんな感じで、今回は相馬さん回!

そして今期で(おそらくは)唯一のネタ回。新2辺りっぽくて楽しかった。人死んでますけど。2人も。

ってなわけで、今回の感想へ!


【今回の冒頭2分】

被害者が一酸化炭素中毒で死ぬ件はカット。

◆東京のテレビで天才科学者と対談?するマリコさん。「最新科学でサイエンス!」……どう見ても教育テレビなのにワイドショー風の作り。なんだべな。
そして新村先生が見せてくれた「ニュートンのビーズ」という現象に対し、「すげー興味深いよね、この鎖は絞殺の凶器にも使えるし! どんな索状痕が残るかも興味深いし、鎖を切ったら凶器だってわかんないし! 隠滅可能だよね!」(意訳)とか言い出すマーちゃん素敵。だってこれ、どう見ても教育番組なのに……
なのに「なにかおかしなこと言っちゃいました?」じゃねーですわよ、マリコさん。
まあでも、「凶器がバラバラになったら調べようがない」の伏線だったのかなコレ。

【今回の冒頭2分終わり】

「こういう時こそチャンスなんだから。科捜研はマリコさんだけでもってるんじゃないってことを証明するチャンスって意味ですよ。マリコさんがいなくても、この事件俺がきっちり解決してみせますから!」
有言実行……とまではいかなかったが、決めるところは決めた相馬△

「予断は禁物。詳しくは解剖を待ってから。洛北医大に搬送。俺が立ち会います」
そんな相馬さんを見て、土門さんもさすがに「アイツ……何かあったのか」って言うよね。そうだよね。
それにしれーっと「おそらく、マリコさんになりきってると思われます」と答えられる亜美ちゃんがかわいいです。

◆相馬さんを優秀な研究員、と言うマリコさんに若干の躊躇いが見られたのは気のせいでしょうか。
いや、口が過ぎるだけで、相馬さんは優秀だと思いますよ私は。

◆相馬涼に押される風丘先生。
「まさか、とは思うけど……マリコさんになりきってる?」
なんでわかるのみんなwww

◆マリコさんがいないことをいいことに(?)、検査結果会議を仕切る相馬さん。若いな!
日野所長の「なんだか、いつもの2倍疲れる気がする……」の台詞のあとの宇佐見さんの視線。

◆今回の風丘先生の差し入れはカップケーキ……なんだけど、それには飛びつかず検査結果に飛びつく相馬さんに対しての風丘先生は、
「やだ……なんか変なもん食べた? 相馬涼」
「えっ……? 食べないのか?」

酷いw

◆窓に向かって思い切り突き飛ばされる木島っちが、まるで某作品の実験くんのような扱いに……! 危ない危ない、あれは死ぬからやめてやれ。
可哀想に……

◆風丘先生の失言! マリコ女王様が反応した!
マリコ女王様の一瞥! 風丘先生は逃げられない!
「CTデータも送りますか……?」
テレレテッテテーン♪ マリコ女王様はCTデータをゲットした!
いくら相馬さんがなりきっても、本物の気迫には勝てない。
実際、『科捜研』がゲーム化したらこんなノリなんだろうな。そんな馬鹿げたことを考えました。

「榊先生。コイツに教えてやってくださいよ。科学者にとって一番大切なことは、結論有りきでがむしゃらにつっぱしることじゃなくて、誤った方向に進んでるとわかったときに、引き返す勇気だって」
なんかちょいちょいシリアスなこと言うけど、今回ぶっちゃけネタ回にしか見えないからな。いや、この台詞はすげーいいこと言ってるのはわかってるんだけど。

◆落ち込む相馬さんへのマリコさんの耳の引っ張り方に、愛情を感じられて好き。

「マリコくんが2人になった感じ」
そう言いつつ、実験手伝ってくれる日野所長は本当にオトンだな。もう無理はしちゃあかん歳だろうに……でもなんだかんだで手伝ってくれるから好き!
そして実験シーンの間に挟まれる怒涛の京都の風景タイム。『京都地検』のお寺もあったよね。

