【刑事ゼロ】第4話 感想

刑事ゼロ
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第4話 透明人間の殺人!? 空飛ぶ500万の謎!! 五重の塔が見た…京美人の涙

ゲスト:野間口徹、西原亜希、田中偉登、弓削智久

脚本:戸田山雅司
監督:田村直己

 今回のアンケート結果です。投票してくださった方、ありがとうございました!

 「密室殺人」トップ。
 食らいついたのは「見立て殺人」
 やっぱり、本格系ミステリではこの2つは二大ジャンル・二大ロマンだよなぁと思う。
 次回もおどろおどろしい村が舞台の事件らしいし、期待が高まりますな!

 そんなわけで今回!

OPまで

◆冒頭宴会。

 アレだ、『一課長』でお馴染みの事件が終わった後のアレだ!
 と思ってたら違うらしい。
 『安達本部長 ご退任を祝う会』
 『刑事ゼロ』の本部長は、少なくともこういうところにたくさん人が集まるような方らしい。
 どこかの「美しいハゲ」の方が同じような場を設けたら、どんな反応されるんだろうな……

◆時矢さんの「トリセツ」

時矢 「……誰?」(小声)
佐相 「捜査第二課の山田係長です。7年前のオレオレ詐欺を合同で捜査してます」
時矢 「7年前はお世話になりました、山田係長。どうですか? 最近、特殊詐欺の方は」
佐相 「……私は時矢刑事のトリセツですか。まあ、自分で言っちゃったんですけど……」

 自分の発した言霊に縛られるブーメラン女子の図。
 もはやこれ、「トリセツ」っていうか外付けHDDの域で笑う。しかも相手に不審がられてないってことは、佐相ちゃんの調書読み込みぶり・時矢刑事に関する事前調査が如何に正確かってことでしょ。意思を持った外付けHDDじゃないか!
 デジタル化社会におけるバックアップの大切さを教えてくれるやり取りだな……私も最近、長年使ってきたPCの調子がおかしいんで、バックアップをきちんと外付けHDDに移しておこうと思いました(小並感)。
 そんな佐相ちゃんも、事件面でのバックアップならともかく、警察内の人間関係のバックアップには若干お疲れ気味のご様子。

佐相 「交通指導課の河合巡査部長です。前に一度、合コンでお持ち帰りしたことが
時矢 「……!?」
佐相 「嘘です。初対面です」

 佐相ちゃんの小粋が過ぎる小悪魔ジョークに時矢さんも冷や汗。
 なんなの佐相ちゃん、おこなの? それともジェラなの? ジェラおこなの?
 佐相ちゃんがネタバラシするまでの数秒間、「やっぱりイケメンは信用ならねーな!!! 時矢刑事爆ぜろ!!!!!」って本当に中指立ててパンクに笑ってやる気満々だったんですが、やっぱり京都府警イチのイケメンはお持ち帰りとかしないのであった。隙とかまるでない。本当にイケメンってすごいな!

◆時矢刑事のファン

佐相 「ニュータイプ時矢刑事のリアルを知った私には今や理解できませんが、オールドタイプ時矢刑事には背川葉奈さんを筆頭に、本部内にファンも多かったですからね」

 時矢刑事信者過激派第一人者がなんか言ってるよ……
 普通のファンってだけなら、こうやって時矢さんのバックアップなんてそもそもできっこないんだよなぁ。
 「ファン」と「信者」は別の存在であるとするなら、佐相ちゃんの言い分もわからんではないけど。もはや佐相ちゃんは、時矢刑事も時矢さんもいいとこ悪いとこ全部ひっくるめて、時矢さんの信者だからな。かわいい佐相ちゃんを独り占め……トキヤユルサン……
 それにしても今回は「ニュータイプ」「オールドタイプ」で来たか。ここまで来ると、毎回違うんだろうか。もう毎回どう表現してくれるのか楽しみになってきたw 佐相ちゃんのボキャブラリーに惚れる毎回。

