【女刑事みずき】スペシャル 感想

木曜ミステリー
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二人きりの特命捜査……毒殺事件は序章だった!! 死者が死者を隠す殺人トリック!? 偽りの夫婦、哀しき過去

ゲスト:津田寛治、遠藤久美子、荒川良々、中原果南、中村綾

脚本:瀧川晃代
監督:長谷川康

もしかして、もうローテ復帰決定してるの?

って感じのラストでした。
まぁ、確かに10月期はともかくとして(たぶん、あの女検事さんだろうし)、1月期以降にやれる作品が少ないしなぁ……
ということで、もしそうなら嬉しいっちゃ嬉しいんだけど……

まぁいいや。とにかく、今回の簡易感想へー。
ごめんなさい。ぶっちゃけあんまり真面目に見てなくて、本当にメモ書き程度です(´・ω・`)


◆開始10分程度で左遷になっちゃうみずきさん、パねぇッス。
でも、その経緯がいきなりというかトンデモすぎてなんだかな。
と、まぁ、なんつーか全体的に説明不足だったよなぁこの話。一応、3年ぶりの復帰なワケだから、もう少し丁寧に状況とか設定とか説明してもいいと思うんだ……
課長はみずきに巻き込まれて左遷されたと台詞だけで説明があるのみだし、あすなろがいない理由は(作中では)写真で示唆されるだけだし、鳴海さんにいたっては説明すらないし。

◆で、そんなこんなで限界集落の駐在所に飛ばされたみずきさんですが
割と馴染んでるやん。別にあのままでもよかったんじゃね、とか思っちゃってスマン。でも「嘘をつくと右上を見る」ってのは嘘らしいよ。
……そういや、事件捜査してる間、糠床かき回す人いなかっただろうによかったのかねぇ。と、割合どうでもいいところが気になった。

◆今回のゲスト、もう2サスなんかでは御馴染みの人ばっかりなんで、いちいちツッコむのもアレですけど
エンクミとツダカンが元夫婦役って。
主任が妙子をNTRしやがった……!

しかも最後には復縁フラグ。
なるほど、CMでいがみ合ってたのは妙子を巡っての争いですね。わかります。
とまぁ、そんなどうでもいい与太話はさておき。
どうしてエンクミもツダカンも、こういう役どころばっかりですか。

エンクミ→健気で純粋な性格故、制服レイプモノというものすごくマニアックなAVに出演してしまった過去がある
ツダカン→そんな彼女のために大学教授の座を諦めてやさぐれたり、昼間っから酒をかっ食らったり、HDD盗んだり捕まったり

なんか……エンクミも段々幸薄い役が似合う女優になってきてるよなぁ……
ツダカンはいつも通りじゃないかな。うん。

玲子さんって、キャリアだったんだ。
いくらなんでもキャリアじゃなきゃ、あそこまでの大抜擢はない……よね……?
っつか、元刑事だったの? しかも優秀だったって? え、今までのシリーズでそんなこと言ってたっけ。あれ?
まぁそれはさておいて。今回の硬めの話に置いて、一服の清涼剤的な存在だった玲子さんの変わり身。なんというツンデレ。いや、新ジャンル:ツンデレ熟女ってとこですか。
玲子「別にアンタのためじゃないわよ!」……みたいな。
誰得だよ。いや、笑ったけど。

◆原田さん、みずきさんがいなくなって寂しいのか。この人もツンデレだなー。
っつーか、「平和だなー」とか言うてましたけど、課長含めてトップ2名が左遷された係って、それ相当ヤバいんじゃあ。
あんなにのほほんとしてて、いいのかね。代理の課長が来た気配もなし、あの係は何をやってるのか。いいのか、それで。

◆で、まぁ新キャラの白根さんだけども。
ぶっちゃけ、印象薄いんだよなぁ……途中まで、似たような役どころだったせいか『科捜研』スペシャルと同じで犯人なんじゃね? と思ってたけども。
なんか展開があっちゃこっちゃ行き過ぎて、途中で存在が埋もれてたよね。
犯人じゃなかったことと厭味っぽいところ、割に計算高いところは新鮮だった。でもそれ以外は特に……何もしてないしさぁ。
今回は、みずきと玲子さんのコンビがメインだったとはいえ、なんだかな。

◆vs.ツダカンの時も、未知さんを落とす時も、親しい人物について揺さぶりをかけて落とすみずきさん、某特命係並にえげつねぇって思った。

本日の豆知識:モロヘイヤには毒性がある
モロヘイヤの種とそのサヤには、ストロファンチジンという強心作用のある成分が含まれています。
このストロファンチジンを摂取すると、食欲不振、起立不能、下痢、死亡に至ることが長崎県の牛の症例で分かったようです。
嘔吐やめまいの症状も出るとか。
※ストロファンチジンは、昔、アフリカでは弓矢の毒として使われたとか。
ストロファンチジンがモロヘイヤに含まれるのは、
 ・種
 ・種のサヤ
 ・発芽からしばらくまでの若葉

