第2話 未来のエネルギー
ゲスト:神尾佑、知念里奈
脚本:山岡潤平
監督:内片輝
感想遅れました第2話感想です。
話のスケールが大きくなっても最終的には親子や家族の人情話に落ち着くあたりが『9』シリーズっぽさ、なのか?
あらすじ
大臣に関わる連続爆弾魔の捜査を極秘裏に進めていた浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班。第2の爆破事件が起きた直後、3通目の脅迫メールが届く。そこには、さらなる爆破予告と共に「明日の17時までに過去の罪を認め辞任しろ」と書かれていた。一体、大臣の“過去の罪”とは何のことなのか!?そんな中、新たな爆破事件が発生!直樹が爆破に巻き込まれてしまうが…?背後にからむ国家規模プロジェクトの全貌とは?特捜班が真相に迫る!!
見どころ
◆ランニングマシンで軽く流す浅輪さん
さすがジャニーズというべきなのか、様になってるのが憎たらしいw
セリフを話しても息ひとつ乱れた様子ないし(いや実際は知らんけど)。くっそ、これが……イケメン……
◆青柳「嘘だろ? 浅輪……」
青柳 「おい、まだ(ベッドが)温かいよ……なんでこんな……なんだよ……浅輪! 浅輪! 浅輪ー!!」
浅輪 「青柳さん。青柳さん、青柳さん? どうしたの?」
青柳 「あっ……?」
浅輪 「えっ? どうしたの?」
青柳 「なんだよ、お前……!」
村瀬さんの時は意地でも泣かなかったくせに、浅輪さんのことになるとこうである。いや、ギャグシーンってのを差っ引いても、やっぱり青ちゃんは浅輪さんにはちょっと甘め。次の3話といい、それが顕著。
ここで青ちゃん筆頭に志保さん、矢沢さんも泣いてたのは明らかに村瀬さんのことがあったからであろう。その証拠に、由真ちゃんはひとり泣いてない。それは浅輪さんだってわかってるはずなのに、ケロリとした顔してんのは明らかな邪悪w
いやでも、今回はかすり傷だったとはいえど、下手したら村瀬さんの再来みたいなことになってたかもしれず。ホント、浅輪さんって悪運強いというか、東映刑事ドラマにおいてはナイフ最強だよねというか……
◆困ったときの公安
そして悪者にされがちであるが、今回はそこまでではなかった。なんかアホの子風味ではあったが。主人公チームじゃない限り、間抜けにされがちでもある公安である。なんだろ、東映刑事ドラマ、テレ朝刑事ドラマだけなのかな。よくわからん。
青柳 「班長が公安のことを内緒にしてたのは、なんかあった時、全責任ひとりでかぶるつもりだったからでしょ?」
初登場シーズンではあんなにツンツンしてた班長が、もはやここまでデレデレになっているという超いいシーン。でも確かに青ちゃんの言う通り、「今どきそういうの、流行りませんよ」なんですけどね。だめよ、そういうのは!
◆国木田「いえ、終わらせません」
キャー国木田班長カッコいい!
なお今回の活躍度。
◆三ツ矢くんは普通の人
そりゃ優秀なんだけど、なんだかんだ捜査になると超人になっちゃいがちな特捜班+αに比べると、やっぱり普通の人だよな……となる。
それがわかるのが居眠りシーン。捜査で忙しいのは他のキャラも同じなのに、三ツ矢くんだけ限界を迎えている……いや、三ツ矢くんが忙しすぎるのか……?