時矢 「ファン? じゃあさじゃあさ、さっきからあそこの隅で俺のことジーッと見てる彼も、俺のファン?」

 そんな中、会場の隅っこでぼっち、もとい今回のキーキャラ・但馬さんが時矢さんを見ていた。前回「ミスター行確」から降格してた現・時矢さんですら気づくストーカーぶり。見つめすぎじゃろ。
 しかも話が終わってみれば、時矢さんのこの「俺のファン」発言、決して間違ってないどころかドンピシャだから困る。時矢信者多すぎだろこの京都府警w

◆酔いどれ13係

 時矢さん以外、みんなベロンベロンで草。佐相ちゃんすら酔ってる。マトモなヤツいないのかよ!
 根本係長、酔うと気が大きくなるタイプらしい。奢ってくれるなら私も行きたいな……ぐでんぐでんに酔われると困るけどw
 このシーンでは時矢さんが犯人らしき男とすれ違う、という重要なシーンをやっているわけですが、そんな中でも目立つ内海おにいさんの声。
 酔ってるシーン設定の上に声の通りがいいもんだから、余計に目立つw ひとりだけ声の張りが別物過ぎて笑うw 顔映ってないのにひとりだけ何喋ってるかめっちゃわかるw すごいw

佐相 「時矢さーん! 歴彦! 何やってるんですかー?」

 佐相ちゃんみたいな年下女性に名前を呼び捨てにされたかった。トキヤユルサン……

◆昭和のDNAと平成の二日酔い

 ぐったりしてる佐相ちゃんと内海おにいさんかわいいな。お酒ばかりは体質の問題だししゃーない。たくさん飲んで慣れるとかいうのも、要するに脳を麻痺させてるだけって聞いたよ。
 福知さんと根本係長の世代だと、酒はガバガバ飲ませられてた世代なんじゃろな。それか体質的に元々ザルなのか。確かに恐るべしだなw 羨ましいとも言う。
 それ以上に脅威なのは、誰にも言及されてないけど二日酔いはおろか、昨晩も酔った素振りすら見せなかった時矢さんなんですけど。しれっとコーヒー飲んでる……
 あれは昨晩、お酒を飲んでいなかったのか(飲んでても少量)、或いはザルを超えたワクなのか……どっちでも時矢さんっぽい。どっちだろ。

◆透明人間!?

時矢 「透明人間は……ちょっと苦手かも

 アラフィフでこれが許される時矢さん。イケメンは得。イケメンはパワー。この世は無常。

1回目のCMまで

◆最新の画像解析ソフト

 たぶん、技術的にはもう現代ではほぼ同じことが可能なんだとは思う。
 で、客の顔から性別や年齢層を読み取る利点はわかる。
 が、それを画像処理と組み合わせた上で防犯カメラに組み込む利点はよくわかんないw ハッキング抜きでも、あんまりメリット無い気がするなぁ。客の来店時間帯と動線の把握のために、決してお手頃価格ではなさそうなソフトを組み込むのか……画像解析より、統計処理してくれる方面のヤツじゃアカンのん?
 それとも、これから発展していく次の段階への実験的な取り組みだったんかな。それを高価なものもある買取店でやるなよって話ですけど。
 アカン、話にあまり関係ないw

◆カラフル美人・背川さん

 ハイブランド(商品を売ってる中古買取店を冷やかすこと)が似合ういい(根性をした)女

内海 美人じゃないけど背川さんです……イテッ!」

 内海おにいさん、前から地味にそうだけど突然毒吐くよなw 割と怖いもの知らず感ある。なんじゃろ、若者年下感で許されてきたんかな。年齢は甘え。
 そんなこんなで、背川さんも冷やかし客認定されて消える。
 デデーン! 背川、アウトー!
 違う、これはどっちかと言えば同局の格付けだわ。映す価値なし。
 自分の勘違いも酷いし、この画像処理で消える背川さんの扱いも酷いw 冷やかしは客じゃない。これ世の中の真理。

◆時矢「SEと営業の兼務って、随分人使いの荒い会社なんですね」

 世の中のシステム開発系会社社員の半数が憤死しそうな物言いだな。
 時矢さんがストレートに、「お前の会社、ブラックだなwww」ってプギャーしてきたようなもんでしょこれ。後に告発を受けてどストレートに「ブラックだなー」って言っちゃうし。時矢さんに悪意がないだけに酷いw
 話が逸れた。
 でも北浦さんは警察が来たタイミングでブラックぶりを告発するという有能さを見せたわけですが。でも有能だったのはここらへんまでなんだよなぁ。その後は人殺しちゃうし、中学生にその殺人の罪を着せようとしたり、色々と酷い。罪をなすりつけられたのも、但馬さんに協力要請されたからっていう棚ぼたからだし。
 まあ、犯人として有能でいられても、それはそれで困るんだけどw