の3つの部分だそうです。
毒が入っていない部分は以下の通りです。

 ・収穫期の葉
 ・収穫期の茎
 ・収穫期の根
 ・蕾(つぼみ)発生期の葉
 ・蕾(つぼみ)発生期の茎
 ・蕾(つぼみ)発生期の根
 ・蕾(つぼみ)発生期の蕾

簡単に言うと、収穫期の葉や茎を食べましょう! ということですね。
花が咲いてしまったら食べるのはやめておいた方が良さそうです。
老化した葉や茎もやめておきましょう。

へぇー。

◆坂口圭太が大野潤で不正事件の当事者で
坂口未知は茂木直美と本物の坂口圭太を殺してて
警察内部のスパイは白根さんの部下の笠原さんで
茂木直美を名乗る小山佳代子と桐原凛子を殺したのも笠原さんで
全ての黒幕は、自分の不正をバラされたくない政治家の池内泰造。
その複雑なカラクリは「なるほどねー」って感じではあるんですが、正直詰め込みすぎな気がしないでもない。展開が終始駆け足気味だった感じ。そのせいで、冒頭に書いた説明不足が余計際立って見えてしまってなぁ。もう少し描く要素を絞ってくれてもよかったのに。お前の頭が足らないんだろう、と言われればそうかもしれませんけど。

◆笠原さんって、アレだよね。『京都地検の女』の白井検事さんだよね。
2時間引っ張って、事件を複雑にあっちゃこっちゃやった末の決め手が、うっかり言っちゃったネタなのはなんだかなー。いいのかな、それで。
関係ないけど、『科捜研』スペシャルではぶん殴られてた西村雅彦が、こっちでは犯人の笠原さんをぶん殴ってて不思議な感じがした。デジャヴってヤツですか。違いますか。そうですか。

◆何はともあれ、一件落着。
大野さんと未知は、いつの間にか愛し合ってしまっていたというオチ。「待ってる」って言うても、未知さんはあれだけの罪を犯して、果たして出てこられるんだろうか……
白根さんもなんだかんだでツンデレだしで、今回のテーマはアレか。いい年したツンデレなのか。

◆しかしみずきさん、あれだけの大手柄挙げたら所轄の課長になるどころか、本部昇進もあり得るんじゃあなかろうか。警察人事には詳しくないけどさ。
白根さんとコンビ組むフラグも、玲子さんの過去(?)に関するフラグも立ってるし……レギュラー復帰あるのかねぇ、やっぱり。
そういや、玲子さんの立場はそのまま?

『人気カリスマブロガー』とか『限界集落』とか、『企業の不正事件に政治家が絡んでる』とか『警察内部にスパイがいる』とか、色々美味しく料理できそうな要素を詰め込んでましたけど、これ何かの流行なのか。要素を詰め込めるだけ詰め込むって、最近の2時間ドラマの流行かなんかなのか。そしてそれを上手いこと消化できていないような気がするのも流行なのか。
私の頭が足らないことを差っぴいても、あんまりストーリー展開には魅力を感じなかったなぁ……
今まで、自分がこのシリーズに感じていたケレン味というか魅力は、二転三転するストーリーとか事件構造の複雑さとかなんとかじゃなく、レギュラー陣の安定した演技にあったんじゃないかなーと思った。あとBGM。
スペシャルだし、レギュラー陣の出番も殆どなく、かつ舞台も全然違うので当たり前といえば当たり前なのですが、どこか異質な感じがしました。なんというか『浅野ゆう子主演の2サス』を見ていた感じだなぁ。
別に小林稔侍は好きでも嫌いでもないし、主演にするにはどーかなーって思うんだが、脇役としてならやっぱり圧倒的な存在感を持ってるんだなーと思った次第です。西村雅彦が嫌いとか嫌とかダメとかではなく、あくまでこの『みずき』という作品においては、の話で。
まぁ、2時間そこそこ楽しめましたけど、もし復帰するならレギュラー陣の楽しい掛け合いを見せてほしいです。
あ、相変わらずBGMはカッコよかったです。個人的に『みずき』の最大の魅力は、BGMだと思ってます。サントラ出るのも納得ですわ。

ちなみに。あの政治家の秘書役の人は、『建みさと』さんだそうです。
やたらその検索が多かったので、字幕で調べてしまった(`・ω・´) 綺麗な人だったよねぇ、彼女。

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