第13話 マジック
ゲスト:中村有志、クノ真季子
脚本:ブラジリィー・アン・山田
監督:東伸児
予告見た時点で今期4話『錯覚の殺人』みたいな感じを受けたので、そもそも期待はしてなかったんですけど、存分に笑いましたよ。なんだろうね、異空間というか異次元空間的な笑いかな。失笑とも言う。
ぶっちゃけ、『ちょこっとメモ』の一言で終わらせてもよかったかなぁ、と思ったんですが……
とりあえず小ネタ。
※今回の感想は、上記の文章で察してください。
◆いけしゃあしゃあと「発見者ですから」なんて言って、着いてくるなと言われても憑いていく、伊丹の背後霊と化した右京さん。いつぞやの『バードランド』でのぼやきが現実になっとるがな。
◆マジックに本気ではしゃぐ子どものような特命コンビ。やっぱり『錯覚の殺人』のデジャヴだなぁ。でもあっちの方がストーリーも演技もキャラもマシ。
◆スピンオフも終わったというのに、どうやらまだ元女房ネタを引きずっているらしい米沢さんと、離婚をしたいと『別れさせ屋』に相談を持ちかける右京さん。もちろん後者は、情報を得るためのカマかけなわけですけども。
◆事件の原因となった4年前にお弟子さんが亡くなった事故っつーか事件でしたっけ、あれのマヌケ具合は笑いどころと解釈してよろしいのかしら。しかしネクタイに火が点いたら、日常的に火を扱い慣れてる人でも多少なりとも慌てるだろうと思う私は間違ってるのだろうか。
◆男子高校生の部屋へ勝手に忍び込み、勝手に漫画を持っていき、勝手に人の日記を覗く成人男性(職業:別れさせ屋)
被害者、そっちの趣味でもあったんか。別れさせるのに対象の子をリサーチする必要はなかろうに。
◆味の違いがわからない男、角田課長。「黒かったらなんでもいい」ってこたないんでしょうが、まぁ、最近のインスタントコーヒーは美味しいからねぇ。でも10年近く特命のコーヒー飲んでるんだから、味は覚えておこうよ。
◆トリックのあまりのシンプルさ……バカバカしさも、笑いどころだよね。
確実性云々はこの際さておき(置きたくないけど仕方ない)、ああいう風に置くと、あの布も結構分厚くて重たそうだったし、自重で弛んだり落ちたりしそうだなと思ったんだけど。端っこを軽く固定してたのかしら。
※見返してみたら、折りたたんでましたね。じゃあ落ちたり弛んだりはしないか。でもなぁ……
◆「うっかり言っちゃった」ネタ、もう禁止にしませんか。今期だけで何回目?
あと、マジックの腕は父親を凌ぎ、見た目も悪くなくて頭もよさそうで、しかも有名マジシャンの息子で金も持ってると、とんでもなくハイスペックなはじめくん。君は色々と見すぎだ。市原悦子も真っ青。
その家政婦っぷりときたら、実はずっとつけまわしてんじゃないかと素で思うくらい。お父さんに理不尽な嫉妬心抱かれてたのに気づいてた上でもお父さんのマジックが好きだ、と言ったり、ファザコンなのか君は。いや、むしろストーカーなのか。
◆まぁ、やってるネタがしょぼいとかあまり売れてなさそうだなぁってのはどうでもいいんですけど、それでも嫉妬に狂ってどーちゃらするような人には見えなかったなぁ、今回の犯人。演技も微妙だったしさ。
ってか、ゲスト全員が棒読みチックで、そこがまた異次元的な雰囲気を引き立てていたような気がする。
◆次回のゲストはょぅι゙ょ。
あの子、ドラマ『マイガール』の子じゃないかしら。
ゲストの演技ももちろんストーリーも、全体的に無理やり・支離滅裂な回でした。なので事件については、これ以上コメントなし。体調のせいもあって、書く気にもなれないので。