【おみやさん8】第8話 感想

(新)おみやさん
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File.8 家政婦は見た!京の花街、娘から来た死を呼ぶ手紙!!

ゲスト:奥山佳恵、藤田宗久、三宅弘城、中村繁之、町野あかり、前川恵美子、多田実喜

脚本:岩下悠子
監督:黒沢直輔

今回のお題は! 『罪と罰』!

……罪は償えるんでしょうか。
……身から出た錆、というわけでもなく
……当然の報い、なのかもわからない
……罰が当たったというべきなのかもわからない
……つまりは、難しい話だってことだ。

シーズンに1回はある異色回。
文学がない私にはよくわかんねー話でした。


◆たまたまなんでしょうけど、話の冒頭で便箋を選ぶってネタが被ってるw(6話) 今回は便箋が話の中核に関わってましたけど。
で、すずさんが見立てた便箋。
すずさん→名前の通り、鈴の模様の入った便箋
おみやさん→「鳥居」勘三郎だから鳥居の模様が入った便箋
洋子ちゃん→マリーゴールドの便箋。虫がつかない花だから、殿方がつかない洋子さんにぴったり(byすずさん)
正確には虫が寄り付かないというよりは、線虫を駆除する成分が根っこから出るんだそうな。なので畑に植えて農薬替わりにすることもあるんだとか。で、高温多湿や乾燥のどちらにも強く、育てやすいみたいですね。
ちなみにマリーゴールドの花言葉は「濃厚な愛情」「生きる」「友情」「予言」「可憐な愛情」「健康」「嫉妬心」「別れの悲しみ」「悲哀」「絶望」「勇者」「悪をくじく」
嫉妬の象徴として扱われることが多いんだそうです。そのネガティブなイメージは、キリスト教圏が黄色を嫌忌する文化から来ているとの説があるらしい。
……で、この前の衝撃のインタビューと合わせると……
そうか! ここでの洋子ちゃんは、すずさんに嫉妬していたんだよ!
な、ナンダッテー

「すずさん、いつも感謝しています。これからも、美味しいご飯を作ってください」
お、おみやさんが……素直にラブレター(違うけど)を書いている……だと……?
その文面が、まるで小学生が母の日に書いたような文面だということはさておいて。
せっかく素直にお礼を書いていたのに、洋子ちゃんの悪戯心によりボツ。
「『永遠の愛をこめて、あなたの坊っちゃまより』」

洋子ちゃん、その後の笑い声といい小悪魔すぎる。やっぱり嫉妬か。嫉妬なのかー!?
関係ないけど、今回も桂子ちゃんがいませんでしたね。おそらく桂子ちゃんがいたら、大量の恋文を認めて資料課に持ち込んできたに違いない、と私は確信しております。勝手に。

「ガイシャは、誠実な人だったんですね。まー、少なくとも、怨恨の線はなさそうだな」(by洋子ちゃん)
「このヤマ、怨恨の線が強そうです」(by茅野さん)
そろそろ、おみやさんのテンプレに「洋子が言うから間違いだな」を加えるべき。
というか、今期第1話でもおみやさんに真顔で女子高生の推測>>>洋子の推理力って言われちゃってるしなぁ、洋子ちゃん。嗚呼。
まぁでも、結果的には(今回は)その読みは決してハズレではなかったけどな。今回の動機は怨恨ではなかったよな。

◆今回の「頑張れ鴨川東署・刑事課編」
・洋子ちゃんに肩を掴まれてバランスを崩しかける星野さん
「資料課がここにいることも、何かの間違い」(by村井課長)の片言具合
・いきなり刑事課に飛び込んできてわやくちゃなまますっこけた若手の高岡&吉川さん
・お手伝いのオバサンが乗り込んできた時、明らかに格ゲーのヒット音が。跳ね飛ばされた刑事課の皆さんに300のダメージ!
・デート商法のことを報告するときに何故かデスクの周りを回る村井課長以下刑事課の皆さん
・お手伝いのオバチャンに血糖値を下げるツボを教えてもらう兵さん。しかしオバチャンの怪力でぎゃあああああああ 血糖値ネタは、同じくゆうこりん脚本の4話からかw 引っ張るな。
・おみやさんに頼まれて10分だけ現場を捜索させてくれる兵さん大好きです。
・若手2人だけじゃなく、茅野さんも星野さんも兵さんも刑事課に走りこんできたでござる。書類崩された女性警官涙目。兵さんだけ、どう考えても大丈夫じゃありません……血糖値のせいか……
・資料課による必殺技:「ダブルプリンアラモード」で買収されて辻原さんとの面会許可をあげちゃう兵さん。なんか血糖値を計測する機械(何ていうの? アレ)を腕につけてましたけど、血糖値が上がるとか上がらないとかそういうレベルじゃねーよ……2つも食べるのか……

◆隠し巾着、美味しそう。

◆一応、お手伝いさんという立場なのに、っていうかそもそも坊っちゃまであるおみやさんに惚れてるはずなのに、当の本人からの電話に応対するときの態度があまりにアレなすずさん。最低限の礼儀として、食べ物を頬張りながら喋ったらあきまへん。

おみやさんが! 人の髪を! 思いっきりむしった!

………………( ゚д゚)………………

……いや、だからっておみやさんがどうとかそんなことは思ってないよ思ってないってばどうしても頭に目がいっちゃうとかそんなことはないってばないですよ本当ですったら。

◆素敵なまでに開き直った上に、潔く捕まった今回の犯人の、ある意味で一本筋が通った態度にはむしろ好感すら抱ける。あくまで物語上のキャラとしては、だけど。

「最近、全然おやつ作ってくれないんだもーん」とすずさんにケーキを要求する洋子ちゃん。完璧に鳥居家の一員だな。もう養子縁組でもしてもらえよ。
しかしすずさんは「坊っちゃまからラブレターをいただくまでは、おやつはお預けです」
酷い……なんていう交換条件……っ!
しかし、そうなると最初に洋子ちゃんがおみやさんのラブレター(というにはあまりに色気がなかったけどな、アレ)の邪魔をしたから食べられなくなったわけで、そうなるとただの自業自得じゃん。
つまり洋子ちゃんはアホ可愛い。そういうことだ。

「人は、憎しみや悪意はそれなりに無視できます。が、尊敬は無視できない。誰かに純粋に尊敬されると、それに値する人間になろうとする。そういうものじゃないですかね」
“これは人殺しの話じゃない。罪人が、人間性を取り戻すまでの物語だ”
果たして佐久間さんは、人間性を取り戻したことで本当に心が救われたんですかね? という意味で、私はラストのおみやさんのセリフには同意しかねる。
そして、いくらおみやさんや洋子ちゃんが何を言おうとも、この人は「でも、やっぱり自分のせいで」と永遠に己を責め続けそうだなぁと思う。
結局は誰も救われないお話でしたな。昔の罪を告白した金田さんも、「告白できたからスッキリー!」ってわけにもいかないだろうし。

次回は最終回!
2時間スペシャルとのことですが、いつも通りの2本立てです本当にありがとうございました。
「最後の迷宮入り事件」とか銘打ってるから、ちょっとドキッとしちゃったじゃない。何よやめてよ、もう。

『京都地検の女』の初回予告もキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
こちらも、いつもの明るいメインテーマを封印した予告でシリアスな雰囲気。
殺人が起こってるってことは、また初回は塩田さんなのかな。確か2時間スペシャルと聞いてますが。

どちらも楽しみにしておりますですよっ!

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