【新・警視庁捜査一課9係】season2 第5話 感想

警視庁捜査一課9係
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第5話 殺人DJ

ゲスト:堀内敬子、小市慢太郎、沢井美優、建蔵

脚本:深沢正樹
監督:長谷川康

今週の『TVガイド』に、小宮山さんの中の人のインタビューがあったんですけど。

「私は、“9係”には役割の違う“5人の彼氏”がいると思っているんです。だから現場では、よりどりみどりなんですよ(笑)」
「彼女は、『わたし、どこででも寝られるもん!』ってタイプの子なので、こんな友達がいたらなぁって。わたし自身は、枕が変わると寝られないタイプの人間なので」
「毎年、自分なりに志保のテーマを決めているんです。今回は『わたし女よ、悪い?』って、“女”を武器にしようかなぁって。同時に、真実を見つけたいっていう、事件に真剣に向き合う彼女の姿を見てほしいですね」

っていうコメントがあって、去年の『落雷花嫁』のオチを思い出した。

アカン。これは志保姐さん、9係の男性陣を喰らう気満々やで。
逃げてー9係のみんな超逃げてー

まぁ、そんなことはさておき今回はー。

青柳・妙子回は高確率でアタリ回。の法則が生きててよかったです。
ただ、もう本当にそろそろ妙子さんを事件に巻き込むのは勘弁してやれ。な。
ということで、本日の感想へ行ってみましょうか。


今回の青柳さん
・初っ端から、ラーメン屋で妙子ちゃんがDJのラジオを聴きながら笑う青柳さん。
映らなかったけど、ラーメン屋の店主からしたら、どうなんでしょうねコレ
毎週、この時間にやってきては、ラジオ聞いてニヤニヤしてる人相の悪い(ごめん)中年男性。

・妙子さんがラジオ番組のDJやってると知った9係の面々に「なんで教えてくれないんですか」と言われ、顔は嬉しそうなのに「聞かれてないんで」と答える青柳さんのひねくれっぷりが愛しい

・妙子さんが事件に絡んでるとわかると、もう露骨なまでに取り乱す青柳さん
そして証拠になる似顔絵を、「これは俺が記念にとっておくから」とか言っちゃうし、相変わらず胃腸弱いみたいだし。そして全てを抱え込んじゃおうとするし。
本当に妙子さんが絡んでるとダメだなー、青ちゃんは。そこが青ちゃんの魅力だろう、と言われたらなんともいえませんが。

・しかし青ちゃんは、思いつめると途端に饒舌かつ気弱になるな。
「バカでごめんな」「バカだなんて、思ってませんよ」
今回は、地味に矢沢さんが青柳さんを受け止めてあげてる話でよかった。というか、ちゃんと9係の全員に見せ場がある話でよかったなぁ。

・妙子さんを指して、「不器用なんですよね」と言ってたけど、それは青ちゃんもだよな。自分が信じた相手に対してはとことん自己犠牲的なところとか、似た者同士カップルだよなぁ、この2人って。
しかし、青ちゃんが「妙子は俺の、1番大切な女です」と言い切ったところはカッコよすぎた。惚れた。

・そんな不器用な2人が、ほのぼの手を繋いで終われる話は良回の法則。手のつなぎ方かわいい
いやもう、これはもう(*´∀`*)って感じですよ。こんな顔になるよ。
妙子ちゃんのラジオを聞いて、矢沢さんが描いた似顔絵を見て。嬉しそうにラーメンを啜る青柳さん。
ご馳走様でした!

それ以外の小ネタとか。

◆当直明け。
(未来の)お義父さんに起こされ、朝食の世話をされる婿養子の図
その後の青年の、加納親子への気の使いっぷりとか本当に婿養子ですよコレ

◆店開いて、まだそんなに経ってないだろうに、もう雑誌に取り上げられてる倫子ちゃんすげぇ

「なんか、彼女と別れたみたいで、朝から機嫌が悪いのよ」
おいまさか この一言で つかさちゃんをなかったことにするつもりか

あれなん? 第3シリーズ最終回のあの主任の名台詞とか、っていうか第1シリーズからの積み重ねとか、全部その一言でチャラなん?
それはないでしょう……ねぇ、ないと言ってくださいよ。せめてもうちょっとフォローしてくださいよ。
小宮山さんとのコンビも好きだけども……もう少し積み重ねってモノをだね……
早瀬川さんが「よかったじゃない」とか言ってたけど、正直「どこがだよ!」と言いたい。すごく言いたい。こんな中途半端に投げ出さないでください……お願いします。今後のフォローに超期待してます。してくれなきゃたぶん、泣く。
このシーンでよかったのは、早瀬川さんと小宮山さんが仲良かったことぐらいです。うん。そこはいいんだよ。話してる内容が問題なんであって。

◆ハガキのパラパラ漫画に気付いた係長に呆れる、9係の面々を宥める青年の図。
そして、ウサギのイラストを気にかける係長に文句言いたいけど直接は言えないから、青年にキレる主任の図。
係長の考えを汲み取って、他の9係メンバーにわかりやすく噛み砕いて説明する青年の図。
悩む係長に、娘の手作りのお菓子を差し入れする青年の図。
もう完全に青年は婿養子だな、これ。気遣いっぷりが本当にハンパない。

「俺のコーヒーも淹れてくれ」と自分で頼んでおきながら、その後数分と経たない内に「コーヒー淹れてる暇があったら、お前も調べろ!」
何、主任はフラれたショックで記憶力ヤバくなってるの? 或いは老化現象でヤバくなってるの?

