Bring me up!

雑記
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今年の年末ジャンボ宝くじの1等は、史上最高の7億円らしいですね。
職場の方と「一等が当たったら何をする」という話になりまして。

「私は、寄付しようと思います」
A「へぇー、偉いね。どこに寄付するの?」
「日本全国に1千万人はいるはずの、『好きな刑事ドラマがグッズ化されなくて辛いよ』難民を救うために、テレビ局に寄付します」
B「………………」
「そしてグッズを出す資金源にしてもらいます」
C「……見返り求めたら、その時点で『寄付』じゃないんじゃ……」
「よし、買うか。宝くじ買おう。そして当てよう、1等を」

今まで「賭け事は人生だけで十分」を信条に生きて参りましたし、宝くじもギャンブルだと思っておりましたので購入は控えて来ましたが、今年は買うことにしました。
7億円あったら! 木ミス全シリーズのサントラ&DVDを出す資金源ぐらいにはなるだろ! なぁ!
そういうわけですので、是非皆さんも私のことを応援してください。
それか、むしろ皆で買いましょう。当てましょう。そしてテレ朝に寄付しよう。そうしよう。
で、宝くじってどこでどう買えばいいの(´・ω・`)

誰得2サス感想ー。
評価は
◎(名作!)
○(良作)
△(微妙)
×(ダメ)

医療捜査官 財前一二三4

い、一二三4。
ということで記念すべき(?)4作目。
正直2作目までの西村雅彦の方が、高島礼子と並ぶという点においては合っていた気がしている。橋之助が嫌いなわけじゃない、でもなんか高島礼子と並ぶと微妙な感じなんだよ。わかってくれ。
話は、22時15分ぐらいまでは「冒頭から見てるはずなんだけど、なんか大事なところを見落としてる? 抜けてる?」と思うぐらいに典型的ダメ2サスでぐだぐだと話が進んでってたんだけど、20分ぐらいからの「この事件の鍵は……遺伝子ドーピングだったんだよ!」(要約)という時事ネタからの、「まさに『足がついた』」とかいう誰うまな犯人のポカ、「カエルがトビウオの夢見られたんだ、感謝しろよ!」(正確じゃないけどこんな感じ)という最後まで開き直ったままの素敵なクズ犯人のクズ言動をいただき、まあ視聴後の感想は悪く無いです。
でも主に序盤なんかが話も演出も色々荒っぽかったり、いつの青春ドラマかと思う学園パート・生徒パートが三文芝居すぎたりで、上記の盛り上がった終盤までがグダグダしすぎだったのでトントン、ぐらいでしょうか。

法医学教室の事件ファイル37

今回は2回も早紀さんが襲われてるし、被害者が4人だし、犯人のいしのようこがクレイジーサイコキラーババアなんだけど、まず何よりおっぱい。
前回から加入の実験ちゃんに加え、今回のメインゲストが宮本真希ことムチマキだったためにもう画面が常におっぱいでおっぱい、いやいっぱい。「エロ規制がナンボのもんじゃあ!」と言いたげに谷間を強調し、何故か小走りシーンが多くたゆんたゆんしている様を見せられて、視聴者がドラマの内容に集中できると思ったら大間違いだけしからんもっとやれ。ちなみに名取さんも谷間を見せてました。もうこのドラマはおっぱい女優だけを集めた作りにすればいい(提案)。
で、今回は2回も襲われた早紀さんですが、なんというか本当に学習しないなっていうかむしろもうわざとだろ。某所で「最後に早紀が襲われて、いいところで一馬が助けに来るのは最早既に夫婦の擬似SMプレイになっているから」説とか見ちゃって、もうそうにしか見えない。ここんところの宅麻伸は『科捜研』での鷹城さんといい、真面目な顔した変態チックな役が多いですね(棒)。
話は、いしのようこが全く取り乱しもせずどんどん人を殺していく様に惚れました。動機の「私の書いた小説を小学生レベルと言われた」もなかなかポイントが高い。
さすがに2時間半だとダレるよね、という贔屓目込みでも、まあ微妙な評価です。おっぱいがなかったら危なかった。
愛介が新聞記者になり社会人1年生、というところに年月の経過を感じます。時の流れは残酷だ……
しかし彼もなかなか図太い。母親の職場の助手と知りつつ、実験ちゃんこと南ちゃんを口説こうってんだから。
やっぱり男はおっぱいが好きなんですね。結局それが結論か。やはり2サスにはおっぱいが欠かせませんな。

