【臨場】第5話 感想

臨場
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第5話 カウントダウン

ゲスト:織本順吉、中島ひろ子、秦由香里、野口かおる、阿南健治、カイくん

脚本:尾西兼一
監督:橋本一

すみません。「本感想は夜中」とか書いておきながら、その後、爆睡してしまいました……

今回の見所:カイくんの名演技

本当にすごいわ。今回の主役はカイくん。可愛かったし(*´∀`*)

……いや、中盤までは結構面白く見てたんですけどね……本日の役者さんは非常に皆さん芸達者で引き込まれてましたし。でも、終盤で一気に冷めた。


◆こっちだと、爺さん死んじゃったのか……そのせいもあるのか、笑いどころも殆ど無くてだいぶ湿っぽく暗い、重たい話になりましたね。原作とか、個人的には半分ギャグですよ。いやまぁ、後味いい話、今期には未だにないですけども。

◆カイくんかわゆぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
今回の方々、皆さん芸達者で演技上手かったのに、みんなカイくんの存在感に食われてた。欣也の声で喋ったわけでもないにも関わらず。なんか、ちゃんと演技する動物タレントって初めて見たかもしれん。いや、もう動物タレントじゃないな。動物役者だ。恐るべしカイくん。さすが禿電話のイメキャラ務めてないってことですか。わかります。
とことことことこって小走りだったところ、きゅうりがつがつ食ってたところ、メモ帳発見時の「ここ掘れワンワン」が個人的萌えポイント。

◆そういえば、一之瀬くんがいなくなったらあのOPも変わるのかしら。ちらっと映ってるよね? 来週確認してみよう。

◆一之瀬くんも、割とキリッと検視するようになったなってところで成長を感じたんですけど、死体だけに着目して、現場含めて総合的に物事を見ない頭でっかちなところはずっと変わらない気がする。倉石さんがヘンなのか?
で、その倉石さんは遺族の前で何やってんだよ。さすがに遺族の前でケンカ始めるのはマズいでしょ。
そのキレた理由→一之瀬くんの卒業試験
事件を試験にするな ってのは野暮ですかそうですね。事件を賭けの対象にしちゃう名探偵もいたし、いい……か……?
そういう事情もあって、今回序盤から中盤は余裕のカケラもない一之瀬くん。一之瀬くんは臨場における清涼剤というか普通の人ポジだと思ってたのに、バカにされてムキになって暑苦しい人の仲間入りしてるし……ただ、一之瀬くんのお怒りはごもっともだと思います。そりゃあイライラピリピリキレキレするわってぐらい、倉石さんが鬱陶しいです。もったいぶらずに教えてやればいいのにといつも思う。それ言っちゃうと、ドラマが30分以内に終わってしまうのでアレですけど。

◆やっぱり犬好きの倉石さん。でも、一応遺族がいるのに許可も取らずに面倒見ちゃっていいのかしら。いいのか。
娘さんには懐いていない、ヘルパーさんには懐いていたってのはいいんだけど、倉石さんにはいきなり懐いてましたよね。それはやっぱり倉石さんの特別なスキルなのかしら。

◆おっ、久々に「根こそぎ拾え」キタ。ただ、それを小坂さんが言うところが鬱陶しい。倉石さんはそういうこと、面と向かって一之瀬くんに言うキャラじゃないので代弁する人が必要なのはわかっちゃいるんだけど、鬱陶しい。ごめん、中の人は好きなんだけど、小坂さんも嫌いじゃないんだけど、どうしても反射的に出てくる言葉が「鬱陶しい」なんだよなぁ。
原作の『鉢植えの女』だか『赤い名刺』だかなんだかにもあったな、「倉石さんは俺に嫉妬してる」的な話。
一之瀬くんの戯言に説教する小坂さん、間違っていないのに鬱陶しいな。本当にごめん。

◆西田先生、やっと「かくれんぼ」にて倉石さんと飲めたね。よかったね。
しかし、「ボク」ってキャラじゃあないだろう。作中でもツッコまれてるけども。

◆やっぱり倉石さんはかわいこぶりっ子にしか見えない。
それを含めて、色々画面効果にこだわって撮ってるっぽいところとか、その他どこがどうとは言えないけれど、今回の演出は橋本さんっぽいなぁーって思ってたらやっぱりそうだった。

◆まぁ、ドラマだからなのはわかるけど、死体のあった場所に寝転がるのはどうなんだ。いいけど。
被害者の声を聞けるもんなら聞いてみたいと悩む一之瀬くん、そこに現れた倉石さんと話し、被害者へ思いを馳せる中で真相を見つけるっていうしっとりしたシーンは大好きだったのに、そこを破壊する小坂さん乗り込み。いや別にわざとじゃないんだけど、相変わらず小坂さんは雰囲気クラッシャー。
こういう役回りは、絶対に小坂さんか坂東さんだよな。しかもわざとじゃなく、真面目にやってるからタチが悪い。
坂東さんといい、もっとキャラクターを上手く扱ってやれよ……って悲しくなる。
余談ですけど、あんなところに落ちてた脱脂綿についた、涙の僅かな成分ですら解析する科捜研って、やっぱり現在、夏に向けて鋭意待機中のあそこですか。あそこも以前、似たようなネタ扱ってたしさ。まぁ違うよね、知ってるよ。しかし、科捜研は全国どこでもスーパー科学なんだなぁ。