◆君ら(マリコさんたち)、先週あれだけ逮捕状云々でもめたのに、ガサ状を取るには躊躇いがないのねと思わないでもない。いや、状況が違うのは重々承知の上で言うけどさ。

「もう忘れたか……昔、俺がお前によくやったこと」
いくらキメ顔で言ってても、それただのイタズラだからな相馬さん。今回はまあ、犯人をあぶりだすためのアレとしても。
しかし巻き戻し演出はちょっとビックリしたw 遊びすぎだろ今回w

◆裏金を受け取っていなかったなら、本人名義の通帳はどうやって作ったんだべかとか言っちゃダメか。

「まっ、この経験をきっかけに、一皮向けてくれたらいいんですけどねー」
亜美ちゃんの謎の上から目線がマジで妹キャラっぽくて、相馬さんとは兄妹っぽくてかわいい。

◆そして今回、一番の笑いどころは最後までマリコさんになりきる相馬さんに付き合って、一緒に屋上トークしてあげる土門さん
じわる。ジワジワ来る。ダメだ、なんだこの絵面……笑える……言ってることはいいことなのに……あれか、土門さん的には今回出番少なかったし、ラストでインパクト残しておかないと的な。
土門「引き返すべき時に、引き返す勇気か……」
相馬「誰もがそれを持てたら、犯罪なんて起こらないのかもしれませんね」
土門「ああ。同時に、捜査に関わる俺たちも、その言葉を心に刻んでおかなければならない」
日野「(遠巻きに)これ、どういうツーショット?」
亜美「最後までマリコさんになりきってるし……」
木島「土門さんまで付き合ってるし……」
宇佐見「これ、いいんですか?」
マリコ「……いいんじゃない?」
なるほど、本来のパートナーの余裕ですか(違)。

「お前みたいに、退屈な実験を馬鹿みたいに繰り返すことができたら、俺もこの欠陥に早く気づくことが出来たかもしれないって。間違っているとわかった時に、引き返す勇気が持てなかったのは俺の方だったんだ」

まさか過去のエピソードがそのまま証拠になるとは、思いもしなかったよ! すり替えておいちゃったかそうか! 凶器のすり替えにはすり替えで対抗ってか!
決め手になった薬品すり替えも、良きライバルである新村さんの行動(証拠の隠滅を図るかどうか)をちゃんとわかっていたからこそのあの引っ掛けだもんな。偽物の乳鉢を出されたときの相馬さんの顔よ。

天才肌の良きライバルと、秀才でしかあれない自分の間にある壁。
今期のテーマは「価値観と挫折」だと沢口さんがインタビューで語っていたことが有ります。ソースは忘れたんだけど……
まあとにかく、沢口さん的にはvs藤倉刑事部長との話がそうなんだ、と言いたかったのかもしれないけれど、今回の話も十分「価値観と挫折」というテーマを拾っているなぁと思ったですよ。

今回の話、新2辺りの雰囲気を思い出すなぁと思って見てました。あそこらへんの雰囲気が好きな人は、たぶん今回の話が好きだろうし、今回の話が好きな人はあそこらへんの話が好きだと思いました。

ただ、やっぱり天才科学者が相手なら科学的な物証をバシッと叩きつけていただきたかったのも事実かな。そこが唯一惜しい。でも小ネタも事件も面白かったです。
今回はネタ回、そして今期で初と言っていいぐらい楽しい話でした。キャラ回はやっぱり、シーズンに1回はないと寂しいよねぇ。

次回ぃぃぃぃぃ!

今回ラストの土門さんと相馬さんのツーショットで笑っていたら、「マリコ忍法帳」ってなんだよ。今期の次回予告は本気で笑わせにかかってるな。

どうやら前期の岩下ゆうこりん脚本(地蔵が割れた事件)と繋がりがあるらしいですね。というか、あそこの寺院がまた舞台になるらしい。お祓いしろお祓い。
そして久々登場・記憶喪失に脳指紋検査! となれば、やっぱりゆうこりん脚本ですよね!
……あれ、『相棒』『イエスタデイ』って古沢さんだったか。次回予告を見る限りではあれに似てるなと思ってしまったが、どうなるのか。

個人的にはゆうこりん脚本が好きなので、期待! しておりますよ!

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