以下、再放送の感想とか色々考えたことなどを。
感想は直接的な表現はなるべく避けてるけど、ネタバレを含むので注意。

※後半、少し書き足しました。

再放送してた『横山秀夫サスペンス ネタ元』。2005年、まだ月ミス時代に放送したヤツ。
沢口さんと内藤さんが共演してるってアレ。主人公は沢口さん演じる地方新聞社キャップ(暫定)の真知子さん。マリコさんではない。そんな彼女の上司の進藤デスクが内藤さん。案外ガッツリ絡んでてちょっと驚いた。

話としては、決して無能ではないんだけど「女だからって見下されたくない」っていう劣等感と記者としてのプライドで気張りすぎてて空回ってる真知子さんを、周囲が導いていく感じでした。
事件がどうこうより、真知子さんが色々なものを吹っ切って成長する物語のがメイン。

元々真面目で真っ直ぐで、それが痛々しいぐらいに行き過ぎて傲慢になって空回って、それも叩き折られて挫折して、でも色々あって復活して、それでも身体ぶっ壊しやがって……
いやもう、好みのヒロイン過ぎてよかったです。途中までの思いつめてギリギリまで追い込まれてた顔も大好きなんですけど、終盤の憑き物が落ちたような顔がめっちゃ綺麗だった。
「体の中に虫を飼っていて、体の中を虫が這いずり回る」とか真知子さんが言い出して、暗闇の中で魚のエサを握り潰して池に向かって餌やりしてるシーンが、どう見ても病んでるよコレ。なにこれ、『かまいたちの夜2』『妄想篇』かなんかですか? ド鬱エンド来ちゃう?
とか思ってたら、まさかのメインキャラほぼ全員ハッピーエンド。マジかよ。
まー、でもあめくみちこが泣きながら発狂してる辺りまでは、絶対コレは泥沼鬱エンドだと思ってたので皆さんが救済されてよかったです。こういう好みのヒロインが出ている作品で鬱エンドはキツいです。
『ネタ元』に隠された謎は「お前かよ!」っていう。元々推理してどうこうって話ではないけれど、いや、さすがにそこまでは予想できませんでしたわー。やられたわー。くそー。

序盤から中盤、進藤デスクがズバズバと真知子さんのダメなところを指摘することで彼女の劣等感やプライドを刺激してなんだかんだとやる気にさせてるところが、なんかこう、すごくドキドキしました。
アメとムチの使い方が実に絶妙。進藤デスクは口は悪いがめちゃくちゃ真知子さんを可愛がって甘やかしてるな。真知子さん本人はそれに気づいてんのかね。なんだべな、過去の自分と重ねてるのか、或いは自分が愛した女が似たような張り詰めた女だからわかるのか。
真相を知ってしまうと、はっきり描写しているシーンは一切無く、匂わす台詞が一言しかないくらいなのに進藤デスクがものすごくエロい。
無精髭生やしててラフな格好で仕事が原因で胃薬常用してる疲れたオジサンなのに、っつーかどれだけ美化してもやってることは決して褒められるものじゃないのに、それが逆にエロいなぁとか思ってる辺りでもう私はダメだ。内藤さんが煙草吸ってるシーンって、なんであんな色気があるんだろうな。