◆人情展開というか、後味の悪いところ、「家族」が話の核になるところは今期『臨場』のテーマなのかしら。
原作からすると、だいぶ湿っぽい話になったな……原作とか、アレはラストがほぼギャグだしさぁ。
今回の話、終盤冷めちゃったのはなんなんだろなーって思ってたんですけど、簡単に言うと「娘たちが悪かったんですー。でも父親の本心を知って改心しましたー」っていう過程が、えらく唐突で安っぽく映っちゃったからかなぁ。全部娘が悪いんです! なシナリオにちょっと退いたというか。確かに娘も悪いけど、100%娘のせいかと言われれば絶対に違うと思うんだ。
なのにいきなり、娘さんたちが「ごめんなさい! ごめん父さん!」って泣き始めた時、何かと思った。だからか、家を売り飛ばさないでそこに住んで、家族+タロと一緒に住んで団欒エンドってのもしっくり来なくて。
そういうオチにするならば、最後の「ヘルパーさんが涙拭きました、ヘルパーさんが自殺を見過ごしました」っていうどんでん返しはいらなかったんじゃないかなって思うんですよね。アレだと、まんまヘルパーさんだけが割を食っちゃった格好で可哀想すぎる。タロが懐くぐらい、最後まで爺さんに親身になって悩んで苦しんだのにバカを見た、って感じで。
でもヘルパーさん、何か罪に問われるのアレ? 保護責任者遺棄罪? 自殺幇助? どっちにせよ、不起訴を余裕で狙えると思うんですが。せめてそうであってほしいと願っちゃうよ、あの結末だと。この前は立原さんも温情見せたんだから、是非今回もお願いしますわ。
どのみち、あの爺さんがギリギリのところで生きてたら、この結末でももうちょいマトモに見られたんだけどねぇ。そうなると、検視官の出番はないわけだけども。
ドラマ版の臨場はアレなのかな、はぐれ刑事を目指してんのかな。検視という硬い雰囲気と、人情風味という湿っぽいお話は、よっぽど上手く料理しないと面白くならないような気がするんです。まぁ、個人的にあまりにお涙頂戴なノリが受け付けないのもあるけど。
説教はアレだな、一之瀬くんぐらい薄い……というか、普通のテンションの人がすれば本当に普通だな。良くも悪くも、印象が無いとも言うけれど。
倉石さんとか小坂さんとか立原さんがやると、暑苦しくて鬱陶しい。それがいいときもあるんだけどさ。でも、説教に関してはこれぐらいでいいと思うんだよなぁ……最後に倉石さんが何か言うぐらいでちょうどいい。

◆何はともあれ、一之瀬くんは無事卒業試験合格。晴れて捜査一課への仲間入り。よかったじゃないか。本当に頑張れよ、一之瀬くん。あの見送り出し方はカッコよかった。
なかなかスーツ似合ってるじゃない。父さんもカッコいいもんなぁ。さすがだ。坂東さんとか立原さんにしごかれておいで!

◆エンドロール。
タロ:カイくん
さすがスタッフ、本日のドラマの主役がどなただったのか、よーくわかっていらっしゃる。

「実は自殺でした」っていう話に後味のいいものは望めないってわかってるとはいえ、今期『臨場』の後味の悪さ、暗さはなんなんだろうなぁ。前期も決して明るくは無かったけど、ここまでじゃあなかったような。
次回予告に一之瀬くんの後釜キタ
でもこの人も暑苦しくて鬱陶しそう。いきなり倉石さんにケンカ腰っぽいし。一之瀬くんみたいな、普通のテンションの普通の人ポジションがほしいよー
予告見て気づいた。そういや今回、五代さん出てこなかったな。

全然関係ないんですけど、公式の予告動画の前にあるオマケ見て、今度は爆笑しちゃいました。ゴメンなさい。
声だけ聞いてるとエロい気がする。動画にしちゃうとダメだ、うん……『おとり捜査官』の再放送見て、「ほそっ! かわいい! え!?」ってなった。あれが約11年前……
そして、その合間に流れた今週分の臨場の予告見て、「ああ……」ってなった。

オマケ:今回1番笑ったところ→途中の『同窓会』のCM、「お前らいくつだよ! 45だぞ!」
ドラマ自体見てないんで、アレ多分ギャグじゃないんだろうけどギャグにしか聞こえない。アレをCMの締めに使うな。たぶんあの声、吹越満だよね? 違ったらごめん。
それ、倉石さんたちにも言ってやれ。お前ら、作中の設定でも40超えてるのに怒鳴りすぎ。キレすぎ。落ち着けって。そのうち、吹越さんがデスクスローしにきちゃうよ。あ、それは別のドラマですか。そうですね。

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