◆俺たち昭和アナログ世代

 根本係長、パソコンを打てない。
 じゃあ書類の類とかどうしてんの、と思ったら「ワープロは頑張ったよ」。ワードだけはできる、ってことか。頑張ったな!
 エクセルでかっちりした書類作るヤツは滅べ! エクセルは表計算ソフトだ! 印刷物を綺麗に作るソフトじゃない!
 関係ない。
 ここの福知さんと根本係長の掛け合いと見ると、絡みが初とかやっぱり信じられないw なんか、旧知の仲って感じがにじみ出てるように見えるんだよなー。でも初絡み。やっぱり役者さんってすごい。

◆3年前、但馬さんが13係にいた時の事件

佐相 「でも、今の話だと時矢刑事と但馬さん、結構いいコンビだったみたいですけど」
根本 「そうなんだよ! 福知と組むよりよっぽどいいじゃんって俺も思ったよ

 根本係長の軽いノリ好き。唐突に流れ弾を食らうはめになった福知さんおつ。こっそり内海おにいさんが笑い堪えてるの草。君も大変だもんなw

 但馬さんの胸ぐらを掴む時矢刑事。その光景を見てさっと身を隠す根本係長ひどいw 一応上司なのになぁ。
 ここぞとばかりに「時矢最低」論を後輩に吹き込む福知さん最低w 手の怪我とか嘘は言ってないけど酷いw

佐相 「私の知らない裏の顔があったんだー……」

 過激派信者が裏切られるとこうなる。推しに対しての愛情が反転した憎しみにならず害を加えなかったところは、佐相ちゃんはやはり模範的な過激派信者だなと思う。
 なんだよ「模範的な過激派信者」って。矛盾した日本語。
 それにしても、オールドタイプ時矢刑事のイケメンぶりがエグいな……スーツをビシッと着て真面目な表情してるとあんなに渋くなるものなのか。
 それだけ沢村一樹がイケメンで演技の幅が広いって話なんですけど。ニュータイプ時矢さんは可愛らしさがあるオジサンだし、『刑事ゼロ』は沢村一樹ファンにとってはひとつで2回3回美味しい作品なのかもしれん。カッコよさもチャーミングさも味わえ、それをきちんと演じ分ける奥深さも楽しめて、と。すごい。月9主演俳優は格が違うわ……

◆時矢・佐相コンビかわいい

 普段は頼りないニュータイプ時矢さんのお守りをするしっかり者の佐相ちゃん、と思いきや、マイペースなニュータイプ時矢さんの行動に振り回されてぶんむくれたりツッコんだりでかわいい。
 で、ニュータイプ時矢さんも電気が点いて死体に驚き、隣で死体に驚く佐相ちゃんにも驚く。かわいいかよ。驚きの連鎖がかわいいの連鎖。かわいい。
 でも死体を見て吐き気を催さなくなった辺り、初回よりも時矢さんは慣れ始めている。
 そういえば、今回は4話だけど、初回以来でようやっと2度目の死体遭遇だっけ? 2話は過去の事件だし掘り出された死体もくるまれてて見えなかったし、3話は誘拐事件だったし。初回の中で死体遭遇がもう一度あっただろと言われるとそうなんだけど。

2回目のCMまで

◆透明人間の殺人

 窃盗の時もそうだけど、「透明人間」の仕組みが但馬さんの説明通りの仕組みだとするなら、あんな綺麗に透明化するかは謎だよな。そもそも手に持った延べ棒なんかにも画像処理が適用されて、ちらちら透明化しそうではあるしw
 防犯カメラの映像をまじまじ見る際、眼鏡を外す内海おにいさん。ってことは、近視ではないんじゃろか。近視とかだったら外すのおかしいもんな。ここで時矢さんに負けじと若手イケメンぶりのアピールですよ。

