第6話 死を呼ぶTV電話! 爆破テロVS復讐代行人 2ミリカプセルの罠!?
ゲスト:秋本奈緒美、岩松了、東根作寿英
脚本:秦建日子
監督:本田隆一
次回が最終回。つらい。
◆2年前(S1)から振り返る丁寧なあらすじ
改めて見ると、コウちゃんって、ほんとクズ。
改めて見ると、前期の亜矢さんのビジュアルがめっちゃ好み。今期の明るくなったコーデも好きなんだけど、前期の陰あるキャリアウーマン的なビジュアルは本当に私の好みどストライクである。
◆黒木刑事、ナイスプレー
百合子さんと谷崎を竹宮さんの車から守るファインプレー。なおその後、竹宮さんを逃し、危うくナイフの餌食にするところだった模様。
百合子さんが合気道みたいなことしてナイフをはたき落としてたんだが!? 現場に立てないオバチャンじゃなかったのかよ!
まぁ、初回でロックマイスターになってたぐらいなので、この2年間でコウちゃん対策で護身術ぐらいは身につけてても何もおかしくはない。
……って感じの会話が、名取さんと監督の間であったらしいですよ。ちょっと前のラジオソース。設定、ふんわりだな!
◆「普通に悪いです」
留置所にぶちこまれてご機嫌なわけがない。亜矢さんの言うとおりである。
相変わらず嘘がつけない亜矢さん。誰がどう聞いても嘘とわかる嘘しかつけない。亜矢さんは、署長の嘘は見抜けてるわけだよね……
◆「5分で落とします」
タバコ休憩につられる浜口刑事。
休息のなさから生まれるイラつきは、ろくなことにならない定期。浜口刑事が席を外さなければ竹宮さんの口を割ることは出来なかったが、こういう展開にもならなかったし……
◆取り引き
世界で一番にせよ二番にせよ、「アンタの顔は見たくない」と言われても平然としていられる百合子さん強い。しかも相手、数ヶ月とはいえそれなりに付き合いのある人なのに。
録音録画を止めたら、竹宮さんの口を割らせても意味ないのでは……取り調べの様子を記録してるのは、自白までの過程に違法捜査がないかどうかのためでもあるんじゃないのか……
まぁ、それはともかく。
コウちゃんと取り引きして谷崎の情報を得た竹宮さん、と取り引きしてコウちゃんの情報を得ようとする百合子さん。
百合子「あなたと取り引きするためですよ。如月に繋がる手がかりを話してくれたら、私、竹宮さんに代わって、竹宮さんの望み叶えてあげる。病院のベッドで寝ている谷崎、私が殺します」
そっちか……百合子さん自身が悪魔になる方向か。いや、最終回で、百合子さんが悪魔の囁きと闘う場面もあるんだろうけど。
そして、百合子さんならやりかねないかも案件である。異例の人事を望んで復讐のために単身潜入したり、2年間でスキルを磨いたり、嘱託刑事として復帰したり。百合子さんの愛の重さ、バイタリティはすごいからな……
◆息子さんの死
竹宮さんの息子さんが階段から落ちて亡くなったのが約1ヶ月前ってことは、作中での時間経過はわからんけど、初回で竹宮さん・息子さん・署長でご飯食べに行ったってのは本当……なのかな。あのときはまだ闇堕ちしてなかったんだと信じたい。
2話冒頭でひとりだけ釣りに行くのを断ったのも、息子さんの死関連なのだろうか。放送時期と同じと仮定するなら、ちょうど息子さんが亡くなったばかりなのかもしれない。
とか考えると、お辛い……た、竹宮さん……アンタ、今までどんな気持ちで料理作ったり鑑定したりしてたんだ……
◆所轄対抗のサバゲー大会
なにそれw
「新しいペイントガンを買った」ってことは、サバゲー大会は初じゃないってことだよな。何してんだw
レクリエーション部みたいなのがあるってことなのかな。サバゲー、今結構流行ってるらしいもんね。
◆亜矢「北条さんが!?」
取調室に竹宮さんとふたりきりと聞いてすぐにピンとくる亜矢さんは、さすが百合子さんと濃いお付き合いをしてないな……と思う。あの女なら何かやりかねない、とかすぐに察知する辺りが。
そして、だんだん百合子さんの嘘も見抜けるようになってきている亜矢さん。今のところは「今のが嘘なのぐらい、わかるわよ!」レベルですが、そのうち、他の人間ポリグラフスキルと同様のところまでいくかもしれない。濃密すぎるお付き合いだ……
◆百合子「三浦さん。今回、百合子、頑張りました!」
百合子「出所祝いに美味しいランチ、ごちそうしてください」
亜矢さんに奢らせるのか……
「祝い」とはなんなのか。
そしてこれ、割と本気の台詞だった模様。この後のステーキハウスで亜矢さんが財布気にしてる。亜矢さん、真面目っつーか律儀っつーかなんつーか。
◆最後の笑いどころのステーキハウス
ここから先はほぼシリアス展開なので、笑える掛け合いはここが最後みたいなもんです。覚悟はいいか? 私は出来てない。
・早く百合子さんの話が訊きたくてランチの注文を面倒くさがった亜矢さんの「アンタと同じでいーわよ」
・を受けた百合子さんの、「黒毛和牛イチボ、300グラムを2つ。焼き方はミディアムレア。レアに近いのでお願いね」
・百合子さんの注文を聞いて慌てて財布を覗き込む亜矢さん。そもそも亜矢さんが奢る必要はなくない!?
