劇場版【麒麟の翼】感想 & 日本橋と人形町に行ったよ。

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日本橋と人形町に行ってきたよ!

麒麟像。

あと、『新参者』『麒麟の翼』でロケに使われたお店を発見。

ということで、劇場版『新参者』シリーズこと(私、こう呼びたくないんだけど、公式がこうだからこう書きます)、『麒麟の翼』を見に行って来ました!

※パンフレットは、映画を見た後に読もうね!
 あと、出来ればこれを機に加賀恭一郎シリーズを読んでくれると嬉しいな! オススメは『悪意』

【ネタバレのない感想】
概ね原作通り。のはず。
ということで、読んだ上で見に行くのも勿論有りだし、新鮮な気持ちで見に行きたいなら見なくても大丈夫ではないかと。
ただし、これは加賀恭一郎シリーズ『赤い指』の2年後、つまり正式な続編。その上、それにまつわるエピソードもあるので、『赤い指』を読んだor見た上で見に行くのがオススメです。というか、『赤い指』を読むなり見るなりしてないと、若干どころか結構な割合で意味不なんではないかと思われます。話の骨格になる「父と子」の部分の大事な所が。

原作のテーマである「父と子」「犯した罪と向き合えるか否か」は、ちゃんと映像化されていたと思います。最後に残った一筋の希望も、父親が最期に残そうとしたものも。
ミステリーとしての捻りや面白みがあるわけではないんだけど、人と人(特に親子間)の関係性の描写に重きを置いた、人情モノとしては面白かったです。
終盤の方では涙ぐんでいた人もいたのが印象的。終盤の加賀さんの言葉が心に詰まった人も多いんではないかな。
確かに公式のキャッチコピー通り、「泣ける」ミステリーなのかもしれないですね。

テレビドラマの時はどうかと思った演出の悪い点も、大体改善されていてよかったですし(一部直ってなかったけどね)。

【ネタバレ有りでちょっとメモ】

黒木メイサがメッチャ便利キャラになっとる。
まずこれだよね。ジャーナリストの片手間でバイトしていて、それがたまたま捜査に役立ちましたとか、この上ない便利キャラだよね。
友情出演だそうですが、まぁ、少ない出番の中、彼女を活かそうとすればこういう使い方しかなかったのかもなぁ。

◆加賀さんの腹話術人形・松宮くん。彼のシーンが、この重たくて暗めの作品においてホッと一息いれられる貴重なワンシーンに。お気に入りは銀だこでのシーンと、脇腹くすぐられて思わず立ち上がったところ。あそこは劇場でも笑いが起きてた。

◆まさか劇団ひとりがあの役とは思わなんでちょっと驚いた。なんかこう、もうちょっと筋肉馬鹿な人をイメージしていたもので……

◆終盤、自殺を止めるときの溝端さん演じる松宮くんの動きがすげぇ。
走りながらスパーン! と非常停止ボタンを押し、そのまま線路へダイブ! →杉野くんを助ける
アレは見ていて気持ちよかった。派手なシーンがない作品だからせめて入れたアクションシーンなのかもしれないが、溝端さんの運動神経は折り紙つきっぽい(※パンフレット参照)。

◆パンフレットといえば、劇団ひとりと松重豊さんのコメントだけ異色でちょっとワロタ。

◆しかし、原作の時はそうは思わなかったけど、映像にされると、腹にナイフぶっ刺されたまま7~8分も歩くってのはどうだろうと思わないでもない。しかも(いくら夜とはいえ)誰も気づかなかった、と。ううむ。

◆演出の粗は大体直ってたと思うんだけど、前半~中盤の音楽の使い方がちょっと気に食わなかった。音量が大きかったり、捜査会議や捜査シーンで明るめの曲やメインテーマを使ったり。最初の捜査会議の時、音が大きい上に音楽があって無くて台詞が頭に入って来なかった。
全体的に暗いトーンの作品なのだから、音楽も暗めのもので統一してよかったんではないかと思うんだけどどうだろ。駄目かな、暗くなりすぎると。
ただ、あの合ってないメインテーマの使用を1回だけにしたのは評価したい。それと、後半に関しては特に不満はありません。

まぁ、細かいことはさておいて。
興味のある人は、ぜひぜひ見てみては如何でしょうか。

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