第4話 紅い石
ゲスト:小野武彦、大地泰仁、近野成美、佐野和真、内野謙太、皆川猿時
脚本:尾西兼一
監督:麻生学
「“L”は……『LOVE』だと思います……!」
そうなんですか?
◆そりゃあ似顔絵破いたらキレられるで。
◆私、てっきり村木さんは女性に興味がないのかと思ってたんだけど、一応合コンとか行っちゃうんだ。
そしてそこで惚れられたりするんだ。いいなぁ。
っていうか、あの鉱物学の先生の何がいかんのん? 性格的にはヤバそうなカオリがぷんぷんするが、まぁいい人じゃん。いきなり訪ねてきた糸村さんの頼みをメルアドひとつで聞いてくれるんだから。
それにしても、糸村さんと横山さんマジ鬼。片方は空気が読めてないだけだろうけど。「大丈夫だよ。村木さんなんだよ?」「まっ、いっか! 村木さんですもんね!」って、君らいつも世話になっとるのに。
◆前も書いたけど、捜査一課や所轄の人が一所懸命真面目に捜査しているのはわかります。わかるんだけど、さすがに暴力されると退くわ。もうちょっと、捜査面なんかでその真面目さを表現してくれたらいいんだけどなー。
◆「科学捜査係は、遺留品を扱う部署だよ。だから、遺留品には徹底的にこだわるし、決して粗末には扱わない。……って、誰かが言ってた」
「使えない刑事ほど、物事を『偶然』で片付けるって誰かが言ってたよ」
お約束の「誰かが言ってた」シリーズだけど、事件捜査に関してのこれは、糸村さんの本音がダダ漏れだよね。糸村さんは人を煽る天才だと思う。
◆曽根さんから加賀見さんへの、あの厭な視線はなんだろうね。何か思うところでもあるんだろうか。何かの伏線?
◆なんで耕治さんがいきなりキレたのか、私にはよくわからないままだったんだけど、なんでキレたの? 殴って殺したのはやっちゃいかんが、、「俺が悪いんじゃないんだ……!」の叫びにはなんか同意したい。
◆料理を作るなんてどう考えても3分で終わるわけねーよなーと思ってたら、ちゃんと最後にお嬢がツッコんでくれてよかった。
たぶん、「3分」って限定するのがよくない。「少し」とかぼやかせばいい。まぁ、それだとセリフのインパクトがなくなるけども。
この、人に決定権を持たせているように見えて、実は絶妙な自信を漲らせるこのセリフ、嫌いじゃないんだよ。
◆加賀見さんと江藤さんの過去がこのシリーズの伏線なのきゃ?
今までカーネリアンがどうとか言ってたから、『L』もてっきりインド関連で上手くこの話をまとめられる言葉があるのかと思ってたら、ストレートに『LOVE』だった。別にいいけども。
そのせいってわけじゃないんだろうけど、カーネリアン・レシピ・似顔絵・幸せだった頃の手料理とキーワードが多すぎて、なんだか話がとっ散らかってるように感じられたんだよなー。もっとスッキリさせることはできなかったのか。
あと、確かに職を失ったり賠償金を払わないといけなかったりは息子さんの犯した罪のせいかもしれないけど、病まで人のせいにするってのがなんだかなーと思った>父さん
それだけ迷惑を被って、心労があったんだと言いたいのかもしれないけど、なんか違うだろ、と。
なので今回の話は、そこらへんにすっきりしないものを感じる。上手く言えないけど、あの父さんは自らに起こる不幸を無意識に耕治さんのせいにして過ごしてきたんだろうなぁ、そして今まで、それを正当化して生きてきたんだろうなぁ、と。
そんな歪な家族が歪みを正しました、再生したからめでたしめでたし、とはどうしても思えなかった。
だから好きじゃないな。うん。