第3話 殺人アルバイト
ゲスト:小林涼子、玄里、山崎大輔、奥田達士、津村知与支、柳憂怜
脚本:入江信吾
監督:森本浩史
要するに「女が働くとろくなことないよねー」的な。いやいや、そもそも「現代の東京で働いたら負け」みたいな。冗談です。
なんだろ、普通の刑事ドラマみたいになってる。というか、2時間サスペンス短縮版っつーか、今まで見てきた『東京スカーレット』とはまた違うものを見せられた感じ。これもまたこの作品の幅と思えばいいのかしら。
そういうわけで、今回の感想へ。あんまりテンションは上がってない。
◆で、なんで杏ちゃんだけ警官制服だったのか。そしてあのステレオタイプのオタクは何故品川にいたのか。そしてそして、防犯キャンペーンビラ配りを途中でほっぽり出してよかったのか。
色々と謎ですな。いや半分以上冗談ですけど。でも杏ちゃんの制服姿はマジでかわいいと思うよ。堀さんとか荒木田さんは微妙な反応だったけどさ。
◆自分で「NS係」を「なんでもする係」とか卑下しちゃう堀さん、なんだかんだで色々楽しんでそうでいいっすな。
◆阿藤さん=野良猫説浮上→杏ちゃん「そんなにかわいい生き物か?」
阿藤さんまじかわいい……かわいい……?
うんまあ、かわいいってことにしておけ。面倒だから。
◆空き巣説を焚き付けた阿藤さんがニタァって笑ったところ、なんか人でも殺しそうな面でしたよ。いいのか、これが刑事やってて。
と、酷いことを直感的に思ってしまう私を許してください、生瀬さんファンの皆さん。
◆何の指示もない後方支援→何の指示もないんだから好きに動けるってことじゃん!
そんな風に考えて指示できる出町係長大好きです。
◆居酒屋の芽衣ちゃん、ちゃんとした明るいところで見ると……あの……先週までのかわいさが……! どういうことなの……! 私の一目惚れを返してっ
◆阿藤「私、税務署の方(ほう)から来ました」
前にもどこかで言ったけど、「方」と書いて「ほう」と読むと皆はもう警戒するのに、「かた」と読むと警戒しないよねっていう。
あんな小さなモーター会社が300万も脱税できたりするものなのかしら。それはどうでもいいけど、その社長・古賀さんに対する二枚舌っていうかなんつーかなんつか。確かにワルだね。簡潔に言い表した堀さんマジ超表現力。
◆ハンカチを本当に洗って返してもらってる杏ちゃんが強かなのか、志保さんが律儀なのか……普通、杏ちゃんが遠慮して「いいですよ」って言っちゃうか、志保さんが新しいの買って渡すかなって。
また会う機会を強制的に作ったという意味では、杏ちゃんマジ強か。
◆杏ちゃんの武器は、勘と運と度胸。それだけとも言う。榊社長に対して直訴する件でそう思いました。
しかしサカキフードサービスでのやりとりで、初めて阿藤さんが常識人に見えましたと言うととても失礼なんだろうけど、でも実際そうだからごめんなさいって。
◆榊社長、曲がりなりにも警察に対してあんなことを言っちゃう辺りで経営者の器とは思えないな。最後に闇献金で捕まったのもさもありなん。
◆で、白川さんが釣銭準備金を盗んだ証拠は? 阿藤さんはどこでそう思ったの? ただのハッタリ? 私が見落としてるだけ?
◆今回、阿藤さんのダーティーっぷりが少ないなーと思ってたけどそうでもなかった。まあ、スタンドプレーしなきゃ阿藤さんじゃないな。
◆ま、孫の手? 熊の手じゃなくて?
◆岩井課長がダルタニアンもとい鳴滝杏ちゃんに期待してるのは果たして「何」でしょうかね。
やっぱり、過去話に関係してるのかなぁ。
でも捜査一課長にアダ名で認識されてるってすごいことだよね。頑張れ杏ちゃん。
いくら若気の至りとはいえ、人を悪口で陥れて(しかも「ちやほやされて気に食わない」とかいうくだらない理由で)バイトクビにさせて、その後それを黙り続けて友達続けてきてたくせに最後の最後で真実ぶちまけてボディーブローを食らわせ、そのくせ「友達でいたい」「許してくれる?」とか訪ねてくる阿呆でしかも最後に永久就職というストレートも食らわせる杏ちゃんの友達はマジぐう畜。超ぐう畜。
そんな人と友達続けられてた杏ちゃんは、ぐう聖っつーか……あ、アホかわいい。あんなヤツ、ぜってーそれ以外にも引っかかるところあっただろうに、それに気づかなかったのか、見て見ぬふりをしてきてたのか……
今回の動機について、「たった10円」って言われてたけど「塵も積もれば山となる」という言葉があってだな。いや殺人を肯定してるんでも動機を肯定してるんでもなくて。でも「たった10円」ってのは違和感あったんで。
志保さんが「否定された」と思い込んだのはその「塵が積もった山」であって、「塵」そのものではないように見えたんだけど。なんか話すり替わってない? って思います。私の気のせい?
もうひとつ。バイトリーダーの志保さんは勿論だけど、殺された三浦さんもまた「バイト先」に固執してたのは一緒だったんじゃなかろうかと思うんだよな。だから彼女は大企業相手に闘うことを選び、それが殺される遠因となってしまった。
杏ちゃんがなんか言ってた締めくくりとしての「それだけは、信じてもいいんじゃないでしょうか」ってのは、たぶん嘘というか綺麗事というか、慰めに近いものだと思うのよ私は。なんか違うかな。
上手く言えないけど結局は皆、(死んだ元店長を思ってたはずの三浦さんですら)自分のことしか考えてなかったから起こってしまった悲劇、に見えるなぁ。東京がどうとかではなくて。なんかこういうの、東京が誤解されるからやめてね。
次回ぃぃぃぃぃ!
今から予言しとくと、たぶん来週の話は、私はボロクソに言ってしまうような、そんな予感がする。違ったらスライディング土下座する。
あと今回、杏ちゃんが上げられたから次回は叩き落とされると思う。
なんでそういうことを言うかというと、次回予告映像から、言葉では言い表せないぐらいのすごく嫌な予感がしたからです。ういるすてろ……か……
ということで、敢えて期待はしません! ので面白いといいなぁ!
自己矛盾には気づいてますのであしからず。