【特捜9 season4】第7話 感想

特捜9
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第7話 殺人パズル

ゲスト:朝倉伸二、町田マリー、齋藤優聖、上川周作

脚本:稲葉一広
監督:豊島圭介

 あのパズル、実際に解けるヤツ?

この話の見どころ

◆きれい好きな国木田班長vs片付けられない女小宮山さん

 掃除機かけるなら、机や椅子をどかした方がいいんじゃないかな……
 今回も小宮山さんとペアを組む国木田班長。「組む」というか「組まされてる」だろうか。
 どちらにせよ、私が惚れた切れ者国木田班長は遠いお話になっている。なんかカワイイオッサンになってんじゃんか!

小宮山「ホコリじゃ人は死にません!」

 片付けられない女は言うことが違う。厳密にはホコリでも人は死にそうだけど、とりあえず国木田班長を引っ張り出せたら勝ちなので小宮山さんの勝ちw

◆浅輪「俺、結構得意よ」

 数字パズルに夢中になって写真まで撮る浅輪さんは、まごうことなき係長エミュであった。捜査会議前まで夢中になってる。係長エミュだ。
 私は、パズル苦手だな……新藤くん寄りっすわ。

◆被害者の経済状況

 なんでお金に困ってなかったんだろう。働いてた形跡もないのに、金はどこから出てたんだ。
 研究グループにいた頃の貯金とかなんだろうか。それでも気前よくお金を貸すってのは……?

◆浅輪「うーん……新藤くん、お腹減らない?」

 係長エミュだー!
 もうこれ、今まで何度言ってるんだって感じでいい加減感想読んでる人も飽きるんだろうけど、でもこれはまごうことなき係長エミュでしょ。係長は浅輪さん、或いは新藤くんにこういうこと言うもん。
 係長エミュについて、浅輪さんの口から明言されたことはない(はず)なんだけど、「まぁ、10年以上婿養子やってたら、エミュぐらいできるわな……」みたいな納得があるので、『9係』の歴史は確実に『特捜9』に根付いてるわけですよね。この前の村瀬さん回想でもわかる『9』シリーズの歴史。

◆ご遺体が盗まれた!

 『科捜研』だとあわや猟奇殺人、府警と洛北医大を巻き込んだ大問題になってたのに、『特捜9』だとノリが軽いな……
 まぁ、ノリの軽さはすぐにご遺体が見つかったからってのもあるんだろうけど。
 あとノリが軽いのはここだけじゃなくて、今回は全体的にノリが軽かったと言ってもいいと思うw
 少なくとも、監察医務院(だっけ?)はセキュリティ見直せよwとツッコませてください。早瀬川先生の助手の広岡くんは前からの続投だったけ?

◆チンピラ漫才

 今回はノリが軽い回なので、チンピラもノリがいい。
 すげぇベタベタな漫才やってた。で、途中でフェードアウトしちゃったけどこいつら、闇カジノの取り仕切りに関わってたりで結構ワルなんだよなぁ……こんなにアホっぽいのに。まあ、下っ端なんだろうけど。

◆大学構内に描かれる数式

 浅輪さんの「すげぇな、これ」が本当にそのとおりで。なんかこの数式、監修も入っててちゃんとしたものらしいって聞きました。ドラマ制作のこだわりを感じる。
 大学構内はそりゃ誰でも出入り自由かもしれないけど、小学生とオッサンが二人で地面に数式書いてたら結構な噂になりそうだよな。あんまりそこらへん触れられなかったけど。
 一輝くんはコミュニケーションに難がある、とのことだったけど、浅輪さんとは普通に会話してたし、そこまでとは思えなかったんだよな……
 いや、そりゃ小学生でオッサンと数式で会話するような子が同年代の子と話が合うかって言われたら違うだろうとか、そういうのはわかるんですけど。

◆責められる早瀬川先生

 青ちゃんと矢沢さんが早瀬川先生に絡むの、久々に見た感じ。

青柳 「前代未聞ですよ
矢沢 「真澄~」

 そういや、矢沢さんは前も「真澄」呼ばわりしてたことあったよな。確か『9係』の頃。たぶんだけど。自信がないw

◆アカデミックな喋り方

 少なくとも青ちゃんと新藤くんの中では、ああいう嫌味っぽい喋り方が「アカデミックな喋り方」なんだな……とわかる。
 ここに村瀬さんがいたら、なんか言われてそうだな。「お前のことだよ!」とかなんとか。

◆矢沢さん大丈夫?

 どこ打ったの? お腹?
 青ちゃんがずっと矢沢さんに「大丈夫か?」っつーてるからアドリブなんだろうけど、矢沢さん本当に痛そうだったw

◆アイデンティティがかぶる青ちゃん

 髪セットが上岡さんとかぶる青ちゃん。
 取調室に手鏡とクシって持っていけるのか……いやだって、凶器になりそうで危ないじゃん。取り上げられそう。

◆浅輪さんと一輝くん

 人見知りではあるんだろうけど、やっぱり一輝くんがコミュニケーションに難があるようには見えないんだよなぁ。なんだろ、浅輪さんが一輝くんの会話を受け止めてあげてるからかな。
 せめて新藤くん辺りが、一輝くんと上手くコミュニケーションできないみたいなシーンがあればな……

◆村瀬さんの似顔絵

 病室に張り出される前回のオチ。

小宮山「あなたの怪我が早く良くなるようにって思いを込めて」

 そうだったっけ……? 楽しんで描いてただけじゃなかったっけ?w とか言うのは、まぁ野暮っすな。うん。
 どれが誰作のものなのか、少しだけ言及と手がかりが。

 上段左→浅輪さん(会話から確定)
 上段中→新藤くん(書いてあるので確定)
 上段右→絵のタッチから小宮山さん?
 下段左→青柳さん(会話から確定)
 下段中→消去法で矢沢さん?
 下段右→筆ペンっぽいので国木田班長?(前回ラストで筆ペンで描いている)

 下段の中と右が上手すぎる。どうなんだろ、これはやはり美術さん作なのかな?

