第5話 背信の徒花
ゲスト:中村繁之、でんでん
脚本:徳永富彦
監督:橋本一
とりあえず3つ
・徳永脚本の中では1番マシ
・でんでんがよかった
・でも面白いかと言われると、ものすごく微妙
……何か周り見てみると結構好評で。いや、徳永脚本には前科(マグロとか9係・落雷花嫁とか)があったので期待値が下がりまくっていたせいもあるんでしょうけど。
シーズン8現時点の中では1番マシな話だと思うし、そこまでいちゃもんつけるほどじゃないんです。粗もあるけどまぁ、徳永だしと思えば許容できなくもない。粗があっても面白い話はあるし。ただ見ている側としては、全くテンション上がらない話だったなー。なんなんだろ、本当に。
ということで、今週もあまりあらすじは拾わず、小ネタ拾い中心で行きます。
◆土ワイのドライブシーンや科捜研の崖ダイブを超える超合成キター(゜∀゜)
と思ったら合成ですらなかった。あのモニターは持ち込んだものなのか、それとも備品を使ってるのかどっちですか米沢さん。
それにしても乗り鉄趣味発覚とか、何度目だ中の人フィーチャー設定。
神戸くん、「どこが面白いんです」って、本当空気読めないな君は。下手なヲタにそんなこと言ったら君、それこそ殺されても文句は言えねぇ
あの一瞬で三島さんを見つけだす右京さんは、相変わらずパねぇなぁ。
◆暇課長の認識 神戸=コーヒー補充係
いやそんなことはないんでしょうが、「ここで飲むから美味いんじゃない」って、特命は完璧にオフィスのオアシスになってるなぁ。組対5課限定で。
それに素直に従う神戸くん、君はパシられ体質なのかね。
◆本日もどことなく特命のパシリっぽかった伊丹語録
伊丹「私は元警視殿と違って、二階級も落とされたら階級無くなっちゃうんで」
(´;ω;`)ウッ
◆5年前の死体発見現場のやり取り
右京「君なら、そんな飛び降り方をしますか?」
神戸「いえ、それ以前に飛び降りません。痛いの嫌いなんで」
そういう問題じゃないよ、神戸さん。ここといい、今回の神戸は亀山や芹沢の幻影がチラついてたような。本当に帰ってもよかったんじゃね、今回は特に何もしてないし。
◆久しぶりに刑事部長と参事官のお説教来たな。参事官しどろもどろ過ぎる
無駄に遠いのはなんなんだろうね?
◆何だかやたら米沢さんが神戸さんにツンツンしてた件。
そんなにビデオをバカにされたのが嫌だったのか、と考えて、あの程度で済むんだから米沢さんは相当温厚なんじゃないかと思った。
私だったら多分、神戸にバカにされたらキレそうだ。
◆もう今までとか京都版CSIこと『科捜研』とかで慣れてるけどさ、あの鏡像の画像解析はありえねぇよなぁ。しかもあんな超高解像度。
とツッコんだらキリがないからいいけどさ、野暮だし。もうどんな刑事ドラマにも、1回はトンデモ科学捜査は出てくるものだと思ってます。
◆介護ホームのおばちゃんの驚き方、あれはねーよw
山村紅葉みたいだったぞアレ。
◆神戸をダシに「異動祝い」と称して取り調べ権を3分間だけ横取りする右京さん
しかもそれを、腕時計でキッチリ計る伊丹さん
何なの君ら、何を素というか真顔でコントしてるんですか。実はもう特命と捜一トリオは仲良かったりするのかね。そうでなくとも最近、トリオは特命のパシリ化してるしなぁ……
◆真犯人はでんでん。関係ないけど、前にも1度出てるよね『7人の容疑者』で。
豹変シーンとか上手かったなぁー、「大義名分に酔いしれるのは結構だけどよ、世の中そんな風には出来てねぇんだよ!!」とかもう完璧にただの悪役の開き直り。いや素晴らしい。
動機は立ち退き料の跳ね上げ目当て。いつぞやの芋掘り保育園思い出した。
久しぶりに、えげつないというか理想化されてない犯人来たな、清々しい。右京さんの冷たい突き放しも久々でよかった。
ただ死体引き上げとか死体遺棄のところとか、ツッコミ所はいっぱいあるが。
◆「1度根付いた木は、簡単に動かすことはできない」→実は根付いてなかった
何と言う皮肉。しかし根付かなかった木は枯れるというか、腐るんじゃないかね?
で、その根元を掘り起こすためにスコップ持ってくるくらいしか、今回活躍しなかった神戸くん。
本当に亀山か芹沢でもよかったような。
◆サブタイ『背信の徒花』の意味がラストに。
久しぶりに、ラストで『解決したが、やるせない』が流れてよかった。
「いずれ、見る機会があればと思いまして」……なんか怖い。裏の意味があるのかね?
もう正直、事件についてはツッコミだしたらキリないです。
・死体遺棄の件はどうなった。靴が屋上から見つかったのが自殺と断定された根拠のはずなんですが、どうやって中に入ったのよ官庁街のビルの警備ナメんな
・そもそもそんなハイリスク冒して霞ヶ関のど真ん中に捨てるより、自然一杯のあそこらへんの山中に適当に埋めてくればよかったんじゃね?
・井戸から引き上げるときに、ロープの痕とか色々痕跡残りまくりんぐだろうに。
そしてでんでんじゃあ、三島を引き上げるのは多分無理。
・介護ホームのお年寄りたちの悲哀でも書けばよかったんじゃないかね
何というか、徳永脚本はネタは悪くないのにスポットを当てるべき場所を間違っている気がする
死体遺棄したのは片山じゃね説がネット上にありましたけど(死体遺棄の時効は3年だから@『異形の寺』)、そんなことに加担するメリットは片山にはないし、逮捕されたでんでんがそれを黙っているのも変。仮にそうだったといても、それをちゃんと描写することでより話に深みが出たと思うんだがなぁ。あんな投げっぱなしジャーマンにするのは誰得としか。
というか、おそらくあの描き方からするに、徳永、また伏線投げやがったなとしか思えねぇ。
官制談合とかの政治色と、ちょっと後味悪い風味にしておけ的なラストで誤魔化した感じで、どうにも好きになれない話でした。
ただ今までの徳永脚本の中では確実に1番マシなので、このままレベルアップしてくれればいいですねとしか。何かもうストーリーについては語る気しねぇ、どっかで見たような話だし
来週はまた新規の脚本家か!
予告からしてもう画面青いし、すげぇ不安なんだけど大丈夫かな……期待はしてるんだけど。