【相棒 Season9】第14話 感想

相棒
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第14話 右京のスーツ

ゲスト:青山倫子、小松政夫、森次晃嗣、津村和幸、清水伸

脚本:徳永富彦
監督:東伸児

普通でした。
今回も簡易で。


手袋越しなのに、あんなにスーツのことがわかる右京さんは間違いなくエスパーとかの類。
オーダーメイド製のスーツの左右の腕の長さの違いとかって、そんなハッキリわかるもんなのか。右京さんすげぇな。

◆オーダーメイドのスーツで超テンションが上がっている右京さんに「僕はあつらえるよりも、選んで買うのを楽しみたい」って空気読まない発言をしてしまい、「あ、そうですか」と空気読まない返しを食らう神戸さん。
その上、スーツを作る際には「ああ、君は先に帰っててください」
酷い、酷すぎる扱いだぜ。
っつーか、女性のファッションには嫌になるぐらい詳しいのに、男性のスーツにはあんまり興味なさそうだな、神戸さん。さすがにニッキュッパってことはないでしょうけど、そこらへんのデパートで買ったスーツを普通に着てたりするんだろうか。

◆テーラー薀蓄が面白かったです。テーラーさんは服のホームドクターなのか。

◆米沢さん、なんかもう右京さんに恋でもしてるの?
「毎度の事ながら、一課の目を盗みながらここへくるのは心拍数が上がります」
それ、恋する乙女じゃん。

◆動機って金額の問題じゃないよね、伊丹さん。何張り合ってるんですか。

◆ニッキュッパのスーツを見せびらかす暇課長。感覚がオバチャンだよな。自分の買い物上手を自慢するって。
で、オーダーメイドスーツの現実を聞かされて「俺のスーツは替えズボン付きだぁー! ナメんじゃねーぞぉぉぉぉぉ」と捨て台詞。いや、こんなテンションではなかったけど。

◆右京さんが『運命の女性』の陣川さんみたいなことをしていた。
まぁ、肌を(しかも男の胸)直でまさぐるのと、服の上から背中をまさぐるのとどっちがマシかと言われれば、確実に後者でしょうけど。

「5秒で済みます」(by神戸)
「本当に5秒でしたね」(by芹沢)
どんどん取調室はコントの劇場みたいになってるなぁ。

◆スーツの下に女性用下着。
やたら「奥さんが死んでから」を強調してたってことは、つけ始めた理由もそこらへんにあるのかな。

◆しかしまあ、随分とダイナミックなおみや死だなオイ。

きっと今回は、嫌になるぐらい右京さんがあの店の2人を厭味ったらしくしつっこく揺さぶるんだろうなと思ってたら違った。普通に捜査してた。そこで幾分か肩透かしだった気がする。
そこをさておいても、終盤の展開も決して悪くは無いんだけど、物語として破綻しているとも思わないのだけど、どうもピンと来ない。
笹原さんも理由があったとはいえ秘密漏洩しちゃって、それが結果的に殺人事件の一端ともなっちまってるワケだから、そこを美談っぽく綺麗に「古谷店長の意思云々」とかで流されて、「彼女はテーラーを続けます」的なオチになっているのが個人的にピンと来ないのかなぁ、と思った。スーツをオーダーしちゃった右京さんには悪いけど、別に彼女はやめちまってもいいんじゃないかね、としか思えないわ。ごめん。
それと、ひとつ気になったんだけど、どうして「古谷さんはロンドン帰り」とかそんな話になったんだろう。そこらへんは説明ありましたっけ。上手いことぼやかしておけばよかったんじゃねぇか、もし(何かのはずみでも)自分からそんなことを言ってしまったんだとしたら、そこらへんもなんか微妙にもにょっとするなぁ、と。
2人は結局自分のエゴに負けてしまっていたわけで、そこを特にツッコまれるもことなかった(ように見える)ので、綺麗な話、いい話として消化するには、自分にはどうしても共感できない話でした。ごめんなさい。
でも小ネタは面白かったんで、悪印象とかはないんだけど。

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