【科捜研の女 2022】第1話 感想

科捜研の女
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第1話 新生・科捜研、衝撃スタート… 予測不能の連続人体自然発火!!


ゲスト:石黒賢、正名僕蔵、高田里穂、水橋研二、小宮孝泰

脚本:櫻井武晴
監督:兼﨑涼介


あらすじ

公園で起きた人体自然発火事件…被害者は、新たに科捜研に配属された君嶋直樹(小池徹平)の元上司・奥崎であることが判明。奥崎の研究室に在籍していた天才物理学者の古久沢(石黒賢)は、電磁波による自然発火の研究をしていた。やがて古久沢と奥崎の間に研究をめぐる確執があったことを知ったマリコ(沢口靖子)と土門(内藤剛志)は、古久沢に任意の事情聴取を申し出る。その矢先、マリコの目の前で新たな事件が起きて…!?





見どころ

◆映画みたいな映像の質感

 カメラを変えたんじゃろか? 画面が一気に映画みたいになった。これが……夜9時効果!(でも初回は夜8時スタート)
 画面が暗くなったと評判悪いところもあるみたいだが、これが初回だけの演出なのか、それとも今期継続の今後も続くようなものなのかはわからない。とにかく次回だな。
 ちなみに私は、あんまり気になってないです。


◆音楽も変わった!

 なんかオサレに、スタイリッシュになってる。これが……夜9時効果!
 まさか劇伴担当も枠変更とともに……とか思ったら、そこは変わらずの川井憲次さんでよかった。


◆科捜研、お引越し

 S11以来ですかね。約11年続いたあの秘密基地ラボにもお別れ。寂しい。
 引っ越し作業は自前。マジで!? ある程度は業者さんがやってくれないの!? 世知辛い……


◆呂太くん、ナレ卒

 ナレ死ならぬナレ卒。卒業回なしは普通に辛いな……そして、その進路自体はともかくとして、そのキッカケがS21のあの微妙個人回ってのも辛い。だったらもっと気合入った回作ってほしかったよ私は。
 呂太くんの進路は「文科省の科学教育官」「全国の小中学校に派遣される科学者」で、「教師と一緒に魅力ある科学の授業を作る仕事」「子どもの理科離れを防ぐための制度」だそうです。そうなんだ。
 この話、この時点では「ふーん」ぐらいに流していたんですが、今回の話のオチを知ったあと、劇場版をも踏まえて見返してみれば、呂太くんの進路は非常に重要な意味を持つような気がしてくる。
 今回出てきた古久沢さんも呂太くんも、未来を見ている科学者なのは同じ。しかし古久沢さんが「未来」のために子どもたちへの教育を選ぶかと訊かれたら、私はNOだと思うな。
 よく未来とは花に喩えられるけど、呂太くんのそれが花を1から育てていくものだとするならば、古久沢さんは未来の花をどうするだろうか。
 彼らが言う「未来」とはどんなものなのか。それを描く中で、呂太くんが再登場してくれたらいいですね。


◆クール&ダークな感じのOP

 カッコいい!


◆赤ジャンパーが紺ジャンパーに

 佐久間元刑事部長の忘れ形見が……赤ジャンパー、カッコよかったけどなぁ。赤ジャンパーだと大人の夜9時にはそぐわないということなのか。
 紺ジャンパーもカッコいいけどね! でも赤ジャンパーの「ああ……いいなぁ……」にはちょっと及ばない。たぶんそれは、私が佐久間元刑事部長が好きなせい。なので私が赤ジャンパーに未練たらたらでも、許してくださいw


◆新・物理研究員現る

 君嶋直樹さん。あなたは一発で変換できるので助かる。呂太くんや古久沢さんは辞書登録しました。
 久々のマトモそうな若者。いや知らんけど。なんか意味深なこと言ってましたけど。でも表面上はマトモ。乾くん枠ですかね。なんじゃろ、2連続で変人引いた日野所長が、さすがにちょっと懲りたんだろうか(冗談です)。
 しかし初日から容疑者扱いで鑑定禁止、なおかつ監察官聴取になるのは、なかなかアグレッシブである。本人に非は一切ないんだけど、運悪いな。


◆相変わらずの佐伯本部長

 時間が夜9時になっても相変わらずの佐伯本部長。いや、ややおとなしめか……?
 佐伯本部長に苦労させられる藤倉刑事部長も変わらずのご様子。大変ですな……
 ここでよかったのは、入ったばかりの君嶋さんを庇う日野所長。人の良さが出ている。やはり日野所長は素敵。抱いて!


◆変わらず屋上で捜査会議するマリコさんと土門さん

 土門さんの「言うと思った」も変わらず。カッコいい!


