最終話 また逢う日まで!
ゲスト:杉本哲太、青山勝、桜田通
脚本:櫻井武晴
監督:森本浩史
加茂ちゃあああああああん!!!!
まぁ、薄々予想はしてたけど、やっぱ飛ばされたか……でも戻ってこれそう、かな?
しかしなんだ、今回の加茂ちゃんは本当に優秀でした。
それでも勇作ちゃん涙目展開にはならず、適度にお互いを立て合っててよろしゅうございました。
1時間で、ちょーっと駆け足気味かつ全8話なので描写が足らない部分もあったかなーという感じではありますが、個人的には概ね満足しております。濃い1時間でした。ありがとう。
DVD化も決定しちゃったし(木ミスとしては異例と言ってもいいのでは)、一応ハッピーエンドで終わってくれたんでよかったッス。見終わった後に笑顔になれる、これいいドラマの鉄則のひとつね。
あと気に入った理由のひとつは、
みんな可愛いよぉぉぉ!!!! きゅんきゅん!!!!!
……ふぅ。
さぁて。ノベライズも買ってきたし、読むかなー。
っつーわけで、今回の感想へ。
◆もうみんな、加茂ちゃんにデレデレですやん。
浜さんや雪子ちゃん、なみえちゃんはまだしも、真島さんも酒井くんも、あの武藤さんまでデレちゃって。
真島「俺たちは、加茂さんを信じたいです」
なるほど、5話で「信じることから始まる捜査だって、ある」と言われたのが活きてるのね。それに同意した雪子ちゃんも、確か5話でその話立ち聞きしてたもんなぁ。
6係の中でなら、真島さんの変化の課程が1番自然でわかりやすかったと思います。ある意味、6係の象徴は真島さんなのかなーと思ったり。
◆武藤さんのデレっぷりが本当にハンパないな
序盤で言った「法律遵守」が危うく発言ブーメランしかけたものの、加茂ちゃんの影響で「変わった」武藤さん。加茂ちゃんを信じて刑事を罠にハメたり、ひとりで現場に乗り込んで発砲しちゃったりと、加茂ちゃんもビックリするぐらい無茶したことで何とかブーメランを回避。
しかしまぁ、いくら考え方が変化したとはいえ拳銃片手に後先考えずつっこんだりするところを見るに、この人、実は1番加茂ちゃんと似てるっつーか『近い』人間なのかもしれんなぁ。考え方とか性格とかではなく、持っている『正義感』が。
で、それを最後に自覚したのかもしれんね。だからこその「次は私があなたを呼び戻します」宣言かなと。その時までにはもっと偉くなってないとダメだから、もうこんな無茶しちゃダメだよ武藤さん。
◆雪子さんがえらく熱血になってる件
まぁ、もう2~3話前くらいからそうだったけども、中の人の舞台的演技と合わさってすごく暑苦しい……いや、ホットな役柄になっておりますね。
これはこれで可愛いからいいや(*´∀`*)何か今回、雪子さんが可愛く見えたのは私だけでしょうか。加茂さんと話してる時の雪子さん可愛い。「もう目を離しちゃダメよ」と言われて慌てる雪子さん可愛い。うん、今の武藤さんから目を離しちゃダメだ。あの人、下手に権力持ってるから暴走したらすごいことになるぞ。
◆最後の最後まで浜さんは美味しいところをかっさらっていく男
『愛口』で銃器対策課の刑事たちに遭遇したとき、真っ先に不自然さに気づいたり、加茂ちゃんへの餞別が1話の煙草だったりなどなど、その飄々とした強かなキャラは最後まで変わらず。加茂ちゃんの『面白さ』に真っ先に気づいたのも浜さんだったし、なんだかんだでみんなのフォローに回ったりなど6係の裏ボスと言っても過言ではないと私は思ってます。
続編があるなら、おそらくレギュラー陣とか設定は変更されるんだろうけど(旧科捜研→新科捜研みたいに)、浜さんは間違いなく生き残る。というか加茂ちゃん除けば1番キャラがブレなかった人だと思う。中の人の存在感もあるんだろうけど、ものすごく美味しい役どころだし使いやすそうだもんなぁ。
◆なみえちゃん可愛い(´∀`)
加茂ちゃんが疑われた時の反応や、加茂ちゃんが移動になった時の名残惜しそうな反応から、なみえちゃんはツンデレということに決定致しました(私の中で)。続編があるなら、なみえちゃんも是非残してほしいわ……中の人が35歳だなんて、未だに信じられない……