中にはアレな人もいるとかいう細かいことはさておき、真知子さんは周りに色々構われてるし、終盤の同僚の人たちの励まし電話が愛に溢れすぎてるし、真知子さんがずーっとひとりで意固地張ってただけなんだよっていう話でした。なにこの職場、理想的なんですけど。
大谷みつほと蟹江一平がめちゃくちゃウザかわいい。やべーな、このウザさが作中ほぼ唯一の癒やしになるなんて。この2人がいなかったら、真知子さんが色々とキツい故にさすがに作風が真面目すぎて2時間は耐えられそうになかったんで、いてくれてよかったです。

『カードGメン・小早川茜』の第6作目。『特命』。内藤さんが出てるヤツだべな。これは2003年放送なのねん。

なんかカード会社のお偉いさんらしい内藤さん演じる有吉さんが、なぎさ演じる茜さんに『赤いカラス』を名乗るスーパーハカー()を突き止めなさい」という単独行動の特命を与えたところからしてすげー厨二病心くすぐるスタート、と思いきや、その後の犯人の殺害方法が首に針を仕込んだ指輪をブスリで、もうこの時点で私のテンションマックス。そのまま遺体が海に落ちて漂っていたのもポイント高い。
それからも「天才凄腕ハッカー」だの「その正体は両親を亡くしてる若い女の子」だの、「その天才若手女ハッカーが全裸に剥かれて殺害」とか「有吉さんが静かに発狂して赤ワインを頭から被りテーブルの料理をクロスごと引きずり落としてずるずる引きずりながらその場から退場」とか、「そのまま有吉さんが海に車ごと落とされ殺されドラマからも退場」とか「首に指輪に仕込んだ針を指してあっという間に人を殺すし猛スピードで走る車から飛び降り華麗な着地もこなす凄腕アサシン」とか、なんつーかすげぇ話だった。
話というか、なんというか……これって、こんなシリーズだったんか……

大島さと子の相変わらずの薄幸っぷり。幸せにして差し上げたい。幸せそうな大島さと子は……ギリギリで、『検事・朝日奈耀子』ぐらいでしょうか。あれも内藤さんと共演だべな。
そんな大島さと子の夫の内藤さん、息子想いでいいお父さん。『ネタ元』の後に見たので余計にそう思います。
……いい夫ではなかったかもしれないし、殺されちゃったけど。でも優しいお父さんだなぁ。
悪人が芋づる式に逮捕されて汚名を雪いでもなお完全救済はされない大島さと子が不憫でなりません。でも息子が中学3年生とは思えないぐらいめちゃくちゃしっかりした子なので、なんとかなると信じたいです。

ものすごく今更なんだけど、思いついたのが最近で書くタイミングを逃したので。
『科捜研』3話で思ったこと。

『科捜研』13シーズン3話は少女漫画のようだ、という話。
泰乃ちゃんの悩む「私は何かの役に立ててる?」に対するマリコさんの「あなたはあなたにしか出来ないことがある」っていう答えが、とても少女漫画的だなと思いました。それだけじゃないんだけど。

異論反論あるかもしれないけど、私の中では少女漫画って「選ばれる物語」なんだよ。「他の誰がいてもあなたがいい」と、他者にその存在を承認される物語、みたいな。
悩む泰乃ちゃん(主人公)に対して「あなたがいい」と示したマリコさん(主人公の憧れの人)。という置換えをすると、とても少女漫画的に見えるなと。
ある意味、泰乃ちゃん(主人公)はマリコさん(憧れの人)に選ばれて、認められたわけだよ。それがあの3話。
その構図とかマリコさんのそこのセリフ回しとかが、とても少女漫画的だよねっていう。
泰乃ちゃんの主な悩みが「私は何の役にも立てない」と、宇佐見さんへの恋愛感情だから、余計に少女漫画チックに見えるのかね。

そう考えると、自分が3話に感じたあのもやもやの正体が今度こそちゃんとわかりました。

その私が感じた「少女漫画」展開をメインにしている点が『科捜研』という作品内ではとても珍しい(気がする)し、結果が「殺人」(しかも故意犯)になっちまってる本筋の事件とも全くそぐわないんだなぁ、と。
話のネタっぽさよりも、水と油になってたのはその少女漫画展開と殺人の方だったんだと。