◆キョートマンヘヴン

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

時矢 「知らないの? キョートマンヘヴン。『キョートマン7(セブン)』って言って、府警本部広報課のタクマさんっていう人が作った、京都府警のマスコットなんだけど、その時、一緒にカードも作ったんだよ。その中でも、キョートマン7の元締の神様・キョートマンヘヴンは現存するカードは十数枚に限られるから、『カード界のツチノコ』って呼ばれてるほどなんだよ」

 前回でも触れましたけど、これは『スペシャリスト』の主人公・宅間さんが広報課時代に作ったマスコットキャラ。しかも見立て殺人にも使われてます。っつーかメイン用途がそれ。
 『キョートマン7』『キョートマンヘヴン』のフォントが最高。そしてきちんと『スペシャリスト』に出てきた7体と同じ。凝りすぎぃ!


・キョートマンアイ
 攻撃力5000
 防御力4000
 【刑務官】
 大きな目玉で囚人達をしっかり監視!
 脱獄なんか許さない!

・キョートマンアンテナ
 攻撃力4000
 防御力5000
 【検察官】
 天下泰平を願う高くそびえるアンテナ。
 どんな犯罪も見逃さない。

・キョートマンウィング
 攻撃力7000
 防御力6000
 【刑事】
 真っ白翼でどこまでも!
 犯人追いかけヒトっ飛び!

・キョートマンテンビン
 攻撃力2000
 防御力5000
 【弁護士】
 公平貫く熱き思いで法廷に立つ!
 人権守ってどこまでも!

・キョートマンバイシクル
 攻撃力6000
 防御力5000
 【制服警官】
 リンリン走るよパトロール!
 街を見守る僕らの見方

・キョートマンハンマー
 攻撃力5000
 防御力6000
 【裁判官】
 判決下す決断のとき…
 悪い奴らに正義の鉄槌を!

・キョートマンバンザイ
 攻撃力4000
 防御力7000
 【国会議員】
 公約厳守で当選御礼!
 国民のために働くぞ!

・キョートマンヘヴン
 攻撃力10000
 防御力10000
 【全知全能の神】
 どんな悪事もキョートマンヘヴンは
 お見通し!


 キョートマン7、『スペシャリスト』の中で誕生秘話っつーかなんつーかが出てくるんだけど、それを知ってるとこうやって無邪気にはしゃげないから困る。宅間さん……
 なんかキョートマンテンビンだけ飛び抜けて能力が低い気がするが、このカード、一応攻撃力・防御力があるってことはバトルできるってことで、そうなるとやっぱりコンボを組むカードもあるってことだよな。コンボ組みやすいぐらいのメリットがないと、テンビンの使いみちがないよな……
 バイシクルの説明文は、普通にカードの方が間違ってます。見方と味方。誤変換は私もやらかすので、まぁ。でも仕事と趣味は違うし(言い逃れ)。
 ヘヴンは厨カード。しかもカード界のツチノコ。なんじゃろ、遊戯王でいうところの三幻神みたいな感じじゃろか。ラーの弱体化は泣いた。確かにアレはカード化不可能な能力だけど、原作の強さを返して!!!!

佐相 「っていうか、記憶を失った時矢刑事がどうしてそんなに詳しいんですか?」
時矢 「……そういえば、そうだね……刑事とは関係ない、趣味の領域だからじゃない?

 自分たちで自分のガバをメタくツッコむの、やめてもらっていーすかw 佐相ちゃんもそれで納得しないでw それやられると、視聴者としても納得するしか無いんですがw
 でも一応、ここで時矢さんは宅間さんに対して「府警本部広報課の」と現在形で言ってるのであった。過去形ではない=宅間さんが異動になったことを知らない(覚えてない)。
 連ドラは警視庁舞台だったからね。初回で10ヶ月追加でぶち込まれた宅間さん……
 ってことで、異動とかは記憶喪失の範疇。冒頭でも現在の人々の役職とかは記憶喪失の範疇だったので、一応そこの整合性はある。が、やっぱり判定が謎w ガバすぎるだろ時矢刑事の記憶w

