【刑事110キロ シーズン2】第2話 感想

刑事110キロ
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第2話 VS専業主婦! 10年に渡る夫殺害計画! 京都の春に散った熟年夫婦の愛憎劇!!

ゲスト:松原智恵子、秋野太作

脚本:石原武龍
監督:黒沢直輔

今回は松原智恵子の勝ち。何を持って勝ち負けを決めるのかと言われると言葉に困るが、とにかく彼女の勝ちです。負けました。

そんな感じで、今回の感想へ!


「男の結婚と、女の結婚は違うんです!」
そう語る権ちゃん、何を悩んでるのかと思えばお見合い写真を見るのを躊躇ってた。結婚、諦めてなかったのか……いやなんでもない。
そこで錦織課長の「叩けよさらば開かれん」デブがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

花沢「いや……いい人そうじゃない!」
木内「うん……段々味が出てくるタイプかもな」
花沢「一緒にいて飽きないタイプだね」
権田「でも……私……」涙一筋
木内「泣くほど……?」
花沢「デブは嫌いなの……?」

つまり花ちゃんのことも嫌ってるってことだね、うんわかるわかる。

◆秋野太作ってこんな声してたっけ。
『温泉マル秘大作戦!』「お前は俺の財布だよ!」の方ですけども、いやでもこんな声と演技だったっけ。なんか……変じゃね?

「私は、『おい』ではありません。トロくて悪うございましたね。料理が下手で悪うございましたね。ばあちゃんで悪うございましたね。自分だってジジイのくせに。私の名前は、『ぬか漬け』ではなく、『和代』です。バカはあなたです! ケチもあなた!」
ということで、不満爆発でとうとう銃殺するに至ったわけですが……

◆OPキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 今回は「vs専業主婦」で青。

「木内っちゃん! このオッサンに説明してあげて」
花ちゃん、鬼久保警部のこと嫌いなのか。まあ「相撲部屋」と呼ばれ続ければ嫌いにもなるか。

「これ(自分のデブっぷり)ですか? ご心配なく。デブでも腕は確かだと評判なんです
コイツ、自分でよく言いよる……

◆っつーか、鬼久保警部に素直に説明してあげたり警察への通報時刻を素直に教えてくれたり、木内っちゃんがマジいい人すぎて段々涙が出てくる……

◆おい! 洗濯機が動いて挨拶してるぞ!
ってことで、わざわざ洗濯機を買ってきたらしい花沢さん。からっぽとはいえ、ひとりで担ぎあげてやがる……! 自分で確かめなくても、普通にメーカーに問い合わせればよかったような気がするけど。
今回は洗濯機含めて、絵面(演出)が変で面白かったです。さすが黒沢監督。

◆粋がる若者・林刑事。その筋のものにビビる。お前、刑事だろ!
そして若者・林刑事、洗濯機を片付けられない。まあ、ひとりで持ち上げろってのがそもそも無理。担ぎあげてた花ちゃんがすげーんだよ。ただのデブじゃないんだな。

◆権ちゃん、さりげなく字が汚い。私に言われたくないだろうけど。

◆花ちゃんが干されてる軍手を食べるのかと思った……

◆ぺろっ……これは! しょっぱい!
っていうか、そんな得体のしれないものをぺろってすんな。コナンくんかお前は。

◆花沢さん110キロによる砂利の上の軽やかなステップ。

「被疑者絞り込むのは、全ての要素が揃ってからでしょう! それまでは誰であろうと犯人と決めつけない! ましてや相手は、被害者の奥さんでしょ! 万一間違いだったらどうするの!? 失礼じゃ済まないでしょう! 『でも』じゃない! 人権侵害! 名誉毀損! 訴えられたら、責任取るのあんただけじゃないのよ!」
錦織課長、正論しか言ってないな。前期の頃から、錦織課長はいい上司。

◆花沢さんのお詫びセレクト→サイコロステーキと餃子とチキンと肉団子とその他諸々
肉ばっかりだ……これはお詫びの品と言えるのだろうか。後ろの木内っちゃんの顔が真実を物語っている。

「私、(ぬか漬けが)嫌いだもの。大っ嫌い。あの人、『ぬか漬けと結婚したようなもんだ』ってみんなに自慢するから。シャクだから、ぬか漬けだけは、美味しくしてやろうと思って。毎日かき混ぜてやったわ。旅行だって、いつも日帰り。一泊すると、糠をかき混ぜられなくなって、味が落ちるからって」
おそらくここが松原智恵子の狂気演技最高潮。音楽も相まって、見ててゾクッとしました。怖い、怖いよぉ。

