【おみやさん】第5話 感想

(新)おみやさん
スポンサーリンク

File.5 祇園で泣く女教師!! 不自然な夫婦の殺意

ゲスト:梅沢富美男、とよた真帆、湯江健幸、高橋光臣、小川信行

脚本:塩田千種
監督:山下智彦

個人的に、『おみやさん』に期待してたのは重厚な事件モノでも後味の悪さでもなく、事件は二の次の京都版・はぐれ刑事みたいな人情ドラマだったりするんですけど、やっとこ期待通りのテイストの話が来たなーという感じです。はい。
今までの話の中では、1番明るめの話になりました。それもこれも全部姫野さんのおかげですね。
うん、事件自体は本当にベタなぐらいでちょうどいいと思うんだよなぁ……なんか、来週の予告がすごい不安なんだけど。

ってなワケで、今回の感想へ。


◆久々に桂子ちゃんきたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!1
実は初回以来の登場だったって知ってました? ううううおかえり! 超おかえり!
今日も活躍してましたし、相変わらずおみやさん大好きで何よりです。

◆珍しく現場に呼び出された資料課2人。原因は……
姫野さん。
ま た お 前 か
相変わらずおみやさん大好きだな、あなた。お元気そうで何よりです。本当に。
いっそこの際、シリーズに1回の準レギュラーといわず、普通にレギュラー入りしても……いや、暑苦しいしやかましいから、これぐらいのペースでいいのかもしれん。『相棒』の陣川くんみたいなもんだよね。
ということで、本日の姫野さん。

・初っ端から「鳥居ちゃん呼べよ!」と茅野さんに当たり、おみやさんを見るなり「鳥居ちゃん!」
洋子ちゃんの反応と本人の話からして、朝っぱらからよっぽど酒臭かったらしい。どれだけ飲んだんですか。まだ酔ってるぞコイツ……

・刑事さんたちとのコント
茅野「どんな顔立ちだったんですか?」
姫野「顔立ちって、目が2つあって鼻があって口があって……」
酔っ払ってるので支離滅裂。しかも、
姫野「目が3つあったら3つ目小僧じゃねぇか! 妖怪だぞ? 妖怪。なんかヨウカイ?なんてな! ははははは」
茅野・高岡「用があるから聞いてるんだよ!」

・似顔絵作成中に居眠り。しかもやっぱり証言が支離滅裂。それを茅野さんのせいにして、洋子ちゃんにまで「1番アテにならない人が目撃者」呼ばわりされてるし。

・おみやさんに、捜査協力のお礼として湯豆腐をたかろうとするものの、引き止められて失敗して足をぶつけた姫野さん。
ついでに、どうやら桂子ちゃんはまた置いてけぼりをくらったようです。可哀想に。

・あの屋台、まだ続いてたんだ。ごめん失礼だな。そしてネギの値段に悩む姫野さん。
今時、ネギって1本5円で買えるんですか……? それとも、業務用に買うとまた値段が違ったりするのかしら。それにしても5円以下はないだろう。1円でも安くって意味ならわかるけど。
そして目撃情報に対して文句を付けに来た木下さんに、「冗談ポパイのほうれん草だよ!」
「ポパイのほうれん草」はわかるんだけど、それと「冗談」がどう繋がるのかわからない私はゆとりなんだろうか……

・屋台放り出して、木下さん流の「あぶく銭」の使い方に付き合う。そのとき、洋子ちゃんが「お酒は適度に飲まれた方が……」って言ってたけど、君もこの前ヤケ酒飲んでたじゃない。アレとは事情が違うけど。
そして木下さんの行動にキレる姫野さん。これはすごく真っ当なこと言ってるけども、酔っ払い相手に何言っても無駄だって言うのは冒頭のあなたが1番体現してたのに、と思ってしまってごめんなさい。

・何故か朝っぱらからおみやさんの家にいる姫野さん、正直誰得なバスローブ姿を見せて登場。
そして、何故かすずさんには気に入られてる様子。これを見て、まさか姫野さんとすずさんの恋愛フラグが……と思ったけど、どうやらそんなことはなかったぜ!
それにしてもおたまさん、やたら細かくすずさんに色々と指示出して行ったんだなぁと考えると、なんだか嬉しくなったんですけど私だけですか。出演してなくても、ちゃんとおたまさんの存在はちゃんと作中にあるんだよ、と言ってくれたみたいで。

・そして、また美女に弱い姫野さん。涙見ただけで、コロっと落ちすぎだろう……
デートして木下さんを元気付けてご満悦。「京都生まれの江戸っ子」
正直、手前に映ってたカップル爆発しろと思ってたのは私だけじゃないと思いたい。
で、その後のCMの入り方がなんかおかしかった件。あの後の会話も聞きたかったなぁ……今回、大分アドリブ含めて削られてそうな場面があって残念だw

・姫野さん、木下さんのためにダメ夫に対して説教、殴り合いになって警察沙汰になっても、彼女のために男気を見せる。カッコいい。恋すると紳士になるとかカッコよすぎだろ……惚れるだろ、jk……
私女だけど、姫野さんになら抱きしめられてもいい。そんな感じでしょうか。

・犯人と木下さんに対して、おみやさんが言いたいところを全部奪っていいとこ取り。美味しいキャラだよなぁ、姫野さんって。

・最後、「失恋した俺を励ます」という名目でおみやさんにたかりに来る。
その時のおみやさんの反応は、ツンデレってことですね、わかります。
洋子ちゃん、アレはおみやさんなりのツンデレなんだよ。わかってあげて。

もうこれで今回の話の大半を書き終わった気はするけど、引き続きネタ拾い。

◆またOPが3話仕様(白いFile数が流れない仕様)。修正? それとも、交互に流してるの? どっち?
で、また1回目の提供バックが変わってる……?

