『仮面の狂騒 警視庁機動捜査隊216』感想

雑記
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あらすじ


のべ五千万人以上が視聴した人気ドラマシリーズ初の小説化!
渋谷で身元不明の若い男性の遺体が発見された。現場に急行する機動捜査隊の沢村舞子。殺された男と関わりのあった人気デリヘル嬢が捜査線上に浮かんできた――。人気ドラマシリーズがオリジナル小説で登場!




ネタバレは抑えめ!な雑な感想


 舞子さんたちがここにおる――
 その感動がまず先にくる。
 TBSの『月曜名作劇場』でお馴染みだった人気シリーズが、メインライター・安井国穂さん自身の手でオリジナルストーリーでノベライズ化。
 安井さんは雑誌『月刊ドラマ』6月号のライター掲示板にコメントを寄せられていて、

・シリーズを終わらせたくなかったので、11作目のつもりで書いた
・出版を許可してくれたテレビ局と制作には感謝している
・売れて評判になればドラマ化ワンチャン!(超要約)

 と仰ってました。
 この作品の最後には、改めてTBSや制作スタッフ、出演者の皆様への謝辞が。
 ということで、正式な続編と考えてよいみたいです。

 舞台は令和元年のハロウィン当日の渋谷。喧騒の1日に交錯するそれぞれの運命。

「素顔に張り付いて剥がれない仮面は一番厄介だ」


 今回の土居さんのセリフ。
 人はみんな仮面をつけている。それはいつか、素顔をもわからなくさせるかもしれない。
 もしかしたら仮面をつけているうちに、仮面が素顔になってしまうこともあるのかもしれない。それが、善意であろうと悪意であろうと。
 最後に少しだけ希望が残るところは救い。いやあれを「希望」と呼んでいいのかはわからないけど、善意の仮面の存在を信じられるかもしれない、ってところは。

 上記の『月刊ドラマ』で、「ドラマ化」についてお話していた安井さんですが、これはそのままのストーリーじゃドラマ化できないだろうな……と思う。
 詳しくはネタバレになるので言えないけど、かなり難しいと思う。
 むしろこれ、「せっかくドラマじゃなくてノベライズなんだから、普段できないことやったろ!」ってヤツなんじゃない?とすら思うw
 犯人逮捕の決め手とかは薄いと思うが、メインのトリック(でいいのかな?)はまんまと騙されたひとりですw
 ドラマ化、できるなら観たいけど、できる気がしない……かなり改変が入る気がする。
 でも、このシリーズはドラマ続いてほしいんだよなぁ。今も舞子さんたちが、街を流していると思いたい。
 私はTBSのこと全然信じてないので、2時間ドラマ枠が返ってくるとかは思ってないです。ただ、BSとかで新作を発表……って感じにならないかな。とか、そういう希望は抱いておきたい。儚い希望かもしれない。
 安井さんも「評判になればワンチャン」(しつこいけど超要約してます)と仰ってたし、みんなも買おうね『仮面の狂騒』。Kindle版もあるでよ。



ネタバレだよ!気になった小ネタとか


 ノベライズだからか、色々盛り込まれててよかったです。

◆ネコさん視点がある


 ドラマだと舞子さんのモノローグ(ナレーション)があるぐらいだけど、ノベライズなのでネコさん視点での話があったりする。貴重。
 その代わりなのか、今回は富岡さんや佐藤くんのシーンは少なめだった。ご飯……!

◆舞子さんの過去が詳細に描かれている


 ドラマ版で描かれてたかは私の記憶力の問題で覚えてないんだが、舞子さんの過去について明らかになっている。所長(ところちょう)やネコさんとの過去も。
 この舞子さんたちを、ドラマで見せてくれ……!

◆羽生さん!!!!!


 土曜ワイド劇場にあったシリーズ、監察官・羽生宗一羽生さんが過去回想に登場。中村梅雀主演のアレです。
 まさか、舞子さんの過去に関わっていたとは……!
 ちなみにこの繋がりは、脚本家が同じ安井国穂さんだからだと思います。局が違うw(制作は同じユニオン映画)。

◆舞子さんは書道家


 たぶん、中の人からのインスパイアだと思うw

◆土居さんは東京都の三河島出身


 土居さんって、出身地の話はドラマじゃやってなかったんだっけ?



 メインライターさん自身が手掛けているだけあって、めちゃくちゃ面白いノベライズでした。
 渋谷に土地勘があったらもっと面白かったのだろうか……
 もちろん、無くても楽しめますよ!
 ってことで、みんなドラマ化へのお布施だと思って買ってくださいお願いします(懇願)。


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