◆物理学者・古久沢さん

古久沢「我々は、未来の人類のために研究をしている。その理論で言えば、奥崎センター長は未来の人類にとって害悪だった。排除されて当然の人間だ。人類の、明るい未来のためにね」

 劇場版の加賀野教授の思想を、よりわかりやすく先鋭化したような古久沢さんの言い分。
 さっきも書いたけど、果たして古久沢さんは「未来」に対してどんなことをしていくつもりなのか。
 そして古久沢さんと対立するならば、マリコさんも己のスタンスをはっきりさせなくてはならない。マリコさんは「未来」に対してどんな風に向き合っていくのか。
 それが描かれるシーズン、だといいですね(願望)。


◆君嶋「人の心の闇を、科学で解明したくて……」

 なんだなんだ。急に厨二病みたいなこと言いよってからに。どうした? やっぱり君も変人枠か? 日野所長の頭痛の種案件なのか?
 と、茶化すのはともかくとして、こんなことを呟く君嶋さん回は今期に必ずあるだろうから期待。最終回とかになるんかな。古久沢さんとの本格バトルも控えてるだろうに、今期は初回時点でノルマがいっぱいだな……


◆風丘先生はシリアスクラッシャー

 いや、風丘先生はちゃんと空気読めるんだけど、空気読んだ上でそこまでの空気ぶち壊したりする。有能。
 そこまでのシリアスな空気に驚いてた視聴者たちも、風丘先生のとの掛け合いでホッとした方が多いのでは。あそこらへんは今までと特に変わらずだもんな。
 「変わらない」というのは、「変わる」ことと同等の価値がある。私はそう思います。なので、ここで変わらぬホッと一息つける空気を提供してくれた風丘先生は、本当にすごい。私はそう声高に主張したい。
 ……それはそれとして。

マリコ「わかりました。毛髪鑑定私がやります」
風丘 「尿検査は?」
マリコ「……?」
風丘 「私がやるのか……」

 嫌々ながらも、はいはい着いていく風丘先生が可愛かったのでメモ。風丘先生はチョロイン。


◆S21後の科捜研

君嶋 「すごいチームワークいいですね、この研究所」
日野 「そうだよ。みんな、勝手に鑑定してるんだよ。捜査員から頼まれもしないのに……早月先生まで巻き込んで、勝手に予算を使って……ああ~! いい加減にしてほしい!」
 こんなこと言う日野所長も、後にあんなことしちゃうわけなので、これは立派にS21最終回後の科捜研なわけですね。リセットされたところがあっても、ちゃんと引き継いでるところもある。


◆日野「いいさ。可能性を出し合うのも僕らの仕事だ」

 カッコよすぎんか今回の日野所長。素敵! 抱いて!


◆マリコさん、人の話聞いてなくて大丈夫?

君嶋 「生物学の環境DNA、物理学のネットワーク科学、機械工学の探査システムを使い、自然界における生物の多様性を探る……それが、僕たちのいた研究室のメインテーマでした」

 そう語る君嶋さんの後ろで好き勝手やってさっさといなくなる女性科学者たち。この世界の女性科学者、変人しかいねぇ!
 しかし「多様性」か……いや「自然界における生物の」と頭につくわけだが、古久沢さんの行いや思想とかは、その「多様性」の否定にはならんのだろうか。
 古久沢さん、よくこの研究室にいたよな……と、改めて。由井先生とかとは絶対ソリ合わないでしょw


◆土門さんの腕時計

 高そうやな。
 それはそうと、ここで腕時計を気にした意図はなんだろう? 最後の演出と関わってくるのは確定として、それが意味するものとはなんだろうね?


◆未来のためなら、リセットボタンを押しますか?

古久沢「だが山火事は本来、健全な森林を作るためのリセットボタンだ」
マリコ「は?」
古久沢「山火事のお陰で新たな植物が成長し、健全な森林を作っていく。もしかしたら奥崎の焼死も、健全な未来を作るための山火事だったのかもしれないね」
土門 「何?」
マリコ「山火事は長時間燃え続けて、森林に住む生物を焼き尽くし、森林も生物の未来も破滅させるものです」
古久沢「山火事が長時間燃えるようになったのは、気候変動で草木が乾燥し、土壌の保水力が落ちたせいだ。だがそれさえも、きっと科学の力で乗り越えられる」
マリコ「その気候変動を起こしたのも、きっと科学の力です」

 マリコさんは今までの経験から、科学を扱うのは未熟な人間であると思っているから、科学は万能ではないと思っているからこういうことを言うんだろうね。
 対して、古久沢さんは科学の力を盲信と言っていいほど信じ切っている。だからこんなことが言える。危なっかしい。だからこそ、あんなことをした。
 もし未来のためのリセットボタンがあるとして、それを押さないのがマリコさん。押せてしまうのが古久沢さんなんだろう。要するに、ドラえもんの「どくさいスイッチ」の話みたいなもんですかね。ちょっと違うかも。


◆マーちゃんの負けず嫌いに火が点いた!