2回も驚かされて大変な三ツ矢くん。でもまぁ今回はめちゃくちゃ活躍したのでいいんじゃないでしょうか。見せ場あったし、中の人ファンも大満足でしょう。
それにしても、激務による過労死の話をやってるそばで、こんな激務でお疲れおやすみの人を描くブラックさ、どうにかならんのかw
◆志保「ここにいたの?」
志保 「連絡ちょうだいよ。遅いから何かあったのかと思って心配したでしょ? いっつもそう。今回捜査協力頼まれたこととかも全然言わないし」
村瀬 「操作情報は機密事項だから」
志保 「いやいや。私もその捜査、入ってるから」
村瀬夫妻のイチャイチャを見せつけられた。なんだこれは……
「何かあったのかと思って心配した」のは、やっぱり村瀬さんがああいう目に遭ったからであり、そこらへんはあんまり重苦しく描かれてはいないけど(描く必要もないと思うけど)、案外志保さん筆頭に特捜班のトラウマになってるんでは……と思った次第。
少なくとも、視聴者のトラウマにはなってるかな……
◆由真ちゃんと一緒に捜査
由真 「朝いきなり電話で『ちょっと一緒に来て』っていう距離じゃないですよ、これ」
そう言いながらも着いてきてくれる由真ちゃん、ミステリヒロインの才能ある。
由真 「で、その浦井さんと今回の事件と、何か関係あるんですか?」
浅輪 「ああ……どうだろう?」
由真 「……えっ? ……ええっ!?」
浅輪さんの係長エミュ。少しでも気になったことは調べていくスタイル。
私はこれ、『特捜9』S1どころか『9係』のS12の時から「係長エミュ」って言ってるんですけど、この度とうとう公式の登場人物紹介でも、「9係時代の係長・加納倫太郎の薫陶を受け、無駄と思える捜査にこそ大事な真実があることを実践する。」って書かれてて、やっぱりそうだよね! ってなるなど。浅輪さんは係長をエミュレートしてるんです。
ちなみに今期の登場人物紹介、結構面白いです。何が面白いかって、こんなにも特捜班の「家族感」を全面に打ち出しているところが面白い。視聴者がみんな感じていた、「特捜班って家族みたい」をそのまま文章にしているというか。
そこが今期の鍵になるのかどうか。たぶんなりませんが、でも今期は結構楽しみです。
◆三ツ矢「うーん。たぶんこれ、バイナリ変換ですね」
さらっと解いちゃう三ツ矢くん。今回大活躍である。へぽー、は聞かなかったことにしようw
モールス信号?とか思ってた私はIT音痴。トンツートン、かと……
しかし、解けてないのに3回のうち2回パスワード入力試しちゃう志保さん、大胆だなぁ。
◆見つけの青柳
青柳 「あったー!」
確かに、『9』メンバーの中で一斉捜索に役立ちそうなのは、青ちゃんの直感かもしれない。
◆今回のキュア浅輪
浅輪 「過去は、決して変えることはできません。でも、これからどう生きるかで、過去の意味は、変えることができるんじゃないでしょうか」
人の心を浄化するキュア浅輪。最近、初のレギュラー男の子プリキュアも登場したことだし、そのうちレギュラー中年男性プリキュアも登場するだろうな。しねーよ。
◆一件落着……?
段ボールの山が片付かない特捜班。矢沢さんのところは片付いた、のかな?
みんなのわちゃわちゃの中で、一番印象的だったのは青柳さんの「由真ちゃん」呼び。そっちなのか!
なんかこう、若い女性たらしの青柳さんらしい呼び方である。「高尾」かと思ってた。違うんだ……
志保 「片付けなんて、ゆっくりやればいいのよ」
そう言ってたら、今期のうちは片付かなさそうですね……OPにも段ボール溢れてるし、段ボールなしの特捜班部屋が見られるのは(気が早すぎるけど)来期かなぁ。
◆イチャイチャする浅輪夫婦
浅輪、爆発しろ。倫子ちゃんから速やかに離れた上で爆発しろ。
次回3話で真相が明かされるわけですが……他人の赤ちゃん使ってイチャイチャすな!!!!!!
雑感
国木田班長の暗躍があっさり終わってしまって残念だったなぁ。
新技術に国益、ときたらそりゃ『科捜研』S22なわけだが、あそこまでガッツリやれとは言わないけど最後には人情話に飲み込まれてしまうのは、『9』シリーズっぽさでもあり、残念なところでもある。かな。個人的には。
なんで人質が1001人だったのかとか、そういう細かいところはあんまり気にしたらいけないのかな……とかね。
まぁでも、『9』シリーズっぽい個人回の種をいくつか撒いた上で色々とキャラを描いていた初回・2話だったと思います。次回3話で浅輪さんの子ども(違)の真相が明らかに!
ここのネタが思いつかない時は、今期は段ボールでいいか……と思い始めている。