第8話 天才ボクサーの挫折…<糸>が変えた運命!?
ゲスト:玉城裕規、徳井優
脚本:山岡潤平
監督:柏木宏紀
木ミス枠に徳井優、それはもう仕事きっちりせなアカンのですよ。
3分でわかるあらすじ
アパートで、住人の楠見武(徳井優)の絞殺遺体が見つかる。その手には、透明の糸のようなものが…。楠見の指紋を調べた結果、7年前の未解決強盗事件の容疑者のものと一致!かつて事件を担当した雨宮(永井大)は、その事件で被害者宅に助けに入り、手を負傷した元ボクサー・宮平瞬(玉城裕規)のもとへ。奇しくも楠見は、瞬が働く焼き鳥店の常連客だったという新事実が発覚!“糸”が事件の点と線を繋ぎ、浮かび上がった衝撃真相とは!?
3分で読めるかもしれない感想
一応刑事ドラマでしょうよ第8話。
なのに被害者が手にしていた「透明な糸」に誰も関心を寄せない、鑑識が発見もしないってのは酷い……もしかしたら犯人の残したものかもしれないのに。捜査の手がかりかもしれないのに。実際、真相としても元を辿れば犯人のものだし、捜査の手がかりになるものだったので、余計にそう思う。
『遺留捜査』はそりゃ糸村さんの3分タイムこそが見どころの人情ドラマですけど、一応フォーマットとしては刑事ドラマなんだから、そこらへんは仕事きっちり♪してほしいですなゲスト徳井優さんだけに!(ドヤ顔)
糸村さんが見つけた真珠の玉に関しても同様。これに関しては、そこから捜査が進んだからまぁ……という感じではあるが、でも鑑識が発見しといてください……お願いだから。
人情話としても、今回は薄かったかな感。楠見さん側の事情がセリフだけで語られちゃって、どれぐらい娘を救いたかったのかがちょっと……分かりづらいとまでは言わないけど、感情移入できなかった。それは今回のドラマにおいて、ちょっと致命的なのではないか。彼の行動の基盤になる設定なのだから、ちょっとぐらい娘さんとの回想でも差し込むとかさ。ダメかな。
娘のように思われていた酒屋の子も途中でほぼ放り出されちゃうし、うーん、微妙だった。
真犯人側の動機が語られなかったのは好きです。たぶん自分勝手な動機なんだろうし。
1分でわかる次回予告
最終章。ということでゲストが豪華。
高橋英樹に隠れてますがツダカンも出ます。木ミスにツダカン出るの、すげー珍しい気がする。昔の『科捜研』ぐらいしか覚えがない。他にあったっけ?
2週連続の前後編です。さて木ミス最終章、どう締めるのか。