3話の犯人と泰乃ちゃんってそれぞれ「自分の現状」に懐疑的になって嫌悪感を持ってるんだよね。
「今のままでいいのかな?」→「何も出来ない」自己の否定が泰乃ちゃん。
「今のままは嫌だ」→「自分を認めない」他者の否定が犯人。

っていう、元になってる思いは似てるんだけどその際に選んだ行動で結果がこうも違う、という対比なのかなーとは思うんだけど、比べるにはものすごくそぐわない。
何故なら犯人は、「殺人」という取り返しの付かないことを計画的にしてしまってるから。
しかもそのことに対して反省してない、むしろ開き直ってるクズだし。元ネタになった某新聞の存在を知ってると余計にクズい。
それで少女漫画の主人公してる泰乃ちゃんと並べて比べられても、「いやぁ、それは違うんじゃないの」って気持ちになっちまうんですよ。

しかも、その犯人のクズさってのが、主人公の泰乃ちゃんの抱える悩みには直接の関係がないところが余計にアレなのよね。あくまで泰乃ちゃんの悩みは泰乃ちゃんとその周囲のレギュラーの中で完結していて、事件とは全く繋がりがない。
過激な少女漫画では今回の犯人さんに負けず劣らずのクズが出てきたりもするけど、それはあくまで主人公が立ち向かい、乗り越えるべき「壁」としての役割を持っているから成立するのであって。
今回の犯人のクズさは、主人公の泰乃ちゃんとはなんら関係のない第三者に向けられたものであり、そして泰乃ちゃんとは全く関係のないところで完結する。
実は泰乃ちゃんと犯人は、行動の元になっている思いは似ているけど話の役割的には全く交わってないのですよ。
そこが余計に、犯人のクズさを際立たせている上に、話としてしっくりこない要因なんじゃないかと。

「どうしてこの話を殺人事件にしちまったのかなぁ」は、たぶん私はずっと心に引っかかったままじゃないかと思う。
泰乃ちゃんの少女漫画チックなドラマそのものは別に嫌いじゃない、むしろ『科捜研』内でガッツリやるのは珍しくて好きなんだけどね。
乾くん卒業の時は放火だけで死者なしだったんだし……
と思ったんだが、死者なしだと、今回の主人公の泰乃ちゃんにアドバイスをしてくれた重要な役割の風丘先生を絡めるのが難しいのかなと。
風丘先生登場以降だと死者なし話はたぶん第9シーズンの幽霊撮影所回と、第11シーズンの乾くん卒業回の2回だけじゃないかと思うんだけど、どっちも出てなかった気がする。
今回の話の風丘先生のコイバナでキャーってなってからのアレは結構好きなので、確かに風丘先生にはちゃんと出てほしいんだけどそれにしても。
無理矢理にでもいいから、殺人なしで彼女を出してほしかった。その上であのアドバイスをだな。

最後に意味の分からない戯言を言っておくと、主人公(泰乃ちゃん)が自己否定したところに憧れの人(マリコさん)から「あなたにしか~」と言われて選ばれ認められたが、主人公は「ありがとうございます。やっぱり私は今のままは嫌」と現状維持も恋(宇佐見さん)も選ばず前に進んだ、と見ると少女漫画にしては大人向けなビターエンドだな、3話。っていう。『りぼん』とかよりも、『クッキー』とかな感じの。
いやこれは『科捜研』なんだが。

とまあ、こうやって今もワケのわからない底の浅いことをぐだぐだ言ってますが、おわかりいただきたいのは3話はすごく印象的だったし好きな部分もある、それだけに引っかかる部分がものすごく残念、ということなんですよ。
せっかくの泰乃ちゃん卒業回だったわけなので、もう少しなんか視聴後に納得が行くように、やりようがあっただろーよー! みたいな。わかってくれ。

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