◆並んで歩く13係の4人

 なんかいいなぁ、この並び。
 今回は13係の皆でわちゃわちゃ捜査してる感じが楽しくてよかった。名探偵のソロプレイも楽しいが、チームプレイも楽しいよねって。

◆河原でカードバトルする高校生

 私が学生の頃はカードバトルするのは陰キャというイメージ・雰囲気があったが、現代では普通に高校生が河原でバトってるのか……キャンパスの隅っこで最低限の単語のみで淡々と進行してるのを見た時は「すげぇ……」ってなった。
 やっぱりカードはヴァイスシュヴァルツっぽい。見た目は。ルールとかはやったことないから知らんけど。
 カード化されたのはキョートマンたちだけじゃなく、警察マスコット勢揃いシリーズみたいなのがあるのかもしれない。ピーポくんやポリスまろんで相手を殴れるかもしれないとか胸熱。犯罪者をぶち殺すカードゲーム……!

 河原に寝転ぶヤンキー高校生たちににこやかに絡む福知さん。適材適所感がすごいw メンチ切りでは負けない。だって本職だからね、仕方ないね。

◆出たよ、京都府警のトンデモデータベース

 但馬さんが優秀っていうか、これはデータベースが優秀なのでは……という気すらしてしまう。
 いや、画像のどの点を見るべきかとかは但馬さんの優秀ポイントだと思うんだけど……でもやっぱデータベースさいつよ、みたいな感想になる。情報において、数は暴力。パワー。

◆全く関係ないけど

 やっぱり『LIFE』は名曲だよな!(ANAのCM)
 ラジオで初めて聴いたときに、一目惚れならぬ一聴き惚れしたもんね。MONDO GROSSOいいぞー

3回目のCMまで

◆河原に正座させられる不良

内海 「勝負は一瞬で決まりました」

 相変わらず内海おにいさんの毒に笑う。でも睨まれてしゅんとしてる不良に毒吐きたくなる気持ちはうっすらわからんでもないw
 アスファルトの上に正座ってキツくない?
 時矢さんにまじまじ覗き込まれてるのにも笑う。カツアゲ・ダメ・ゼッタイ。
 しかし、「現存するカードが十数枚しか無い」カードの割に、2万円なのな……
 遊戯王だと、現存カードが数百~数千でも軽く4~5万超えてるイメージ。十数枚とかいったら普通に十万台とかいきそう。下手したら数十万かも。
 キョートマンが収録されたこのカードゲームシリーズが、どれだけ流行ってるかにもよるのかもしれんけど。でもレアリティの割に2万は安いよなぁ……それこそ、ネット上で転売した方が倍の値段つきそう。もったいない。
 いやでも、元々カツアゲも窃盗もダメですよ、ゼッタイ。

◆時矢「相手は中学生だぞ。もっとやり方があるだろう」

 但馬さんの言葉を受けて時矢さんの頭が冷えたように、ここは但馬さんの方が正しくて、やり方は過激だけどサイバーテロ+窃盗犯を見つけたという点では間違ってない。
 が、ここで掴みかかるぐらいの熱さが、記憶を失ってても時矢さんの中にはきちんとあるんだな……という胸熱シーン。普段は眠りこけてるんだけども。

 アニメポスターや複数のPCモニター。オタクのイメージが刷新されない現代の闇が深い……

◆佐相「シッ!」

 ニュータイプ時矢さんの脳細胞が回転し始めた瞬間、福知さんの言葉を遮る佐相ちゃんの顔が明るくなって手まで組んじゃってて草。ご覧、あれが推しを間近で見る過激派信者の顔だよ。
 なんだかんだ言いつつ、時矢歴彦の昔も今もひっくるめて推してるのは現状では佐相ちゃんだけですからね。うーん、ガチヲタぁ!

 で、13係+背川さんに協力要請するあざとい敬礼をするニュータイプ時矢さんに応えて、一応敬礼を返してるんだよな佐相ちゃん。CM突入でぶった切られちゃってるからわかりづらいけど。かわいい!