◆村瀬さんのリハビリ

 こうやってリハビリシーンを映してくれるのが、キャラドラマとして丁寧な『9』シリーズっぽさある。
 わかってるか『科捜研』。お前のことだよ! 土門さん! しれっと2回も復帰して、本当にゾンビみたいになってるじゃねーか!!!!!
 村瀬さんのリハビリを見守る小宮山さんよな……むらこみ、CP萌えはしないが、コンビとしても相当グッとくるシーンであることは間違いない。
 もうここまで来ると、「CP萌えはしないが」と言っている私が相当往生際が悪いということなのかもしれない。
 往生際が悪いっつーか、萌えないっつーか、なんていうか……戸惑っているって言う方が正解かも。
 今まで、散々村瀬さんからの矢印は描いてたけど、小宮山さんからの矢印なんて殆どなかったじゃん。なのに今更? つかさちゃんと別れた当時じゃなくて今更? みたいな気持ちなんだよなぁ、正直に言うと。
 今期ラストでどういうオチを迎えようとも、婚姻届を書いたことは変わりないわけで、そこはホント、むらこみというコンビの変換点だよなぁと思う次第です。
 あ、村瀬さんのリハビリについては、私は絶対成功すると信じているのでそこは不安じゃないですよ。不安があるとすれば、むらこみの関係性についてちゃんと回収されるのかみたいなところですかね……またうやむやにされるんじゃないか、とか……不安なんですけど……

◆さっくん、やれるだけやってみる

 謎の数式をぽんと渡されて、「なんとか調べられないかな?」とか言われたら張り倒したくなるけどなw
 それでもやってくれる佐久間くんはマジでいいヤツ。お前さん、そんなだからいつも無茶振りされるのよ……

◆矢沢さんと青ちゃんからの壁ドン

 されたかった女子連中が悲鳴あげてるヤツ!
 クシを頭に刺される上岡さん。めっちゃ遊ばれてるw
 上岡さんの動きが、めちゃくちゃコメディでねぇ……やってることは結構はた迷惑というかえげつないと思うんですがw めっちゃギャグにされてる……

◆アタリの強い青ちゃん

青柳 「ええ? そんなんだったら上岡のこと、追っかけねぇだろそもそも最初から。何言ってんだ? お前。バカが」

 上岡犯人説が崩れたことにオカンムリだったのか、アタリが強い青ちゃん。ご機嫌斜めね。

◆ジェネリック正名僕蔵

 問い詰められた後のキレキレっぷり、その後のテンションの高さ、なんか面白犯人になってたけど、この人は作中でも言われてるぐらいの超身勝手犯人なんだよなぁ。
 正名僕蔵さんを思い出す演技だった。あんまり「ジェネリック○○」みたいな言い方は良くないんだろうけど、でも思い出しちゃったんだよなぁ。まさしく怪演。

◆浅輪「ちょっといいすか?」

 っつーて、がばぁっと犯人の体を持ち上げてたの、びっくりした。細身だけど浅輪さんも刑事。
 このアクションに、浅輪さんの静かな怒りが表れているようで、よかったよな。

◆無限に広がる数式と未来

 お母さんが一輝くんの数学の勉強を応援してくれることになったのはよかったけど、前回のように素直に「よかったね!」と応援できないのは何故だろうか……
 前回のえりなさんの場合は、彼女の問題は「対母親」でパーソナルなものだったから、それを乗り越えるために青ちゃんたちがサポートしてくれるんだろうなって未来が提示されていて、だからこそ安心感があった。「対母親」の青ちゃんサポートなら、きっとなんとかなるだろうと思うから。
 でも今回の一輝くんの場合、数学面で的確にサポートしてくれる人がいなくなっちゃったんだよな……とか考えてしまうからなのかな。お母さんは勉強面では普通の人だろうから、サポートには限界があるだろうし。
 もちろん、学ぶ意欲と機会があれば一輝くんの才能はもっともっと花開くだろうけど、でもそれでも茨の道なのかもしれないよなぁ、とか思ってしまった。
 よくない。ここは素直に、地面に描かれた数式のように、一輝くんの未来は無限に広がっているのだと思った方がいいんだろうな。そう、可能性はいつでも無限にある。

簡単雑感

 再度言うけど、ノリが軽かったっすね。少なくとも、ご遺体が盗まれた!?のくだりは必要だったのかどうか。
 話そのものより、演技や演出面でみなさんがわちゃわちゃやってたことを楽しむ回なのかな。
 ちょこちょこ挟まれるむらこみの進展も気になる今期でした。

次回予告とか。

 引きこもりの娘と母親の話。これで3話連続「母親」関連の話だけど、なんか意図があるのかな。
 ハリネズミの可愛さにメロメロになってる国木田班長。お、面白オジサンじゃん……
 密室トリックに裁判の証人? 色々詰め込まれていそうな予感だが、次回もむらこみの描写があるらしいってことも気になります。
 萌えるというより、「ちゃんとオチつくんだろうな……」という意味で気になってる。大丈夫だろうな。

 今回にアドバイザーとして参加された先生の著書。難しそう……(数学苦手)

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