◆全然関係ないけど、洋子ちゃんが言ってた週刊誌のタイトル「美人非常勤講師 10億円の課外レッスン」が、なんかオヤジが読むような週刊誌のタイトルだなって思った。女性週刊誌でもこういうタイトルの付け方するのかな……
デイトレードってそんな儲かるんですか。10億稼ぐって……株価の見方すらようわからん成人失格の私としては、もう別世界の話ですわ……ワンクリック10万……か……
その才能があれば、きっと真っ当に稼いでも上手くやっていけるんだろうなぁ。よくわからんけど。

◆500万の指輪なんぞ、とっとと売るなりしてさっさと給料払えばいいのになぁ と思った私はきっと負け組。
ついでに言うと、給料未払いの状態で店長の奥さんが500万の指輪なんぞしてたら、たぶん私ならキレると思う。
で、ペラッと目撃者の情報を喋ってるんだけど、洋子ちゃんそれはマズいよ。今回は特に何もなかったけどさ。相手が危ない人だったら、姫野さん死んでたかもしれんぞオイ

◆桂子ちゃん、現場から検出された物質とかそういう重要な情報はちゃんと刑事課にも教えてあげた……んだよな?

◆ヤケに老けた大学生だなぁ。木下さんは非常勤講師ってところで予防線張られてるけど。
先生が入っただけで億儲けるなんて、経済学部の非常勤講師すげぇ
夫がもっと普通の人だったら、3億あってもちゃんと暮らしていけただろうになぁ……
何はともあれ、ダメ夫の台詞にこのAAが浮かんだ。

       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \   今日もまた、
  |     (__人__)    |  冷凍コロッケの生産ラインを見る仕事が始まるお……
  \     ` ⌒´     /

◆桂子ちゃんのおみやさんセンサーの鋭さは異常
デートじゃないけど美女はいました。何回も電話かけたのに(しかもそれ、情報提供の電話なのに)スルーされてた桂子ちゃんカワイソス
何、おみやさん電話の電源切ってるの? マナーモード+バイブOFFなの?
地味に気づいたんだけど、桂子ちゃんから洋子ちゃんへの呼び方は「洋子ちゃん」で、洋子ちゃんから桂子ちゃんへは「桂子さん」なのね。ってことは、桂子ちゃんの方が年上なのかな。

◆ヤクザの元へ乗り込んでも物怖じしないおみやさん。前回も思ったけど、ただのいいとこのボンボンじゃねぇよなぁ、おみやさんって……
しかし、ヤクザの割には警察に協力的でしたな、榊さん。普通に紳士に見えたけど、あれが今時のインテリヤクザってヤツですか。わかります。

◆要するに、木下さんはだめんずうぉーかーだったってことだよね。欠点で繋がってるって、それはもう完璧にだめんずとだめんずうぉーかーの関係だよね。
能力はないし3億もの金も食いつぶすのに、プライドだけは高くて挙句、そのせいで衝動的とはいえ殺人までしちゃう。って、そりゃあもうだめんずどころの話じゃないよね。くらたまも雑誌への掲載を見送るレベル。だって笑えないもん。
正直、コイツが果てしなくダメ男になって、こうなるまで反省しなかったのは、奥さんである木下さんが甘やかしすぎてたところもあるんじゃないかなぁ。一種の共依存的な関係というか。
ラスト、奥さんに対して「これからも支えてあげてください」とか言っていい話っぽくまとまってはいましたけど、あのまま別れずズルズルと見守り続けさせても、余計関係性が悪化するだけな気がする。スパッと別れさせてやることが、2人にとっての最善じゃあなかろうかと思うんだがなぁ。

◆今回の事件の真相:ダメ男vs.インテリヤクザの恋の鞘当→はぐれ死
もう一種の様式美だよなぁ、この殺し方。いやもう別にいいけど。
被害者の坂本さんはヤクザと繋がってたり、色々あくどいこともやってましたけど、実はいい人なんじゃないかなぁ。いくら初恋の人のためとはいえ、あんなダメ夫に(若干厭味っぽいけど)忠告してやったり、里中さんに「誰にも言うな、先生が悲しむ」と言って事切れたり。いきなり声を荒げたところとかはスマン、笑っちゃったんだけども。
なんつーか、ひとつだけガチなのは木下さんのモテっぷり。いやまぁ、確かに美人だけど、姫野さん入れたら4人もの男が惚れて内3人の人生を無自覚に狂わせるって、それ1番タチの悪い悪女なんじゃあ。

姫野さんのキャラで45分持ってたけど、話自体はベタだしテーマも「過ぎたあぶく銭は身を滅ぼしますよ」という使い古されたモノなので、特に面白みなし。でも、今までの話の中なら1番素直に楽しめたなぁ。おそるべし姫野さんパワー。
でもまぁ、『おみやさん』ってこういうテイストがいいと思うんだけどなぁ……ご飯時なんだし、肩の力を抜いて、ゆったり楽しめるテイストがいいと思うんだけども。
次週は……次回予告の時点でもう嫌な雰囲気が漂ってるし。その上、脚本が森下さんだし。またえげつない話が来る予感しかしねぇ……なんだろなぁ。最近、全体的に刑事モノの雰囲気が暗くて重たいです。これ、やっぱり同局の人気刑事ドラマの影響なんでしょうか。もっと普通に楽しめる話を見たいよお。そう思った今回のお話なのでしたとさ。

タイトルとURLをコピーしました