 か、どうかは知らないです。

古久沢「つまり君は、科学的裏付けを何ひとつ持たずにここに来たということになる。私に科学ではなくくだらない会話をぶつけ、私が何かボロを出すのを狙っていたのかね? 榊さん、あなたは醜い。科学者として醜悪だ。科捜研の実力がこの程度とは。君嶋先生もくだらない組織に入ってしまったものだ」

 言わせたかっただけだろシリーズ。この御高説が始まった途端に設楽先生も逃げてるし、由井先生も止めてるし。周りの表情見てみろよ。古久沢先生はいつもこうなんだべか。
 こういうインパクトが先行してるセリフが苦手なんだけど、わかってもらえないだろうか。それだけ古久沢先生にとってはマリコさんへの科学者としての失望があり、それが先走ったと解釈できなくもないけど、だったらそれをぶつけるのはマリコさんの行動と何が変わらんのだともなるしな……
 櫻井さん脚本の時に、誰かと対峙する時には結構ありがちだと思うこのインパクト先行セリフ。S19の悪女回とか辛かった。


◆亜美「『結婚してない』みたいな顔してたのに……」

君嶋 「そんな顔、してました?」

 亜美ちゃん、甘いな。こういう甘系イケメンは、やることなすこと手が早いって相場は決まってるんだ(偏見)。もしかしたらバツ2とかかもしれんぞ(絶対違います)。

マリコ「亜美ちゃん。いいから早く」

 今回ばかりはマリコさんが正しい。

亜美 「『子どもいない』みたいな顔してたのに……」
君嶋 「そんな顔、してました?」
マリコ「亜美ちゃん。いいから早く」

 さっき見たぞこれ。


◆由井先生オンステージ

 由井先生の中の人は舞台の人なんだべか?(よく知らない) いや、演出が舞台っぽいってのはあるんだろうけど。沢口さんも君嶋さんの中の人も、結構舞台やってるから引っ張られてんのかな。


◆マリコ「いいえ。私がいたあのビルの屋上、広範囲を映せる広角カメラがあったと思う」

 マリコさんよく見てるよなシリーズ。観察眼と記憶力がホントすごい。サスペンス物の主人公あるあるなんだけどさ。


◆亜美ちゃんって甘党だっけ?

 コーヒーに砂糖なんぼいれるの。ちょっとびっくり。徹夜明けの表現ってことなんだろうけど、そんなに入れたら逆に眠くなりそう。


◆マリコ「君嶋さん。今すぐ出てってください」

マリコ「ここは無菌室です。涙で被験者の体を汚染させるわけにはいかない。私はまだ、才川先生の体から、聞かなきゃならないことがあるんです。出ていきなさい」

 まぁ、マリコさんはこの前の段階で「君嶋さん。それはあなたのせいではありません」って否定して(マリコさん本人にその意図はないだろうけど)慰めてるしな。ここまで言われるのはその後もグチグチ泣き言続けた君嶋さんが悪いw
 とかいうのは置いといて、マリコさんにとっては自らの職務を全うすること、声を発せられない人たちや物から科学的に声を聞くことが何よりその人のためになる、と信じているからこそのセリフだよね。

マリコ「聞けなかった言葉を科学で聞く。それが私たちの責任だと思っています」

 枠が変わってもマリコさんの芯は変わらない。マリコさんにとって科学とは、人と共にあり、人のためにあるものなんだね。


◆人体発火現象を目にすればそりゃあ……

 普通はフリーズするんよ。普通じゃない人が何名かいるけど。
 マリコさんはこの際置いといて(おい)、宇佐見さんも淡々と「恐ろしい映像ですね」じゃねーのよ、なんでそんな冷静なんだ。逆に怖いって。
 ここではフリーズしてる亜美ちゃんが正常だからな。亜美ちゃんはまだ人間。って書くと、マリコさんや宇佐見さんが人間じゃないみたいだな……いやでも、マリコさんは半分ぐらいそうだし、宇佐見さんも片足突っ込んでるかもよ? 非人間に。
 しかし、その後は亜美ちゃんもすぐに切り替え、視線解析ソフトや読唇術ソフトの使用を提案したりするんだけどな……やはり亜美ちゃんもこの科捜研に毒されている。


◆その入力は受け付けられません

マリコ「亜美ちゃん。この人の顔がわかるまで、拡大鮮明化!」
亜美 「………………」
マリコ「……は、さすがに無理よね」
亜美 「さすがに、窓に反射した窓の映像ですから……」

 この時の亜美ちゃん、入力を受け付けられないPCみがあってよろしい。よろしいのか?


