【科捜研の女】2010年SP 感想

科捜研の女
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恐怖の200メートル狙撃 疑惑の体内弾道!?
矛盾する発射タイミング!! 京都~小豆島、逃げる女vs.迫る狙撃者の謎

ゲスト:清水美沙、西村雅彦、金子賢、辻村綾二、須田邦裕、黒田福美

脚本:櫻井武晴
監督:辻野正人

今回公式が特に変わってないので、一応これは新5の延長線上という解釈でよろしいのでしょうか。でも主題歌が最後に流れなかったのは、単発SPのお約束と言うことでよろしおすか。
しかしまぁ、サブタイ長いなぁ。しかも内容、終盤の展開に殆ど関係ないとか。
個人的に勝手に今日のサブタイ→『科捜研S』とかどうよ。『スナイパー』・『スパイ』、『宗教』・『信者』のS。ものすごいコジつけだしものすっごいネタバレだけど。


◆そういや今更だけど『科捜研』って、旧2以外OPらしいOPないんだっけ。あのばーんとロゴ出るのは、誰が考えたんだろう。カッコいいなといつも思う。
で、みんなの名前の字幕がない!
確か、08年単発SPの時はあったのに。それだけ科捜研の皆さんも、有名になったと言うことでよろしおすか。でもそうか、アレは前のシリーズ放送から1年以上間が空いてたからかね。

◆風丘先生の髪型がいい感じです(´∀`)
短くなってパーマもかかってて。レギュラーシーズンもこれぐらいでお願いしたい。
今回の美貴ちゃんの髪型が、誰かに似てるなーと思ってたらあれだ、『853』の綾松なみえちゃんだ。髪のパッチン留めとかゆるふわパーマな感じとか。昨年夏に比べたら可愛くなってたなぁ(*´∀`*)
妹がしきりに「プードルだ! プードルヘアーだ!」って言っててうるさかったです。今時はそんな呼び方をするのか。
それに対比してってわけじゃないですけど、マリコパパの頭髪が地味にキていた件
先週の土ワイよりはマシだったけど……日野さんで目立たなかったけど、所長も結構……あああ。
撮影時期が12月ぐらいだったらしいんですけど、かなり疲れて見えたなぁマリコパパ。1回露骨に台詞つっかえてたし、大丈夫でしょうか。
で、地味にマリコさんの化粧濃くなってない? やっぱ老けたなぁ、マリコさん。でも髪が伸びてるおかげかメイクのおかげか、夏よりは若く見えたなぁ。

◆『顔認証』(FRS)っていうシステムそのものは、元から色々なところに使われているんですよ。
『相棒』で画期的と言われてたのは『監視カメラとFRSを全国規模・リアルタイムオンラインで繋ぐ自動認証システム』なんだよね。そこがあちらさんとの違い。だからそこはツッコミどころじゃないのよ、とフォローしておくw
しかしまぁ、何にせよすごいシステムのはずなのに、こちらではスーパー便利グッズのひとつのような使い方と精度でしたよねぇ。
相変わらず防犯カメラも超高画質で分析できるし、うん、やっぱ科捜研はこうでないと。
ポリライトも持ち運び科捜研グッズも、相変わらずの高性能ですね。

西村雅彦の使い方が贅沢だと思っていたら、黒田福美の使い方の方がもったいなさすぎたでござるの巻
西村さん、普通にラスボスだし……いやぁ、黒田さんの使い方が本当に贅沢でした。まさか出演時間が、合計で10分前後だとは思わなんだ。絶対、宗教団体の教祖だと思ってたのに(´・ω・`)
しかも殺され方がエグいし。ライフルくわえさせられて殺されてた彼といい、やっぱアレだ。木8の方がエグいよ最近。

◆で、その西村雅彦っつーか相原さん、ひとりだけ画面から浮きまくってるから、最初から怪しさ満点。これ、ワザと? だったらいっそ、もっと早くにスパイだってことを明かしてもよかったと思うなぁ。
「ケーキをウイスキーで食べられます」とか言ってて、ああこの人も太るタイプかと風丘先生と打ち解けかけたときは、「あれ、気のせいかな?」って思ったのになぁ……準レギュラーにでもなってくれるかと期待したのに。
しかも、スパイするぐらいの肝っ玉と演技力は持ちつつ、案外アホの子だし。そりゃあ重要データのコピーなんだもん、ひとつじゃあ意味ないわ。そこまで考えが及ばなかった相原さんの負け。笹本はメモリーカードのこと知ってたのに、相原さんは知らんかったんか?
しかしピンポイントで刑事課と科捜研にスパイを送り込む辺り、京都府警の問題児コンビの怖さは、全国規模で知れ渡っていると見た。

