第4話 ふたつの茶杯
ゲスト:黄川田将也、北見敏之、荒井萌、森脇英理子、少路勇介、山中敦史
脚本:大石哲也
監督:七高剛
いい話を狙ってるのはよーくわかる。
が、親父さんのやったことはシャレにならんと思うけど……
◆署長の呑気さからくる不謹慎さは、本当にブレないな。なんかむしろホッとしますわw
◆人との接し方、距離感が測れない中年男・糸村さん。そりゃー森田さんも「近い」って言う。
あれはそこらへんにいるごく普通の中年男がやったら非難轟々ですわ。見た目がイケメン枠で、性格にどことなく憎めなさがあるから許される。※ただイケ。イケメン無罪すなぁ。
◆水沢課長のオカンっぷりが好きです。
◆仙道さんの厭らしいつつき方が結構好きです。
◆横山くんの真っ当な忠告から邪……でもないんだけど、邪道な捜査方法を思いつく糸村さん。ネットの有効活用ですな。ネットも悪い人ばっかりでもないんだよね。良い人ばっかりでもないんだけど。
◆香菜ちゃんを捕まえたのは、果たして横山くんなのか否か。なんか横山くん、運動神経よくなさそうなんだよなあ。足遅そう。
◆若さ故の突飛なまでの行動力、嫌いじゃないぜ。夢のためにコツコツお金を貯めてたところなんて好きだわー。現実でやられたら周囲の人はたまったもんじゃないだろうけどw
◆不可抗力とはいえ女子高生のぱんつが見える角度まで近寄っちゃったからこれは仙堂さんが悪い。
がしかし、ここ最近の「仙堂さん=キモい」の図式推しは、仙堂さんのキャラ付けとしてはおいしいんだろうけどちょっと可哀想になってきた。しかもほぼ必ずイケメンの遠山さんと対比されるし。私は好きですよ、仙堂さん。
◆さりげなく村木さんのパンを食べちゃってる横山くんの神経の図太さが結構好きですよ。
寝てる村木さんを起こして鑑定を迫る糸村さんステキ。まあ、今回のカッターは凶器だからまだマシだがw
◆なんか、今回初めて森田さんがちゃんと真っ当に仕事してた気がする。いや、今までもちゃんと仕事してたと思うけど、ちゃんと推理が当たって真犯人を捕まえられたのは初めてじゃなかろか。よかったな、森田さん。いいところ見せられて。
◆ものすごく細かいことではあるんだけど、あんな綺麗な砂浜があるようなところまで、糸村さんはどうやって自転車で訪れたのか。あれ、間違いなく東京じゃないだろ。どこだよ。
◆香菜ちゃんの背中をぽんぽんって叩く水沢課長がオカンすぎて好き。
いやまあ、被害者が真犯人を庇ってたっていうこと自体はいい話ではあるんだが、被害者であるお父さんがやったことが他人の人生潰すぐらいの正直本当にシャレにならないことなので、因果応報よなあと思うとなんとも微妙な話だ。殺人はダメ・ゼッタイなのは揺らぎませんけどね。
むしろ息子の方が、結果的にではあるが自分の父が殺される原因を作っちゃったとか考えすぎて気に病まないかが心配なんだが。
あるきっかけで被害者は変わろうとしてたけど、結果的には上辺だけ、変われてはいなかったってことだよな、これ。本当の意味で他人のことは考えられてはいなかった。だから殺された。悲しいことだけどね。
今回はちゃんと森田さんにも華持たせてあって、糸村さんは被害者の想いを解き明かすことに集中してて(いや、毎回本人の姿勢としてはそうなんだけど、結果的に真犯人とかまで暴いてることがあるし)、個人的にはコンセプトに沿った作りで結構好きなんですけどね。そこらへんが残念ですかね。