【遺留捜査】第3話 感想

遺留捜査
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第3話 12402歩

ゲスト:芳本美代子、江守徹、遊井亮子、岸祐二、浅見小四郎、ヨシダ朝

脚本:池上純哉
監督:麻生学

1万歩歩くって、結構大変なんですよねー。
目標にしないと、なかなか歩けないんだよな。


◆宮下刑事は人の話聞いてないの?
「普段車で移動してる人が1日1万歩も歩くって変じゃね」っつってんのに、足を使うのが仕事の刑事と比べるのは無意味だよね。
本当、糸村さんが言ってる通り、一般人にとっての1万歩の壁は厚いんだぞ。ナメんな。ウォーキングナメんなこのやろぉぉおぉぉぉぉぉ

◆私、結構お嬢については好意的に見てると思うんだが、見ていて1度足りとも「こっちにだって、色々考えがあるんです」に頷けるような行動を見せてもらった覚えが無いんだが。
勿論、捜査に関して生真面目で、真摯で、だからこそ勝手な行動をする糸村さんに腹を立ててるんだというのはわかるんだけども、それに行動が追いついていないようにしか見えないんだよな。もっと言うなら、生真面目で真摯だとわかる描写が足らない気がする。主人公・糸村さんの純粋な味方側の人間じゃないから、ってのがあるのかもしれないけど、それにしたって。
そういう意味で、お嬢を代表に捜査一課の皆さんは結構損な役回りだよなーと思う。ドラマのメインじゃないからってのもあるんだが、なかなかその頑張りがクローズアップされにくいですからね。嫌いじゃないんだけどなぁ。

◆と、同情しておいてアレですけど、今回のお嬢(序盤)はどうした。奥さんの話を受けたからとはいえ勝手に被害者が不倫してると決めつけちゃったり、町山さんを不倫相手と思い込んだのか、曽根さんに止められたのに色々聞き出そうとしたり。
「辛い思いをするのは、いつも女なんです」は同意しかねる、というか私が2話までで思い描いてきたお嬢の性格では、あまり言いそうにないなぁと思ってたことをズバッと言ってくれてしまったものだから、反応に困った。
なんつーの? 「女らしさ」を盾にとったような愚痴というか。別にお嬢が女らしくない云々じゃなくて、そういうことは(意識的にせよそうでないにせよ)言わなさそう、と勝手に思ってたら、勝手に裏切られた。という。
そういう、カッとなってやっちゃいました的な若さ故の過ちを含めてお嬢はまだまだ発展途上、という描写なのかもしれんけども、それにしても今回のお嬢は何かが変だった。変だった割に、成長フラグだったわけでもないしなー。ただ単に、虫の居所が悪かったの?

◆いやぁ、いくら警察で勝手に処分できないからって、腐りかけの釜飯を返されても困るよなぁ……費用は出すから、そっちで処分してくれよと私なんか思うんですが。売れねぇし食べられねぇものを返されても困るじゃん。どうしろってんだ。

◆今回のお嬢はどっかおかしかったので、そりゃあ曽根さんに厭味言われるわなーと思った。しかし、厭味を言われたりとなんだりと、今回の話はお嬢成長フラグかと思ったんだけど違ったし。本当になんだったんだろうね。

◆お嬢みたいなカタブツが持ってくるDVDにまで「エロ動画?」なんて言っちゃう横山さんは非常に素直なお年頃ですねと思ったら、作中での設定が30歳だとぉ?
なんか年齢に触れると、生々しくなりそうだからやめよう。横山さん、なんか彼女いなさそうなんだよなぁ……(いたらスマン)
監視ビデオにエキサイティング!

◆不景気は間違いなく人の心を蝕むよなぁって思いました。
歩くって大変何気ないことだけど、できないと困る。そんなことを一歩一歩積み重ねながら色々悩んでいたんだろうなぁ、背負おうとしていたんだろうなぁ、と思うと、今回の被害者の博久さんがすごくカッコよく見えた。やろうとしていたことは危ないことだったかもしれんけどもね。

今のところ、糸村さんの明かす被害者の思いって、遺された人達にとっていいこと、プラスになることが多いし、そうじゃないとドラマにならんっつーのもあるのかもしれないけど、もし被害者が遺した思いが遺された人々にとってマイナスになることだったら、それでも糸村さんは3分間を使って明かすんだろうか。そんなことを考えた。

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