そういえば、5話と比べてなみえちゃんの(しつこいけど中の人のではなく、なみえちゃんの)演技が上手くなってましたね。武藤さんと、桃子ちゃんについて話しているところです。
◆桃子ちゃんのパジャマ(´д`)ハァハァ
◆進一くんは不幸な子
確かに不幸なんだけど、それだけとも言い切れない情けないところ。でも基本的にはいい子なんでしょうね。
中盤、加茂ちゃんが「俺を恨んで生きろ」なんて言い出してどうしようかと思ったんですけど、結果的には否定する形になっててよかった(=進一くんは加茂ちゃんを頼りにすることにした=恨んで生きていくわけじゃない)。それは『副署長』で否定してたもんね。
とりあえず、しっかり生きて頑張ってほしいですね。
◆で、結果事件の黒幕は所轄の銃器対策係長、板倉さんだったわけですけど
事件の大きさから考えるに、これ所轄止まりとは思えないんだよなぁ。本部にあった押収銃が盗まれたとか言ってましたし、やっぱ本部も絡んでるのかしら。そこガンスルーでしたけど。
しかし、昨今の刑事モノでこれだけドンパチやらかしてるのを久々に見た。っつーても私、主にテレ朝の刑事モノしか見てませんけど。いつだったかちょろっと見たフジテレビ系の『東京DOGS』でしたっけ、アレで街のど真ん中でドンパチやってて「ありえねー」とか笑ってたぐらいです。
ここらへんとか、本当に70~80年代の刑事ドラマを彷彿とさせる作りでしたねー。廃倉庫で元相棒の黒幕と1対1の対峙、銃の撃ち合い……「アレ、これ木ミス……だよね?」と思ったもん。好きだぜ、こういう話。
ここでの描写、色々1話とリンクしてるのね。
・銃を突きつけられて「さぁ撃て」と迫り加茂「お前に撃たれれば名誉の殉職。別れた妻や娘に出る共済年金の額も違うってもんだ」
・銃を撃っちゃった人を上手く庇って加茂「撃ったのは俺だ」
それでも、板倉さんを捕まえるために「今までの物証を凌駕するような証拠」=自白をちゃっかり録音している加茂ちゃん。ハイテク嫌いの加茂ちゃんがハイテク使うなんて! 唯一扱えるハイテクが携帯だけだもんねぇ。
◆……あれ、『愛口』のお2人はガンスルーですかそうですか。
それにしてもマスター、大人しそうな顔して前科6犯・警官に掴みかかったりなど、結構やる男だったのか。今回はお咎めなし、ですよね? そうですよね?(´;ω;`)
サチコちゃんの肝の据わりっぷりは異常。いくら緊急事態といえど、あんなヤクザみたいな警官に包丁突きつけられるとはさすが刺した男と飲み屋やっているだけのことはある。地味にパジャマが色違いのおそろいで笑った。
◆生安コンビ、ちょろっとだけど出てくれて嬉しいw
続編があるなら、この2人も是非続投でお願いしたい。裏拳はちょっと笑った。
ゆうこりん脚本だと全っ然出番なくて寂しかったなぁ……
◆陽子ちゃんは京都地検のしょうちゃんみたいなもんだと思ってた
あの声が、サチコ役の人の声なのかな?
◆というわけで、ラストは再びやっかい払い兼ねて異動させられちゃった加茂ちゃん。みんなの寂しそうな顔で、何かすっごく心がきゅぅっとした。特に真島さん、なみえちゃんの可愛さは異常。加茂ちゃん……2ヶ月あまり、本当にありがとう! まさしく、「また逢う日まで!」。
舞鶴行ったのは加茂ちゃんの希望っぽく見えたけど、「前は山奥だったから今度は海が良いなー」なのか、やっぱり陽子ちゃんからどことなく離れたいという複雑な心理の表れなのか。
全8話だったのでかなり短く、『武藤vs加茂』から『共闘』までをしっかり描き切れていたかと言われるとちょっと微妙ですが、期間を考えると最善を尽くしたんだろうなー、という感じ。
この3ヶ月で、この6係+周りの方々に愛着が沸いちゃったので、単発SPでもいいのでまた是非この『853』ワールドを見せていただきたいところ。
そして、DVD発売決定おめでとう!!!!
木ミスDVD化って、『科捜研』の06年以来2度目じゃないか? 本当、異例中の異例ですよねコレ。おめでとうございますです。
スタッフ・出演者の皆様、3ヶ月間お疲れ様でした!
で、相変わらず科捜研のCMを打たないテロ朝は本当にいい加減にするべき。と思ったけど、公式が更新されたので許した。