【ラスト・ドクター ~監察医アキタの検死報告~】第3話 感想

ラスト・ドクター ~監察医アキタの検死報告~
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File.3 監察医が見破る疑惑のアルコール中毒死! 保険金1億円!! 母娘の切れた絆…

ゲスト:星野真里、秋野暢子、崎本大海、丘みつ子

脚本:尾崎将也、武田有起
監督:藤尾隆

正直、「家にみりんと料理酒がない」の時点で大体察してしまった人は多いと思う。
それぐらい、ベタな話でした。
前回のダツ事件からの落差が酷い(褒め言葉)。
でも私……そんなこの作品、嫌いじゃないぜっ!

そんなわけで、今回の感想へ!


◆最初に言っとくと、今回、運転手の久保田さんが出てない。梶原さん、忙しいからかなぁ。

◆薫子ちゃんのお母さん初登場。なかなか強烈なキャラしてるな。お見合い勧めたりはともかく、職場にまで押しかけるのは結構すごい。
また出るのかしら。

◆果たして中身は外見に表れるのか。
っていうか山下さん、老眼? スマホ離して見てたよね。
薫子「大体、40代で独身ってなんか問題あるんでしょう」
これをラストまで根に持つ秋田さんが面白い。

◆上司には小言を言われ、部下は使い物にならず、監察医にはいつもコケにされと愚痴る山倉刑事。いちいちムカつく人だな、ってすらっと口から出てきても嫌味にならないのはいっけいのキャラのおかげ。

◆山下さん、自分が言えば遺体の引き取りをしてもらえたと思ってたのかしら。あの早苗さんの様子だと無理だと思うけど。
「焼く以外にどうしろというんでしょうか……」
日本だと無理だわな。

「あのね、死体ばっかり相手にしてると、本当におかしな人間になっちゃいますよ。たまには外に出て、生きてる人間の相手をしてらっしゃい!」
ということで、秋田さんと薫子ちゃんのコンビが早苗さんの説得をすることに。結果的にコレが正解だったわけだから、相変わらず柳田院長は食えないゆるキャラだ。

「そんなに嫌いなら、自分で火葬した方がすっきりしますよ」
これが秋田さんの精一杯の説得。お、おう……せやな……
ついでに言うと、薫子ちゃんのことを「行き遅れ」と思っていて、話の腰を折られたことを割と根に持ってる秋田さんが面白くて好きです。

◆安田さんの言葉だけはピンポイントで聞こえない(フリをする)秋田さん、ガチで安田さんのこと嫌いなんだなw まあ、合わないだろうなぁ、色々と。
早苗さんの婚約者の園山さんにぽーっとなって、結婚する予定とわかった途端にちょっと早苗さんに嫉妬しちゃう薫子ちゃんかわいい。

◆薫子ちゃんの彼氏=池田刑事
でも薫子ちゃん本人は「なんだぁ、池田さんかぁ……」
ひ、酷い。でもかわいい。

「進展なんかしてませんよ、1ミリも」
酷い。酷すぎる。でもそんな薫子ちゃんが……好きっ!
薫子ちゃん・亮子さん・山下さんが3人揃うと姦しく保険金殺人説が進んでいく。池田刑事が頭を抱えるのも無理は無い。
まあ、「女」が三人で「姦しい」だからな。仕方ないね。

◆秋田さんによる正しい胃の中へのチューブ挿入法。お、おぅぃぇ……

「ほら、保険調査員が刑事そっちのけで事件解決するドラマあったろ?」
同枠前作……『マルホの女』……うっ、頭が
いや誤解なきように言うけど、私は『マルホの女』好きでしたよ。

◆勝手に女性陣の話に乗せられて勘違いした池田刑事を生贄に捧げて! 激おこ山倉刑事召喚!
どう見ても反省していない秋田さんと、食えないゆるキャラ柳田院長にはノーダメージ!
女性陣には思わずドアを閉めるぐらいのダメージ!
話はまとまったようでまとまってない!
柳田「そうすか」
軽い、軽すぎるぜ柳田院長!

◆果たして、何故秋田先生は薫子ちゃんの友達の分までチケットをくれたのか。そしてどうして遠心力を感じていたのか。
男性ひとりでメリーゴーランドは……まあ……「キモくない?」とまでは言わない、異質ではあるけど、許そう。でも元々友達を誘わず、薫子ちゃんだけ誘えばよかったんじゃね? と思うんだけど、どうすかね。まあ正直、秋田さんの理屈は私にはわからないのでどうでもいいです。
でも薫子ちゃんがアトラクションに乗るのには付き合ってくれる辺り、悪い人じゃないのはわかるんでいいよね。

◆状況から見るに可能性は限りなく自殺に近いけれど、本当のところはどうだったかわからない。だからこそ秋田さんは「保険会社に真実を言うかはあなた次第」(意訳)と言うわけですが、早苗さんは真実を言うことにしたのでした。
「母の気持ちは嬉しいけど、間違ったことをしたのは確かです。母の気持ちだけを受け取って、正直に話します」
そう言えるのは強いな。ええ話や。
と思う一方で、わざと悪い言い方をすれば一方的に押し付けられたお金を受け取らないというのは、賢い選択だなぁとも思います。
早苗さんには、ぜひ幸せになってほしいと思います。

◆すぐに他人に感化される薫子ちゃんが私は好きよ。
まあ、大事にしなきゃいけないと思った矢先に、本人がそれをぶち壊しに来るんですが。職場に乗り込む母ちゃん……!

漫画家の西原理恵子が言ってたけど、アルコール依存症は病気だからちゃんと病院に行かなきゃ治らないと。家族がきちんと向き合えるかどうか、病院の必要性を冷静に判断できているかどうかが、治る鍵みたいなことを言ってた気がする。

正直に言うよ、遊園地の閉園ナレーションを聞きながらウイスキーを一気飲みしてるお母さんの回想で「うあああああああああああ」ってなりました。秋野さんの表情とか震え方とか噎せ方とかな……泣きました。

「お母さんなりに早苗さんを愛していらっしゃった」という言葉と、早苗さんの号泣は現実味ないかなぁ、と思うし、これが果たして本当に愛情なのかはともかく、というか私には確かに最後まで「バカ」な人に見えたけれど、遺された早苗さんが救われたなら私はそれでいいと思います。

次回ぃぃぃぃぃ!

自宅でエコノミークラス症候群?
時間?
次回は久保田さん出るぞ!
「ジカンガアッタラオチャデモノマナイカ」(秋田さん)の台詞の意図とは?

次回も楽しみ! なんだぜ!

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