そして、弱ってる青柳さんに無神経にガンガン攻め込んで、見かねた小宮山さんに口をふさがれる始末。

   / ̄ ̄\   ←小宮山さん
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)  <(いいからちょっと黙れよ……)
. |     (__人__)____
  |     ` ⌒/ ─’ ’ー\
.  |       /( ○)  (○)\  ←主任
.  ヽ     /  ⌒(n_人__)⌒ \
   ヽ   |、    (  ヨ    | <あなたが垣内妙子さんから
   /    `ー─-  厂   /      情報を引き出せば(ry)
   |   、 _   __,,/     \

ずっとあのテンションで仕事してたら、そろそろ主任の血管が纏めて数本切れそうだなぁ。
今回、青柳さんが胃腸薬飲んでましたけど、主任の胃腸は大丈夫なんでしょうか。健康診断受けたら、今度こそレッドゾーン突入するんじゃなかろうか。

R.Nが『ラビット』な被害者役が沢井美優なのは、絶対狙っただろコレ
いやだって、実写版・『セーラームーン』のうさぎちゃんですよ、この人。
うさぎ→ラビット
って、考えすぎですかね。実写版は他局ですけど、制作は同じ東映だし。
しかしまぁ、なんつーか嫌な女とか殺され役が似合うようになっちゃって……
アレに出てた人で、今でも第一線にいるのって、マーズ役の北川さんとかぐらいだよなぁ……久々に見た気がするもん、この人。そういや、この前の『853』では、ヴィーナス(小松彩夏)出てたなぁ。
で、ちなみに言うと、マーキュリーの子ども時代が、『科捜研』の亜矢ちゃん(松元環季)だったり、実写版オリジナルキャラのセーラールナが、『三代目・明智小五郎』の小林少女(小池里奈)だったり、元基お兄さんが、刑事ドラマでは最近すっかりお馴染みになった黄川田将也さんだったり。
本当、地味ーに生き残ってる面子ばっかりだな……もう見なくなった人も多いもんなぁ。

とか、そんなものすごいどうでもいい話はともかく。
被害者が、もうありきたりなぐらいのメンヘラ構ってちゃんでどうしようかと。なにこの人こわい
そういや実写版のセラムンでも、なんかセレニティはエンディミオンに固執しすぎて病んでたよなーとか、そんなことを(ry)
終盤、青年が「被害者は改心して~」とか言ってたけど、あれは絶対治らないと思うな……
藤並夫人に説教されて泣いてたけど、アレもなんかその場しのぎにしか見えない。あの被害者、ボーダーとかそんなニオイがするもん。嘘をついたり騒ぎを起こして、周りの気を引こうとする。そういうのに振り回されて、周りは疲労しちゃうんだよなぁ……
いつもの『9係』と違って、「そりゃあ殺されるわ」って感じの外道・極悪系被害者ではなかったものの、ああいうのがいたらうざったいだろうなぁ……とは思った。
だからって、犯人を庇うわけではないんですが。コイツの方がかなりアレだし。

◆犯人の美術系予備校講師に、あのお菓子を持ってくる係長・青年コンビが某特命係並にえげつない件
まぁ、そんなことをされても文句言えないぐらい、コイツはアレなんだけども。盗作するわ殺人するわ、どうしようもないな……
と、犯人の方がクズだったのが割と珍しいなぁーと思った。

◆加納親子の仲を取り計らおうと四苦八苦する青年は、もうやっぱり婿養子だな。うん。
1話でのカエルの置物、ちゃんとお店に飾ってあったんだ……
ちょうどその頃、係長も倫子ちゃんのお店のお菓子を食べて物思いにふける。
そうか、係長の思いも報われる日が来るのかな。そんな、シリーズのラストすら予感させる最後。
もう青年と倫子ちゃんの仲は甘々だし、倫子ちゃんの態度はだいぶ軟化してる気がするんで、あとはもう係長の歩み寄り次第な気はするんだが。

事件については、青柳・妙子コンビの描写と藤並夫妻の描写がメインなので、犯人を当てる回ではなかったですね。
真相は三者がそれぞれ誤解し、本当なら単純だった事件が複雑化するという、ありがちといえばありがちな事件。
でも、それを気取られないように上手いこと展開を二転三転させて、その上で青柳・妙子に話を絡め、レギュラーキャラ全員にちゃんと見せ場もあって。
面白かったです。やっぱり深沢さんの脚本いいわー。

来週はハセベバクシンオーさん脚本。
予告からして、楽しい掛け合いが楽しめそうで、今から楽しみです。
っていうか、ちらっとだけど見覚えのある景色が映ったな……あれ、江戸川? え、もしかして近所で撮影やってたんだろうか……?

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