◆今回の風丘先生が、髪型以外にもきゃわわ過ぎた件。
レントゲン写真見てふくれっつらっぽく頬を膨らませた風丘先生きゃわわ
マリコさんに謎の湿疹調べるように頼まれて、「私が……調べるんだ……」と呟く風丘先生きゃわわ
早朝5時に叩き起こされて解剖頼まれて、それでも引き受けてくれる風丘先生きゃわわ
そんなマリコさんがいる科捜研に、バウムクーヘン持ってきてくれる風丘先生きゃわわ
研究室から出てきたマリコさんの真似っこする風丘先生きゃわわ
「あら、風丘先生どうしたんですか?」ってマリコさんに言われても、呆れるだけの風丘先生きゃわわ
そんなマリコさんに付き合わされて「……私もやるんだ……」と呟く風丘先生きゃわわ
そんな風丘先生の出番が中盤以降無くなったのは、ものすっごい泣きたい。
まぁしかし、風丘先生の優しさとマリコさんの女王気質はガチ。私も人を5時に叩き起こしておきながら、「どうしたんですか?」って言える神経がほしい。
風丘先生、朝っぱらからテンション高いなぁ。徹夜明けに壊れるタイプか。
で、先生はちゃんとマリコさん以外の科捜研メンバーの名前を認識してるのかしら、と、ふと不安になった。
「あれ。いつもの甘いの大好きな文書鑑定士は?」
マリコさん以外を名前で呼んでるところ、ない……よね……確か。

娘を愛する母親ってレベルじゃない橘さん
ヤミ金融や暴力団と通じてて、トンデモスナイパー笹本や警察組織まで抱え込む巨大宗教団体相手に、決死の逃亡劇を図る彼女。そのガッツは凄まじいものでした。
土門さんから一旦は逃げるわ、笹本の襲撃から逃げおおせるわ、警察組織に信者がいると感づく上にマリコさんは大丈夫と見破るわ、そのマリコさんも信用できないと思い込むや否ややっぱり逃げ出すわ、笹本に一旦は捕まるものの逃げ出すわ。
下手な警察より知恵が回りそうなお方ですな。実際、やる気なさそうにフェリー内捜索してた兵庫県警・海上警察辺りよりはよっぽど頭良さそうだし。
しかもそもそも、娘を探してたら宗教団体の金の流れに気づいちゃって殺されかかるところからこの話が始まってるし、橘さんマジでパねぇ。撃たれても割と平気そうだったし。うん……母は強しってレベルじゃないよ、コレ。
あとゴメン、撃たれた橘さんの声がエロいとか思っちゃってゴメン私の心は間違いなく汚れきってる。
今回、長野県警・大阪府警・兵庫県警とかと連携してるし、宗教団体の裏に暴力団が絡んでいたりと、結構事件の規模デカいんだよなぁ。

私の目から見た「今回の土門さん」
・久々に部下刑事がつく。しかも2人。
よかった、土門さんは捜一からハブられてたワケじゃないんだね……
ひとり、浅尾刑事は宗教団体の手下でアレでしたけど。妙に目立ってたと思ったらスパイだもんなぁ。
もうひとりの子、アレ誰だ……妙に生意気っぽくて印象に残りました。レギュラーシーズンにも出てくれるかしら。出てくださいお願いします。

・橘さんを狙撃から守れた土門さんすげぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
でも逃げられる。しかも橘さんだけじゃなく、狙撃犯の笹本さんにまで逃げられる。
ゴメン土門さん、何だか犯人とかに逃げられてばっかりなイメージがあるわ本当にゴメン。パッと思い出せるだけでも新4初回とか新5初回とか……
やっぱアレだよ、単独捜査するから逃げられるんだよ。

・まさかの土門さん拡声器(パトカー)
私もあんな風に呼ばれてみたい

・警護対象を保護するためとはいえ、逮捕とかポリグラフ検査とか強硬手段に出る土門さん。
久しぶりにマリコさんとの対立クルー!? (゜∀゜) と思ったら、ものすごく素直に頭下げたよ土門さん。それだけ職務に忠実だし、マリコさんと科学を信頼してると言うことですか。わかります。
それに対するマリコさんの、土門さんへの信頼感もガチ。
「あの人だけは信頼できる」
「土門さんだけは大丈夫」

何かさらっとすごいこと言いませんでしたかこの人。これをさらっと言っちゃうのがまたこのコンビらしいし、それだけ信頼関係築いてるってことですけど。

・犯人に逃げられても、狙撃の腕は確かな土門さん。かっこええええええええええ
アカン、惚れてまうわー。

・科捜研のスパイ・相原に妹が襲われてガチギレの土門さん。
アメちゃん刑事時代並に、もっとしばき倒してやって! あんな可愛い私の美貴ちゃんにスタンガンとか許せんわコイツ

