第5話 悪魔の商店街音頭
ゲスト:五十嵐準士
初めて公式を真面目に見たんだけど、案外ブラックな世界観でちょっと笑った。あそこらへん、猟奇的な殺人犯がうろちょろしてる、危ないところだったのか……あそこ。まぁ、今までの犯人で捕まった人、いないもんなぁ……(3話のあの人はわからないけど)
ジャンルとしては、「ノンストップ猟奇的サスペンスコメディ」、らしい。なにそれ。
今回も面白かった。色々と。
◆南京錠で怪人二十面相相手の用心をするものの、なんかどうしてもダメな明智さん。
そんな彼の元へ、商店街のキャンペーンボーイの依頼が! 一応、名探偵の孫としての認知度はあるんだ。途中、「昔のメンズノンノのモデルみたい」云々とか、中の人ネタも挟まってましたけど。
そしてそこで驚愕の事実、明智さんは39歳。つまりアラフォー。
えええええええええええ
いや、中の人は40超えてるけどさ……設定としては、まだギリギリ20代とか、そんな感じだと思ってた……アラフォーのくせして、学生服含め色々コスプレしてくれる(ちょっとブサ)可愛い女の子を助手にする、しがない探偵……
……なんか、急に明智さんが勝ち組みたいに見えてきた。探偵としての才能云々より、環境が羨ましすぎる。いや、貧乏かもしれませんけど、あんなしっかり者で、なんだかんだで自分を慕ってくれてる年頃の女の子を傍に置けるなんて……
うん、やっぱり明智さんは殺されても仕方が無いのかもしれない。
で、三ノ輪橋さんからの依頼を受ける際、小林少女を叱る明智さんという珍しい構図が。アレか、前回探偵としての自覚がちょっと生まれたのと、微妙に三ノ輪橋さんに夢中になってる小林少女を見て面白くなかったのか。そうか。
◆着ぐるみを着ていても小学生にバカにされる明智さん。
◆さすがバンドマン、メイクすると全然違うなぁ……メイクする前は「ザ・地味顔!」って感じだったのに。整った顔立ちだとは思うけど。
明智さん、あなたさっき「帳簿調べる」って言ったばっかりなのに、「ワンたろうはお昼寝が好き、の巻」って。寝つき早すぎるし、案の定死に方マヌケだし。まさかワンたろうが凶器になろうとは……
しかもそれで、案の定殺されてれば世話無いわ。やっぱり、明智さんは殺されてもしょうがないのかもしれない。
◆出た、メタ(警備員)コント。今回は若い方がゴミ箱被せられていました。酷い。
年上の方の、「俺もこんなことしてる場合じゃないんだけどなあ」ってどういうことだろうね。
◆「また死んでしまった……」 ここまで来ると、明智さんの反応もこうなるわな。
前回といい、中の人の趣味なのかアドリブなのかw>物真似
幽霊でも、自分の身体に与えられた痛みは感じるのか。
◆で、今回微妙に冒頭からおかしいなぁって感じの小林少女。
・くちゃくちゃしながら飴を舐め、禁煙用の飴を吐き出す→明智「アメリカ人でもしないぞ!」 そうじゃない。
・未成年の見た目で煙草を吸う
・髭剃り
・カツラを脱いで、ボンバーヘッドになる
・おならをこく
・スタンガンで三ノ輪橋さんを気絶させ、縛り上げる
しかしてその実態は! ハニー(ry)
やっぱりお前か、三代目怪人二十面相!
相変わらず体型違うwwしかしそこがいい。地味に変装を解くスピードがあがってないかい?
いいんだけど……徐々に素が出るところとか、豹変っぷりとかいいんだけど……
序盤の台詞、どれだけ可愛い子ぶりっ子してても、「アレ全部コイツなんだよなぁ」……って思うと、ものすっごい気持ち悪いです。その上、次のCM明けまで、小林少女の衣装着たままだし。うん、伸縮性抜群すぎるだろあの衣装……
しかし、少ない『商店街音頭』の売り上げ目当てに彼に協力したんですか、この人。やっぱ三代目同士、貧乏って所も共通点なのかしら。
◆その頃、本物の小林少女は
→おそらく、自宅で緊縛監禁放置プレイ中
→自力で脱出
→ギター店の前でギター弾いてるお兄さんに尋ねたり歌ったり魚屋さんにも金物屋も靴下屋さんもクレープ屋さんでクレープ買ってもカラオケボックス歌って探して、最初のお兄さんにヒント貰って
→とうちゃーく! 歌いながら登場。可愛らしい歌声ですね。
それにしても、小林少女の到着を第六感で感じ取ったのは、やっぱり2人の絆ですかねぇ。
三ノ輪橋さんはツッコミも歌も下手くそでした。最近の加工技術は素晴らしいですねというお話。
◆明智さんが生き返るのは知ってるのに、小林少女が明智さんの幽霊と対話できていることは知らないらしい二十面相。
三ノ輪橋さんと一緒になって、独り言を話す(幽霊と喋る)小林少女を気味悪がってる二十面相さんを見て、うん、コイツもダメなんだろうなって確信した。いや、わかってますけど。
◆今回事件の真相にたどり着いた理由→自分に才能がないのを自覚していたから
「僕が、こんなに簡単に事件を解決できるわけがない!」
「だって、僕はダメ探偵の明智中五郎ですよ。39で燃え尽きようとしている探偵の推理を、簡単に信じちゃ、ダメじゃないか!」
何を言ってるんだお前は。でもこれ、逆にすごいと思う。
「自分が傷つかないためには、誰かを傷つけないとやっていけないでしょうが!」
どんな小さな地位でも、肥大しすぎた自己顕示欲を満たすためにしがみつく、哀れで弱い男。そんな男の心情と、それに答えた明智さんの台詞は、今までの話の中でも1番ハッとした台詞でした。
「自分で認めるのには勇気がいるし、できれば認めたくない。しかし、天才ではない我々は、ちゃんと傷つかないと、前には進めないのではないでしょうか」
……なんで、深夜ドラマのコメディ見ててこんな気分にならなきゃならないんだ……私は間違いなく、三ノ輪橋さんタイプの人間だなぁ……
◆「頼りなく見えるのは、自分のことで精一杯だから。でも、精一杯生きてる先生、私は好きです」
これは実質的な告白と受け取っていいのかい? 小林少女(・∀・)ニヤニヤ この2人はほのぼのしてて可愛いなー。癒される。
そんな彼女の台詞に答えることが出来ず、元の身体に戻ってしまった明智さんに大ピンチ! 椅子に縛られてるし怪しい部屋だし、向島って誰よ。
どうなる、明智さん! どうなる、小林少女!
そして、どさくさに紛れて逃げるんじゃない三ノ輪橋! また犯人逃走エンドって。
二十面相の逃げ方が相変わらずダサいです。そこがいい。
◆次回のゲストはキングオブコメディの人。予告でキモいとか散々な言われようだな。確かにキモいけど。
今までの話の中で、1番面白かったかもしれない。次週も期待してますよー。