◆木内っちゃんにアテレコする花沢さんの木内家への溶け込み具合が半端ない。
ピアノ習いたいと言えるなんて、というかピアノ習わせられるなんて、割とリッチなお家なんだね木内家。前期ではスパルタ塾入れようとしてたし。

◆暴力団に力を貸すと、金と一緒に拳銃貰えるのか。安いな、拳銃。

◆春っぽい格好して日傘差して踊ったりなんだりする松原智恵子さんがめっちゃ綺麗でした。これが今年70の女優……か……

◆花ちゃん、完璧に一般人に怯えられてるな。さもありなん。
マラソンが流行る京都。目撃者というか聞いちゃったマラソンランナー・春子さんには完璧に「こっち来んな」扱いされてたなw
そういや今回、初めて占い師さん出なかったな(´・ω・`)

◆ヤカンから飲み物直飲みすんなw 水筒の中身じゃダメなのか……と思ったが、あれはポパイドリンクなので無意味にみなぎってもな。仕方ないよな。しかし今期は「みなぎる~!」って言わないけど。

『刑事110キロ』シリーズとしては珍しく物証(ドライブレコーダーと拳銃)ありで犯人落としましたな。前期も前回も、物証なしで落とすことが多かったので。

◆食洗機に「わあ……!」って言って喜んで念入りに拭いてるところが松原智恵子狂気劇場その2。
夫への日常の恨みつらみをぽつりぽつりと話すところが狂気劇場その3。
あの日を犯行日に選んだ動機を尋ねられ、「あの朝起きたら、空が、雲ひとつないとっても綺麗な青い空だったの」と答えたところが狂気劇場その4。
夫が不正を働いて得たモノ(拳銃)で殺してやりたかったってのと、結婚指輪を外していないところ、離婚とかそういう選択肢ではなく敢えて「銃殺」って選択肢を選んだところに、この奥さんの静かな狂気が滲み出ててんなーと思いました。それを演じきった松原智恵子すげーや。

「諦めたら、ただのデブですから……」
予告の時点で名言だったセリフキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
そうだね、そうですね。ごめんよ……

◆歩きながらぬかをかき回すって、なんて斬新な演出(違)。

◆どうやら今期のお約束っぽいもの。
「ウチのおふくろが」
「やっちゃいました?」
「……じゃあ!」→いきなりいなくなる(これは前期もあった)
「おデブさん」(これも前からあった)
「いつから自分を怪しいと思ってた?」→実質最初から

◆本編とは全く関係ないが、帝王船越がとうとう開き直ってアデランスのCMに出てた……!
開き直った人間はカッコいいよ。私、帝王船越嫌いじゃない。

今回の花沢さん、ほとんど推理してないんだよね、っていうか推理の余地がなかったというか。
拳銃入手ルートとか「夫が暴力団と繋がってたから元々持ってました」ってそれでいいのかよって思いましたし、「本当は夫は妻を愛してたんだよ!」的な無難なフォローもなかったし、今回はあらゆる意味で松原智恵子ひとり劇場でした。尖っててすごかったわ。もう一度言うけど、それを演じきった松原智恵子さんさすがです。
今回はもう彼女の力で押し切りましたな。こういう力技、嫌いじゃないです。特に今期は倒叙モノで行くということで、だったらゲストの力で押し切るのも十分ありだと私は思いますんで、実は私は初回より満足度は高いです。もうちょっと推理面頑張れよと思わなくはないが、まあ、今回は押し切られたからいいです。それだけ力のある俳優さんを毎回並べるのはなかなか難しいかもしれんけど。

次回!

鈴木福くんさん、刑事ドラマデビュー……ではないな。『コドモ警察』出てたな。ってことで木ミスデビュー、つまり2サスデビューも近いってことで。
次回は1週空いて5月8日。まあ、木ミス枠の宿命ですよ。
次は男性市議が相手。あ、別に犯人は女性オンリーとかではなかったんだ。
どっちかっていうと、鈴木福くんさんがメインゲストな予感がするぜ! 鈴木福くんさんはマジで名優だからな。知ってるからな。

ってなわけで、次回も期待! してるんだぜ!

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