◆携帯電話の電話帳。土門さんをフルネームで登録してるのかぁ、マリコさん。上記の信頼っぷりと合わせて考えると、ものすごく心がときめくのだけど何故だろう。
じゃあ土門さんはー? なんて登録してるんだろうとか、そんなことをふと考えた。やっぱフルネームですかね。
あと、橘さんがマリコさんに電話かけた時、何で番号知ってるんだと思ったけど、取調室で会った時に名刺渡してたね。それ見ながら電話してたってことは、名刺に携帯電話の番号書いてるのかマリコさん。くれ

◆何あの一時代間違えたましたっていうような少女漫画。宗教団体が書いた布教漫画なのかなーと思いきや、本当に娘が好きだっただけなのか。

◆基本的に穏健派でありつつ、困った時には力を貸してくれる、『困った時の刑事部長頼み』が久々に。浅尾刑事を監察下に置いたところが最高潮。
それ以外でも、今回はちゃんと活躍して久々にカッコいいところを見せてくれましたね。新4最終回以来?

◆宗教団体と繋がっていた『ジョウダイキンユウ』ってアレか、『相棒』で色々やらかしてたアレか。っつか『ヨシトモコウギョウ』って……w

◆マリコさんからのメールの拡張子、zipで間違ってないはずなのに、麻呂のAAが浮かんじゃった私はもはや末期

◆今時、『居所自動送信アプリ』なんてモノがあるのかぁ。
それをインストールしておくマリコさんさすが。ただ逃げられただけの土門さんとは大違いですね!

◆まだ紙の時刻表を愛する所長に、ものすごく心動かされました。

◆日野さんの科警研研修すら宗教団体の陰謀。なにそれこわい
おそらく、日野さんの中の人のスケジュール的な問題でアレだったんじゃないかと思うのに、その不在感すら脚本で誤魔化してしまった と考えると今回の話すごくないか。もしかしてこの前提が間違ってる?
そしてラスト、回想シーンしか出番無いのか? と思ってたら日野さぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああん!!!!!
おかえり! おかえり!! おかえり!!!
やっぱ里帰りしてたのね。何か癒された(´∀`)
そうですよね。やっぱり『科捜研』には、日野さん出ないと締まらないよね!
ちゃんと家族サービスできたみたいで何より。うん、事件がないのが1番です。事件がないとみんなに会えないわけだけど。

結構小ネタはたくさんあったし、2時間退屈はしなかったんですけど、冷静に考えると事件自体はどーかなーと……
序盤でライフルくわえさせられて殺されてた市川さんでしたっけ、彼のこと途中から投げっぱなしだったよねー、とか(なんで彼に罪を被せようとしたのか、彼は宗教団体と繋がりがあったのかとか)
梶間弁護士をおびき出す方法があまりにもあんまりだった、とか
警察内部にスパイがいるっていうのは面白い状況なのに、イマイチそれを活かしきれてなかったんじゃないか、とか
ラスト、マリコさんと土門さんのやり取りからして『母と娘の繋がり』ってのはメインテーマだったように見えたのに、サスペンス要素とか逃亡劇に押されて描写が薄めで、橘母子が会ったときもなんだかなーとしか思えなかった、とか
正直書く要素が多すぎて、消化不良起こしてたんじゃないかな、とか

今回の話は始まりからしてトンデモだし、ノリと勢いで楽しむタイプの、どっちかと言えば新5初回に似た話なので、そういう細かいところにツッコむ類のものじゃないのかもしれませんが、やっぱり『科捜研』は1時間でナンボだと思った。
まぁ、色々ツッコみたい気持ちもあるのですが、それなりに楽しめたので野暮は言わないことにします。
とにかく、櫻井さん、本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んでください……で、『科捜研』『相棒』などの次シーズンにも期待しています。

あ、そうそう。せっかくラストでマリコママ再登場フラグを打ち立てたんだから、ちゃんと今度のレギュラーシーズンで再登場するように。
「あらマリちゃん。どしたの? え、父さんから? 別に何も聞いてないわよ。なぁに、急用? ……あ、テレビがいいところだから、切るわよー」←こんな台詞がしっかり脳内再生された、マリコママのキャラ恐るべし。
そしてもうなんつーかね、お約束だけどマリコさんと土門さんのあまりに自然な夫婦っぷりに、私の心がスナイプされた。
ちょっと! 何コレ! 何で笑ってるの土門さん。何でマリコさんとマリコママ気遣ってるの。そして電話終わるまでちゃんと待っててやってるとか、もうね。
そうか、もうマリコママ公認の夫婦なんですねわかりますわかります。
最も恐るべき狙撃犯はあなた方ですわ。マリコ+土門コンビ、櫻井+辻野コンビは最強やでぇぇぇぇぇぇ

それにしても、櫻井さんって銃と警察(と、今回は出てこなかったけど酒)好きだよね。あれ、何かこう書くとすごいハードボイルドっぽいぞ。

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