◆日野所長も毒されている

日野 「もう~……刑事さんから何も頼まれてないのに……」
亜美 「……あれ? 所長、まだ鑑定すること残ってましたっけ?」
日野 「ちょっと気になることがあってね。引き続き鑑定する」
亜美 「誰にも頼まれてないのに?」

 日野所長も毒されてますな。誰にとかは言わないですけど。


◆蒲原「『なるほど……』じゃないですよ!」

 お前、マリコさんにツッコむとは偉くなったもんだな。今のお前に、初登場時のお前を見せてやろうか!


◆メインテーマキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 ここまでのぐっと抑えた音楽もよかったけど、『科捜研』っていったらやっぱりこれだよね! 溜めに溜めた分のカタルシスがすごい。
 マリコさんの回想演出。どうやら脚本の段階であったらしいけど、これはやっぱり櫻井さんが『名探偵コナン』の劇場版とかを書いた影響なんだろうか……うーん。
 カッコいいはカッコいいけど、毎回あったらなんかかったるいなw というのが本音。2時間SPだったらまぁ、ぐらいの気持ち。なくても別に困らないです。


◆亜美ちゃんの敬礼見送り

 それに応える君嶋さん。新たな敬礼のスタイルキタ。


◆土門「設楽の家を捜索したら」

 いや、他意はないです。他意はない。


◆才川先生、いい人すぎん?

 殺人犯かもしれない人の言うこと、素直に信じすぎでしょ。「警察に話す前にお前の弁明が聞きたい」とか「僕が自首したあと、この開発を引き継いでほしい」「わかった」とか。いい人すぎる……
 そんな才川先生を殺そうとした設楽先生ェ……ってことになります。奥崎さんがどんだけクズで殺されるに値される人間だったとしても、それは揺らがないですよね。才川先生を殺そうとした時の手口も手が込んでるしな……なんで奥崎さん殺したときより手が込んでるんだよ!


◆これが夜9時台の結末かよ……

 久しぶりの犯人死亡エンド。自殺はS11開始前SP以来ですかね……
 これが夜9時台のビターエンド。これから犯人がバカスカ死んでったらどうしよう……
 自らが信じる科学を自ら裏切り、殉教していった設楽先生。感電して燃えてもクリップを握り続けたとか、もうそれは宗教なんよ。
 彼の運命は、自ら開発した蓄電池を凶器に使った時点で、決まっていたのかもしれません。


◆同志を「殺して」まで求める「未来」とはなんだ?

 才川先生、一命はとりとめても「研究者としてはもう……」って、どういう状態なんだ。怖い。怖すぎるので、詳細はなくていいです。
 疑問なのは、才川先生は古久沢先生にとっては同じ科学者の「同志」ではなかったんだろうか。少なくとも、一緒の研究室にいた仲間ではなかったんだろうか。同じく「未来」を目指す人々ではなかったんだろうか。
 その才川先生を研究者として殺してまで「未来」を求めるのは、それは人がしていい行いなのだろうか。そんな危うさを孕んだまま、古久沢先生は去っていく。


◆土門さんの腕時計が割れた

 才川先生の研究者生命が止まった、土門さんやマリコさんに危機が迫る前兆、様々な憶測がありますが何を暗示しているのか。
 腕時計といえばやっぱり木場さんの腕時計が思い起こされますが、そうなると土門さん死ぬな……土門さん、とりあえず今期は生きてください。考察一課に取られて死ぬのは嫌だw(他局だよー)



雑感

 上にも書いたけど、劇場版の加賀野教授をわかりやすく、更に先鋭化したような古久沢先生。決着は最終回あたりに着けるんだろうな。面白かったです。
 面白かったけど、それはマリコさんがこれから先どういう「答え」を具体的に提示するのか興味があるからで、古久沢さんに魅力があったわけではない……と思う。インパクト重視のセリフ言わせるの、やめてほしいな。
 君嶋さんに関しては様子見。キャラもあるけど、別に今回はそんなに活躍ってほど活躍はしてないと思うし。仕事はしてたけど。
 書きたいことは大体、上に書いたので。どう見ても科学者としてマッドだよあんた! な古久沢さんが何をしでかすのか、それに対してマリコさんがどういう答えを叩きつけるのか、楽しみです。



次回予告

 vsAI。次回は戸田山さん脚本です。AIにハマってますね!?
 AIと融合する天才、っていうと、私なんかはコナン君の某映画(櫻井さんが加入するよりもっと昔のアレです)を思い出すんですが、一体どうなることやら。
 なんか次回はそんなに暗いテイストにはならない……のかな。どうなんだろ。



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