【相棒 season8】第15話 感想

相棒
スポンサーリンク

第15話 狙われた刑事

ゲスト:加藤虎ノ介、村田充

脚本:戸田山雅司
監督:和泉聖治

めっちゃキャラ回ですなぁ。


◆捜査一課トリオのお昼ご飯事情
伊丹刑事ひとり寂しくにんにくたっぷりチャーシュー麺で毒殺されかかる いつぞやの轟刑事といい、この世界ではひとりでにんにく食ってると毒殺されかかる(しかし悪運で回避する)運命なのだろうか。
芹沢くん→金がないので持参(手作り? 彼女に作ってもらった?)
三浦さん→食堂のソバ美味いのにといいつつ芹沢の弁当を取ろうとする茶目っ気を見せる

◆にこやかに挨拶を交わす大小コンビと伊丹さんって、すごく珍しいものを見た気分。
昼飯食いに行ってただけなのに、部長の酷い八つ当たりを受ける大小が可哀想です。そういや、何気に部長と会うの初めてじゃね?>大小
それも含めて、今回の大小コンビは非常に目立っていました。台詞あったの、『鶏と牛刀』以来じゃないかね。

◆不謹慎な芹沢くん「ロシアンルーレットみたいッスね」などなど、そのペラペラっぷりは健在でございました。
ニンニクたっぷり食ってたのは、いつぞやの轟さんを見習ってのことなんでしょうかね。そういや、あの人も毒殺されかかってたっけ。あっちは挙句、色々あった末に捕まっちゃいましたけど。

◆右京さんの推理に強引さを感じたのはこれが初めてではないとはいえ、本気で状況が不自然じゃあないかい>ラーメン屋で砒素混入
ペットボトルに砒素混入も、車をロックしないまではともかく、ああいう周りに大勢人がいるところで随分思い切ったことやったよなぁ浜野さん。

◆城南大学って、亀山さんの出身だっけ? 出てくるの、何回目だっけか。
お約束とはいえ、回想シーンで誰一人として大学生に見えなかった上にブレザー着てたもんで、見返すまで非常に混乱していました。ま、それは私が無知でバカだからですね。ごめんなさい。

◆今回は伊丹回であり、神戸回であり、神戸を通しての右京さんage回でもあったんじゃないかなぁと車内の会話で思った。あそこは素直に名シーンだと思うよ。後に判明する事実含めてね。
しかし、小幡さん死んで浜野の妹が死んで、ってのは何か安易だと感じたなぁ。しかもそれで傷ついて負い目感じて殺人まで犯すって何だかなぁ。 「あんなロクでなしと縁切れて、妹ともどもよかったわー」と私なら思うなぁ。しかも傷心状態とはいえ、あの手紙ひとつで信じて殺人未遂って、申し訳ないんだが同情はできんなぁ。まぁ、そこは人それぞれなんでしょうけども。

◆お前は伊丹のストーカーか!>浜野
写真ベタベタ貼るのは、あれやり始めたのどういうドラマなんだろうなぁ。男と男だと、男女関係とはまた違うキモさがあるな。不覚にも伊丹の「うっわ……俺だらけじゃねーかよ……」には噴いた。
伊丹を退かせるほど、あれだけ張り付いてたなら、あんな不確実な方法じゃなくとも、いくらでも伊丹を殺せただろうに。そして何故、あんなに堂々と居間にニンニクと砒素を置いてるんだ。他の細かいところはともかく、なんていうかこの発見の仕方はセンスねぇなぁ、としか思えなかった……家宅捜索で発見、でいいじゃん普通に。
しかし珍しく伊丹が犯人取り押さえてましたね。いつも肝心なところは三浦さんが柔道で持っていくイマゲだったんだけど、神戸の助けがあったのもあるだろうけど怪我がなくて何より。まあ腐っても刑事だもんね。

「君にしては上出来ですねぇ」、亀山に言うならいいんだけど神戸さんに言うのは何か違和感あるなぁ>右京さん
先を越された負け惜しみですか? と思ってしまった自分は底意地の悪い人間。

◆だから「うっかり言っちゃった」ネタは本当にもうやめようよ……しかも証拠……微妙じゃないかなぁ、それ。
犯人が本当に小さくて執念深くてどうしようもない人間なのは、全然構わないんですけどね。だからあんな微妙な証拠でも落ちたわけですし。
しかしあの犯人の、小刻みに震えたりワザとらしい喋り方といい、「コイツ情緒不安定なんじゃあ」と思わせる演技は、なんていうかクセになるなぁ。
地味に三浦さんの、「はいっ、逮捕状出た」でなんかワロタ

◆最後、浜野へ謝罪する伊丹を見て「ああやっぱりキャラ回だ」と思った。
うん、神戸さんと伊丹さんの描写は素直に面白いと思った。
神戸さんが話した要人警護については、伊丹さんを素直にさせるための丸っきりの嘘かぁ。果たしてそれに、伊丹さんは気づいているのか否か。個人的には気づいててほしいんですが、どうなんでしょね。
それにしても、今回の神戸さんは前回に引き続き、活躍してましたね。
神戸「もう空気とは呼ばせない!」ってことですか、わかります。

◆地味ながらも暇課長は、相変わらずいい味出してたなぁ。ラーメンは大木さんの奢りって、あなた上司なんだから奢ってあげなさいよ。
あれ、中の人のアドリブかな? 右京さんと大木さん笑ってたし。

色々とツッコミどころ満載で強引なのは、キャラ回故のお約束として見過ごすしかないのかなー。
しつこいけど、キャラ描写は好きですよ。カッコいい伊丹さんが見れて、ファンとしては嬉しいです。
ただ、事件部分はちょっとツメ甘いかなぁ、と。
まとめとしては『ちょこっとメモ』に書いたように伊丹版・『殺人の資格』ということで。取調室で思いを吐き出す犯人とか話運びの強引さとか、やりたいことはすごくよくわかるのに、イマイチピンと来なかったことなどなど、色々彷彿とさせたので。
あと、細かい見所としては、伊丹さん始めトリオや大小、暇課長の細かい演技が見所だったかな。伊丹と特命が、準幹部たちに話を聞きに言った時の伊丹の苦々しげな表情とかさ。
改めて、舞台出身の方々の演技の細かさ、丁寧さには頭が下がります。すごいよね、本当に。見直してみると面白いですよ。

次回予告、久々に爆発キタ! しかも何か派手だ!
来週は期待できるかなー? でもサブリミナルと爆発って、どう絡むんだか。
そして脚本家の人、新規の方なんでしょうか。聞いたことない名前だなぁ。とりあえず、期待。

タイトルとURLをコピーしました