【刑事吉永誠一・涙の事件簿】最終回 感想

刑事吉永誠一・涙の事件簿
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最終話 巨悪を暴け!! 正義を貫く七人の刑事の絆

ゲスト:滝裕二郎、田中瞳佳、多岐川裕美、古谷一行

脚本:田子明弘
監督:赤羽博

ということで最終回。なんだかんだであっという間だったなぁ。


◆確かに、あの現場での吉永さんの判断は尽く裏目に出てたな。玉田さんの射撃の腕は知らんが、足でも撃ち抜いてたら状況は大分変わってたかもしれない。ただ、動く的を的確に撃ちぬくのは難しそうだけどもね。
あの捜査会議の場で言うべきことかどうか、言い方なんかはともかくとして、吉永さんに対する辰巳管理官の言葉は大体その通りじゃないかなぁ、と思うんですけど、どうでしょう。本当の事件解決はしてなかったとは思うけど。

◆相棒が撃たれるという緊急事態に、さすがの吉永さんも弱音を吐いちまってる状態で、喝を入れられる片山班長は班長の鑑。いや、鑑さんじゃなくて。ええい、ややこしい。

◆あの砂浜掘って銃を探してる鑑さんとそれを止める貴一くんのシーンは今回一番の泣き所だったと思ってます。私、古谷一行って個人的には苦手なんだけども、あそこは素直に泣けるシーンだと思った。なんでだろね。
しかし、割とあっさり助かったな貴一くん。今回は眠ったままかと思ってたぞ。

◆小沢さんの「無根拠に重要な事柄を見つけちゃうセンサー」に引っかかったから空き缶は重要な証拠かと思いきや、犯人の罠だったでござるの巻。

「吉永さん! パンダが倒れてます!」
全然おかしくない、的確な状況説明なのに何故こんなに笑いがこみ上げる台詞なんだろうかコレは。

◆さっきも書いたけど、確かに貴一くんが撃たれたのも犯人に一旦逃げられたのも、割と吉永さんの責任だと思うんですけどね。少なくとも、貴一くんが撃たれたのは吉永さんのせいでもある(100%とは思わんけども)。
しかしわざわざあの捜査会議の場でそのことを追求したのは、自分のコンプレックスの元になってる“刑事の鑑”さんそのものである吉永さんの心を折って屈服させたかった、それを周囲に見せつけたかったから、にしか見えないんだよな。
この人はどこまでも“刑事の鑑”さんに囚われているんだなぁ。貴一くん以上に。そう考えると、哀れな人だ。
ついでに言うと、あのやり取りを見せた後の「一同、解散!」に誰も返事をしなかった辺りに、辰巳管理官はなんで自分に人望がないのかを真剣に考えるべきなんじゃないかと思うんですけどね。
それができないから玉田さんに敵視されるわ、株はダダ下がるわなんだよと言いたい。ものすごく言いたい。

「知ってるか? そういう夢のことを心理学で言うとな……夢夢夢(ムムム)って言うんだよ」
吉永さん、それあんまり面白くないよ。貴一くんの笑いのツボ、結構浅いな。

「それってもう……僕には可能性がないってことですか?」
退院した貴一くんを見て泣いちゃう理香さんマジヒロイン。そしてそれを見て野暮言っちゃう塚さんマジ野暮。でもすぐに察せてカッコいい。
しかし唯一泣きそうな小沢さん、それに対する吉永さんの返答。
「泣くな。お前も男だったら、祝福してやれよ。(中略)ない。1ミリも(可能性は)ない」
そりゃ泣きたくもなるわ。泣かせてやろう。
でも小沢さん、自分に可能性があるなんて思ってたんだ……本気で……
まー、やっぱり両思いになって小沢さんがひとりで泣いちゃったな。なんという予想通り。

「ブローバック現象」って、初めて知った。ガラスでも弾力性があって、木のようにしなったりするんだって。へぇぇぇ。

◆今度は貴一くんの取り計らいで、病院に駆け込める吉永さん。本当に心配してる親みたいな演技で、私こういう帝王の演技嫌いじゃないよ。
吉永さん、算数苦手なんだ。
で、吉永さんはちゃんと菜摘ちゃんを家まで送り届けたんだべかね。大丈夫だよね?

◆ガムテープを巻かれてたのにいきなり立ち上がっった木島さんにちょっとビビった。
そして再びガムテープを自分に巻きつけた木島さんの実験体魂に涙がちょちょ切れます。

◆片山班長がナイフ向けられて人質になっても、特に抵抗せず大人しくしていたのは、やっぱ犯人が逆上させないためなのかね。
犯行を暴かれた時、過去に殺した男の息子だと知ったら貴一くんを挑発してたぐらいだもんなー。
まあ、吉永さんとの連携プレーのためってのもあるだろうけども。
管理官でも、捜査一課の人なら護身術ぐらいはできるんだよね?

◆片手で犯人に当ててる辺り、確かに拳銃の腕は悪くないんだな貴一くんは。
ただ、カメラワークの問題か私の視力の問題かは知らんが、最初、吉永さんに当たったのかと思ったのは内緒だw

◆今のところ、物証といえるものはガラスの破片ぐらいで決定打は「秘密の暴露」っていう状況証拠なので、起訴まで持ち込めるかは微妙なところ……と思ったが、供述通りに金と拳銃を始めとした物証が出てきてるんだから大丈夫かしらね。

「今後とも、片山班をよろしくお願い致します」
片山班長はともかく、吉永さんもこんな厭味ったらしい台詞を吐けるんだなw
これでお互いに“刑事の鑑”コンプレックスから開放された、んだといいんですけどねぇ。

◆あのミニパト婦警さんも助かってよかったー!
今回、初めて死者ゼロ話なのかしら。

◆あそこまで号泣する貴一くんは初めてですかね。
まー、やっぱなんだかんだで思春期の反抗期キャラでしたな、貴一くんはw そこが可愛げあって好きだけどさ。

◆そんな様子を部屋の外から覗い、ふっと優しげな表情になって去っていく辰巳管理官を見て、「あ、これはツンデレ化フラグですわ」っていう感じでした。この人も、ようやく“刑事の鑑”コンプレックスから脱却した、んだといいなぁ。

◆菜摘ちゃんからの電話を受けた吉永さんの様子を盗み聞きして、みんなに出産をバラした小沢さんはいいウザさの小沢さん。やっぱりおめでたいことはみんなで共有しないとね。
ということで、予想通りの男の子でした。一姫二太郎って理想だっていうものね。赤ちゃん、ちょっとおねむだったのかな? 少し機嫌悪そうだったし、眠そうだったw
なんかちょっと理想的すぎて、ホントもう……もう……吉永さんのお帽子取れればいいのに。

なんだろね。シリーズのまとめとしても話としても、予想からはよくも悪くも外れなかった最終回でした。特にいうことも浮かばず。
あとはまとめに譲ろうかと思います。

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