【遺留捜査 season7】第3話 感想

遺留捜査
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第3話 双子の完全犯罪計画!?最強のおまけカードの謎

ゲスト:入江甚儀、住田隆、曽我廼家八十吉、中須翔真

脚本:真部千晶
監督:兼﨑涼介

 どう見てもビックリマン。あまり詳しくないけど。

3分でわかるあらすじ

佐倉路花(戸田恵子)が過去に逮捕し、更生を支援してきた山下駆(入江甚儀)が殺害された。所持品には、お菓子のおまけカードが…。事件当日、現場近くの料亭で駆が見合いをしていたとの情報が入る。だがそれは、出版社の副社長・井野脇透だと判明!実は2人は双子で、同じ施設で育ったものの、弟の透だけが出版社社長の家庭に引き取られたという。過去の確執による犯行か!?糸村(上川隆也)が遺留品のカードから導いた衝撃真実とは…!?

3分で読めるかもしれない感想

 佐倉さん回は当たりの法則かもしれない第3話。

 というか、過去を掘り下げて面白いのが、特対チームの中でそれなりにキャラ立ってる佐倉さんだけ、ってのはあるかもしれない。過去なら室長とか。年長者は掘り下げてもまだ面白そうと思えるキャラ立ちがある。それは役者さんのパワーな気もするけど。
 そこで名前が挙がらない、そこだよ神崎さんと雨宮くん。君ら、京都編が始まって何年だと思ってるんだ……もうシリーズも終わるんだぞ……

 それはともかく。

 クレジットを見るまでもなく兼崎演出だった。カメラワークがへんてこだったり、印象的な画面だったり、泣かせるところは泣かせてきたりのおなじみ兼崎監督演出。やはり橋本監督の系譜……! 兼崎演出がわかるようになったら入門編、みたいなところはあるよね。つまり私はまだまだ演出初心者。これだけ見ててもまだ!?

 お話も、ここ最近の話の中でダントツの纏まり具合だったと思う。解決編・3分タイムを見ていても、それまでの捜査の要素がきっちり活かされていた。「その話、どこから出てきたの?」が殆どなかった。
 きちんと「おまけカード」に絡めた兄弟愛から話が広がって、事件でも不器用な兄弟愛と、犯人側の兄弟の対比ができるような描写がとてもよかったと思う。
 これが真部脚本……? 悔しい!!!!!(他シリーズの担当回を思い浮かべながら)
 私は今回みたいにそれまでの捜査と3分タイムに繋がりがある(事件とは必ずしも繋がりはなくてもいいが、あってもいい)方が好みなんだけど、生粋の『遺留捜査』ファン的には今回どうだったのかは気になる。なんか変にまとまっちゃってて、小粒感はあるかもしれないし。でも私は、いつもの話よりは今回の方が好きだ。

 糸村木も、今回は控えめでよかったんじゃないでしょうか。なんでも鑑定団の村木さんは笑った。
 もうこれまで何度でも似たようなこと言ったし、これからも何度でも言うけど、糸村木はあくまで作品のスパイスであって、メインディッシュにはなっちゃいけないと思うので、今回ぐらいの存在感でいてくれると嬉しいです。役者さんのアドリブを楽しむのも、やっぱり本筋の話を楽しめてこそだと思うので。

 欲を言えば今回ぐらいのレベルの話が平均値になってくれると嬉しいんだが、たぶん今期で一番はこの話になりそうで……
 それはちょっと、あの、私の『遺留捜査』への思いがアレなんだろうな。なんだ「アレ」って。察してください。

1分でわかる次回予告

 次回は体操コーチのお話。
 合格祈願の鉛筆がキーアイテムらしいです。

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