あっっっっっっっっっっつい!
何もやる気がわかなくなるなこれ。体調も崩すし最悪だ。
もっと最悪なのは、物語が意図せず打ち切られること。
詳しくは検索していただきたいんですが、『アクタージュ』というジャンプ漫画が打ち切りになりました。
原作者が犯罪を犯したせいで。
もちろん、打ち切りの判断は当然だと思います。明確な被害者がいる上に、ジャンプ編集部の発表通り、社会的責任の重さを鑑みれば、至極当然の判断ですよ。
しかも、犯した犯罪が強制わいせつ罪。女子中学生をターゲットにした卑劣なものです。許されていいわけがないし、おそらく、もう表舞台には戻ってこれないんじゃないでしょうか。
それはわかっている。
そして、ぶっちゃけてしまうと、そこまで明確な推し漫画というわけではなかった。ジャンプを読めるようになったら、読み始めて3~4番目ぐらいに読む漫画。
「明確に推しているわけではないが、人気がある理由はわかるし、たしかに面白い漫画」
これが私の『アクタージュ』観。
それでも悔しい。
舞台化企画も進んでいて、きっとこれからアニメ化とか他メディアミックスも計画されていただろうに。
きっとこれからのジャンプ漫画連載の中で、期待されていた存在だろうに。
何より、話もようやくメインキャラたちの目的が見えてきたり、新たな関係性を提示されたところだったのに。
印刷の都合だけれど、今号掲載分の最後にはちゃんと次号の展開予告が載っている。
それなのにもう、物語は紡がれることはない。
未完のまま、閉ざされてしまう。
こんな悔しくて寂しいことって、ないよ。
私は漫画にせよドラマにせよ、長期シリーズを好きになることが多い。
長い間続くひとつの作品を好きでいられ続けられるってのは、幸せなことなんだなぁ。
こうやって、作品外のところでアクシデントが起こると、簡単に作品は潰れてしまうんだ。
私たちには何もできないけれど、せめて作者さんたちがアクシデントに巻き込まれたり、トラブルを起こしたりしないよう、祈るしか無い。
ファン側も、巻き込まれない・起こさないを気をつける。
それしかできないけど、それが何よりの応援になるなら。
改めてそれを感じています。
そして、こうも思う。
何かが起こる前に、作者自らの手で物語を締めてもらうのもひとつの幸せなのかもしれない、と。
未完のまま、終わらぬ世界を眺めるよりも。
潔く終わってくれた方が、いい場合もあるのかもしれない。
物語にエンドマークを打てるというのは、実はとても幸福なことなのかもしれない。
そして思う通りの最終回なんてのは、夢のまた夢なのかもしれない。
そしてそして、それが読者や視聴者に受け入れられるようなものであるというのは、本当に奇跡のようなものなのかもしれない。
それを体験できる作者さんは、きっと、何よりの幸せ者なんだろうなぁ。
こういうケースの場合、ファンにできることなんて何ひとつないけれど、それでも何か、悔しさや寂しさを抑えられない。
女優・夜凪景が描く物語は、もう二度と見られないんだなぁ。
悔しいな。