ラストまで

◆現場検証@透明人間

 殺人の現場検証で福知さんを被害者役に据える時矢さん酷いw ダダをこねる福知さんに若干笑いを堪えてる時矢さんも酷いw
 でも福知さんもなんだかんだノリノリである。っつーかこれ、本当の撮影時はひとり芝居なんだよな……とか禁断の想像をしてしまう。やっぱり役者さんはすごいや。

 犯人の北浦さんの追い詰め方もエグくて酷い時矢さん。わざわざ警察の前でボロを出させる時矢さん、えげつないよぉ……
 でも「警察を利用する」と表現するなら、犯人の北浦さんとやってることはそんなに変わらないかもしれない。会社のブラック体質やシステムの脆弱性を訴えたことも、警察内部に(たまたま)入り込んでそこで得た捜査情報を使って悠斗くんに罪をなすりつけようとしたことも。警察が見ているということの強さを利用した犯罪と謎解き。

 ……防犯カメラの映像の捏造は、あまり言及しない。よくわからんけど、いくらなんでも元になる素材がなければ捏造だってできないと思うんだが、「殺人犯」にできる素材はどこで手に入れたんだろう……盗難の際にあったんだろうか……

◆きれいな但馬さん

 事件解決と共に突然浄化されてワロタ。いや、笑っちゃいかんのだろうけど。
 そして本人が語る過去の真相。
 情報漏えいの常習犯がサイバー犯罪対策室の主任とか、なかなかブラックジョークがキツいよなw

 3年前のオールドタイプ時矢刑事のイケメン大喜利。ナイフの刃を握るってのはフィクションあるある描写だけど、あれは手の神経を切る可能性が高いのでやっちゃダメだって聞いた。
 あの場では既にナイフを持った婚約者さんを身体的に抑え込むことには成功してたので、精神的に宥めるには血を見せるショック療法しか無いみたいな判断だったのかもしれない。そのために怪我をも厭わぬオールドタイプ時矢刑事キャーカッコイイー

時矢 「但馬。お前の正義はバランスを欠いてるんだ。余分な感情は、時に新たな悪意や犯罪を誘発する危険を孕んでるんだ。
    (中略)お前がやっていることは、刑事の領分じゃない。お前には、事件を捜査する資格はない!

 ともすれば厨二病扱いされかねない台詞を渋く決められるからイケメンはズルい。イケメンはパワー。
 そんなイケメンも、20年間をぶっ飛ばされるとニュータイプ時矢さんみたいになるんですけど。現実は残酷。そりゃあ、佐相ちゃんも呆れて冷たい目線を送るわけです。
 それでも、正義のために犯罪を憎み、傷つく人を救おうとする根っこは同じ。ニュータイプ時矢さんだから但馬さんの浄化ができたってことなのか……
 ここにまた、時矢信者が新たに誕生した。イケメンは同性をも虜にする。
 時矢さんは“絶対に忘れない”但馬さんに「羨ましい」って仰ってましたけど、何よりそのイケメンぶりこそ羨望の的になるよな。イケメンはパワー。

ざっくり雑感。

 イケメン大喜利回。事件はまあ、「そうだよな……」の範疇だったんで。やっぱ『刑事ゼロ』は新本格めいてる話が面白いよー。
 20年間でどれだけの時矢信者を生んできたんだろう、というのが垣間見えた回。冒頭のパーティーであれだけ声をかけられてたところもそうだし、但馬さんという新たな熱烈信者を生み出してるし。何より、佐相ちゃんという絶対的過激派信者の存在が、オールドタイプ時矢刑事の存在の大きさを物語っている。
 それだけに、「じゃあなんでそんな時矢刑事が『刑事になんてならなければ』なんて言い出すのん?」みたいな、そういう初回の話に戻るんですけど。
 最終回付近は嫌でもその記憶喪失の謎に迫るんだろうし、その時にオールドタイプ時矢刑事の本音を知ることもあるかもしれない。
 その上でもう一度こういう時矢刑事ファン・時矢刑事信者の回想を見たら、また違って見えるかもしれませんね。

次回予告とか。

 500年前の殺人トリック!
 村に伝わる伝説になぞらえた、謎の転落死を追え!
 しかも、半年前の未解決殺人事件とも関わってる……!?
 どうなる歴彦!
 っつーかこのあらすじだと本当に某名探偵だぞ歴彦! おどろおどろしい新本格系ミステリのかおり!

 そんな感じで、次回以降も期待! しておりますよ!

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