・いいお肉に笑顔になる亜矢さんかわいい。如何にも食べ慣れてない亜矢さんである。対して百合子さんは食べ慣れてるリアクション。貧富の差!
・百合子「三浦さんのムショ仲間ですかぁ……」
亜矢 「ムショじゃない。留置所」
このノリが続いてほしいと、夢みたいなことも思ったんだよ……
◆法医学教室の百合子さん
そういえば、『カクホ』の舞台も横浜だったな。
ご遺体にビビって隠れる百合子さん。かわいい……のか? いつものぶりっ子、というわけでもないんだろうか。
S2になってだいぶ現場やご遺体には慣れたようだけど、さすがに解剖となると話は別なんじゃろか。
そりゃほぼ一般人に近い百合子さんなので慣れてなくてもおかしくはないんだけど、百合子さんのメンタルって鋼以上の何かなので、解剖が怖いとかあるんだな……って。私は百合子さんのことをなんだと思っているのか。
◆超小型ハイテク爆弾
音声認識可能な超ハイテクミニ爆弾。豆粒より小さいじゃん!
署長 「あのあの……ステーキハウスのクレーマー、死ぬ前に何て言ってました?」
百合子「ああもうそりゃ、酷いこといっぱい。あの、止めに入った三浦さんに、『うっせぇな、ババア。うぜぇんだよ!』」
亜矢 「『ババア』は言ってないから」
亜矢さんをイジれる機会は絶対に逃さない百合子さんに草。
S2最終回ひとつ前になって言うことでもないが、百合子さんは亜矢さんのこと大好きになってるな……普段だったら、亜矢さんの優先順位はだいぶ高いと思う。コウちゃんさえ絡まなければ……
◆浜口「いやいやいやいや! えっ!?」
浜口 「あんな小さなカプセルが、爆弾で? 胃壁に取り付くフックを自動で出し入れしていて、しかも音声認識システム内蔵!? それはもう、超高性能な兵器も同然ですよ!」
視聴者のツッコミを的確に代弁していく浜口刑事。ここだけで一気に好きになるわ……浜口刑事はコウちゃん派じゃないといいな……
◆如月「ハロー、エブリバディ」
バカにしてんのか。
怪しげなステージ的な場所で猫を撫でながら宣戦布告をしたり、雰囲気作りにも余念がない。
化けの皮が剥がれたら、めちゃくちゃ楽しそうに悪役ムーブをしているコウちゃんです。こんなヤツがよく長年バレずに警察官僚なんてできたもんだな……
高橋克典がノリノリで悪役やってるのもわかるw まぁ、なんか厨二心をくすぐる悪役だよな、コウちゃんって。言ってることは大きいんだけど、やってることは結構小物だし、遠慮なくぶっ飛ばせるっつーか。
コウちゃんがこんなに目立つやり方を選ぶのは、目的が目的なのもあるんだろうけど、本人が目立ちたがり屋なのもあると思ってるw コウちゃんって、劇場型犯罪者だよなぁ……
◆やり方の割に、目的がショボくないコウちゃん!?
こんな無駄にハイテクなSF一歩手前のシロモノを使ったら、浜口刑事みたいに最初は信じられないんじゃないか? 捜査面では一般人である政治家相手なら、尚更。脅迫を手段として使うだけなら、もうちょっとアナログでわかりやすい方法で脅した方がいいんじゃない……?
と、余計な心配をしてしまった。こんな回りくどい手段を選ぶって、やっぱりコウちゃんは劇場型犯罪者じゃないか……
◆芹沢さぁぁぁぁぁぁぁあん
まさかの犠牲者枠だった芹沢さん。とりあえず、クロだと疑ってたヤツらは全員土下座。私は信じてたからな!
一粒でも人間の胃をぶっ飛ばすシロモノが詰められた殺意のカタマリの小瓶に命を奪われる芹沢さん。
本当、コウちゃんはろくなことしないな! 百合子さんの前で何回命を奪えば気が済むんだ!!!!
◆百合子「警察の中で本当に信頼できるのは、私たち2人だけってことかもしれませんよね」
ステーキハウスでの台詞。
たぶん、亜矢さん側は少なからずこう思って動いてたと思うんだが、百合子さんは復讐のために亜矢さんを置いてひとりで行っちゃうんだね……何があって亜矢さん気絶放置になってるんだべか。
署長は、コウちゃんに誑かされそうになってるけどこっち側で、ダブルスパイ状態……とかか?
さくっとまとめと次回。
次回が最終回。早すぎる。つらい。
こういう展開だと、私は「コウちゃん死ね!」とシンプルに呪言を吐くしか感想がなくなってしまうw いやマジでコウちゃんは死ね。百合子さんを苦しめるコウちゃんはエンガチョですよ!
次回最終回、百合子さんと亜矢さんが迎える衝撃の結末の先に、コウちゃんカクホはなるのじゃろうか……楽しみです。